3年放置で真っ黒なガスコンロの汚れ落としは「研磨剤と根気」が必要でした

油汚れや吹きこぼれが蓄積し、ガスコンロをはじめ五徳などの部品に頑固な焦げつきや汚れが目立つ我が家のガス台。大掃除より一足早く徹底掃除を敢行! 結局効果的だったのは、研磨剤入りのクレンザーでした。いろいろ試した試行錯誤の様子をレポートします。

3年近く丁寧な掃除を怠ってしまい、焦げた油汚れがこびりついた我が家のガスコンロ。何でも食洗器に入れている私は、取り外しのできないバーナーリングの掃除をつい後回しにしていました。普段は、乾いたキッチンペーパーでふいたりふかなかったり程度で、油が飛び散ったベタつきや、お鍋の吹きこぼれが積み重なって頑固な汚れになっています。

黒ずみを放置したバーナーリングも年末までにはきれいにする予定。何度もあきらめかけながら、計4時間かけてきれいになった左下。

でも、結果的にこんなにきれいにできました。何年も放置した汚れは、どうやって落とすのが正解か、私の場合の結論を紹介します。

目次

とりあえず、いろいろ試してみることに

油汚れに強いジフとマジックリンは長年の愛用品。初使用は、カネヨの重曹ちゃんとそうじの神様シリーズのキッチン用アミタワシとおそうじクロス。意外に役立ったのは期限切れのシネマカード(笑)。

最初に試してみたのが重層掃除。ナチュラルな成分なので安心ですが、肝心の落ちはどうでしょうか? 普段から使っているマジックリンは、ネットで調べたラップで磨く方法でトライ。それでもダメだったとき用に、クリームクレンザーも準備。焦げをこそぎ取るヘラやタワシも準備しました。結論から言うと、何年も放置した汚れは、一筋縄ではいきません(苦笑)

まず、お湯で溶かした重曹で地球に優しい
汚れ落としにチャレンジしたけど
ほぼ汚れが落とせませんでした(涙)

ヘラにじんわりと汚れがにじむものの、こびりついた油汚れの固さは変わりませんでした。

最初はできるだけナチュラルに落としたかったので、弱アルカリ性で肌に優しい自然派クリーニングの代表、重曹でトライ! 熱を加えると成分が変化し、アルカリの効果が高まるという性質を利用し、水500ccに小さじ1の重曹を鍋に入れ、沸騰してから10分程度煮たら火を止めます。人肌ぐらいに冷めた重層液をキッチンペーパーに浸し10分放置。浮いた油を、無印良品で購入した「隙間掃除シリーズ・ヘラ」で削りとる予定でしたがびくともせず……。浸して削るを計3回繰り返し、最後にスポンジのタワシ面で20分ほど磨いてみたものの、力を入れやすい部分が若干薄くなる程度で終わりが見えず、やむなく中止。酸性の油汚れに効くのはアルカリ性とのことでしたが、ナチュラルなものでは歯が立ちません。でも、初期段階の油汚れならこれですっきりとれる気がします。

次は油汚れ用スプレーをかけて
ラップでパック。油汚れを浮かすはずも
頑固な汚れはびくともせず断念

10分ラップしてから約30分間こすり続けたものの、見た目は全く変わらず。ここまで黒くなると油に強いマジックリンもお手上げ?

油汚れに強いと言われている「マジックリン ハンディースプレー」は、ガス台に飛び散った油をふき取るため、我が家のガスコンロ掃除に欠かせないアイテム。バーナー部分に洗剤が入ると怖いので、カバーリングにふきかけるのは今まで避けていましたが、ラッブを使って浸透させれば液だれもなく安心。ラップをくしゃっとさせてそのまま磨くというやり方も簡単で、これなら継続して続けられそう。ただ残念ながら、今回は焦げつきが手強すぎたのか、ほぼ変化なし。落ちる気がしなかったので、繰り返すのはやめました。

結局、役に立ったのは「研磨剤」。
重曹漬け置きを間にはさみつつ
アミタワシでこすり落とせました!!

追いジフをしながらこすり続けていると、リングの周りから少しずつきれいに。重曹パックのときは、養生のためバーナー部分をキッチンペーパーでふたをしておきました。

最後に試したのが「クリームクレンザー ジフ」と「そうじの神様キッチン用アミタワシ」の組み合わせ。クリームクレンザーを塗布しながらアミタワシでこする、塗ってこするの作業を繰り返しつつ、合間にお湯でドロドロに溶かした重曹パック10分を1回はさみました。ペースト状にしたほうが濃度も密着度も高まって、重層液より効果が期待できるそう。すると徐々に地の色の面積が増えてきて、ついに終わりも間近。最後に助けられたのが使わなくなったカード。カードの角で削ると、わずかに残っていたこびりつきもザクザクとれて気持ちいい! 重曹パックとカードのやり方は、休憩中にネットで調べた方法でしたが、あきらめず続けて良かったです。

全工程にかかったのは約4時間!
五徳もガス台もぴかぴかに

作業中についた汚れも含め、ガス台はマイクロファイバーで磨きあげてすっきり。

我が家のカバーリングは特殊コーティングがされています。こすったときのキズが心配でしたが、不思議なほど無傷でした。仕上げには、水ぶきだけでぴかぴかになると評判の「そうじの神様 キッチン用おそうじクロス」を使用。

普段からたまに洗っている五徳は
重曹+ブラシ掛けで汚れが落ちました!

五徳は重曹を入れたフライパンで10分程度煮て汚れを浮かすと、柔らかくなった汚れがブラシで簡単に落とせました。

五徳は事前に掃除済み。日頃、食洗器に入れて洗っているので汚れは軽傷で、バーナーリングではかなわなかった、重曹のアルカリ力できれいにオフ。最後に五徳をセットして、3年ぶりのガス台徹底掃除が無事に終了しました。

汚れ落とし&仕上げにおすすめなのが
「そうじの神様」シリーズ

洗剤以外の掃除グッズで重宝したのは、SNSでも話題になっていた、そうじの神様のアミタワシとファイバークロス。網状の薄型なので、しつこい油汚れはもちろん、細いコップやお弁当箱の隅々まで届き、頑固な茶渋が洗剤なしできれいに落とせると評判。マイクロファイバーのおそうじクロスは肌触りがスムーズで優しいのが◎。水ぶき、乾ぶきどちらにも使えるので、キッチンに1枚あると便利です。

そうじの神様
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今回やってみて分かったのは、放置しすぎたハードな汚れを手早く処理するなら、やっぱりクレンザーが便利だということと、こまめに手入れしていれば、頑張らなくても汚れは落ちやすいということ。これからは、使うたびに油汚れをきちんと落として、いつでもきれいなキッチンを目指します!