子供が自分で片付けられた!「学習机の引き出し」我が家の運用ルール

子供の小学校入学を機に学習机を用意してから、1年ほどたちました。たまに机の中をのぞいて感じるのが、まだまだ自力で整理整頓するのは難しいということ。ならばと、収納法を工夫して、子供が自分で片付けられる手助けをしてみることにしました。生まれ変わった机の中をご覧ください!

目次

学習机の引き出しが汚すぎる!

お子さんの学習机の引き出しはきれいですか? 残念ながら、我が家はお世辞にもきれいとは言えませんでした。なぜなのか冷静に分析してみると、

  • 「片付けなさい!」と言われると、引き出しに紙やおもちゃを適当に詰め込む
  • 引き出しがごちゃごちゃなので、よく使う文具などはデスク上に置きっぱなし

まずは、この悪循環を打破しなければいけません。子供が自分で片付けられる引き出しということを考えつつ完成したのがいちばん上の写真です。ポイントは、

  • 文具はここ、アクセサリーはここなど目的別に場所を分ける
  • 勉強を妨げ、場所も取るおもちゃやゲームは別の場所に移動
  • 入れる場所が瞬時に判断できるように、引き出しと物を色でグループ分け
  • 子供自身が片付けることを考慮し、細かい仕切りは作らない
  • 適当に詰め込むのを避けるため、仮置きできるスペースを設置

新たな役割が割り振られた、それぞれの引き出しを説明していきます!

引き出し①と②
文具を赤と青の2グループに仕分け。
それぞれの色の引き出しに収納するという
シンプルな仕組みが成功!

頻繁に使う文具は、天板下の広い引き出しに収納することにしました。ここは高さがないので、ペン立てなどを利用した縦置き収納はできません。まず、引き出しに色画用紙を敷き、その上に滑り止めシートをのせます。滑り止めシートを置いたのは、開け閉めの際に、物が動くのを防ぐためです。子供には力加減の調整が難しいですが、これでいつの間にか中身が散らかっていたというリスクが抑えられます。網目状の滑り止めシートを敷いているので、引き出しの色がよく分かりますね。ここがポイントで、赤い引き出しには「お絵描きに使う文具」、青い引き出しには「工作に使う文具」を入れていきます。

買ったのは、滑り止めシート、色画用紙、カラーシール、ネームシール。全て100均で揃います。

文具にはまずラベルを貼りました。その上に赤か青のカラーシールを貼り、同色で名前も書きました。子供用の文具はカラフルなものが多いので、直接カラーシールを貼るよりも、白いネームシールなどを下地にすると、ラベルが見やすいですよ。ラベルと引き出しの色を合わせて、引き出しの中にしまいます。片付けるときに考えるのは、「どちらの色の引き出しに入れるか」ということだけ。迷うことが少ないので、子供でも簡単に片付けられます。文具は重ならないように並べると、滑り止め効果が得られるのに加え、全ての文具を見渡せて必要なものがすぐに見つかりますよ。

引き出し③
適当に詰め込むのを阻止する仮置き場。
新しいものはいったんここに入れて
定位置を決めることに

新しい文具など、しまう場所が決まっていないものは、子供は何も考えずに適当な場所に突っ込んでしまいます。それでは、せっかくきれいに整えた引き出しが台無し。そこで、引き出しひとつは、あえて仮置き場所にしました。しまう場所が分からない、片付ける時間がないというときは、ひとまずこの仮置きスペースにしまいます。こうすることで、他の引き出しは整頓されたままにできます。あくまでも仮置きなので、我が家では「寝る前に仮置きスペースを確認する」というルールを決めました。入っているものを正しい収納場所にしまい、しまい場所が分からないものは、新たな置き場所を決めます。この習慣を続けることで、引き出しの中がいつもきれいになりました。

引き出し④、⑤
残りの引き出しにはお気に入りを見やすく
並べて机に向かうモチベーションアップ!

残りの二つの引き出しには、子供の「お気に入り」を入れることに。ちなみに、教科書やノートは机の上や本棚に置いています。教科書やノートは目立つので、インテリア的には隠したいところですが、まだ娘は小学生。多少お部屋の雰囲気に合わなくても、すぐ手に取れる場所に並べたほうが良いと思いました。

引き出し④には日用品などを入れています。まず、ヘアアクセサリーを、大きなバレッタやヘアゴム、ピンの三つに分けて収納。空いたスペースに、財布、折りたたみ式の鏡、時計を並べました。子供自身が無理なく続けられるように、区切りをなるべく少なくするように気をつけました。

引き出し⑤は、「紙類」を入れる引き出し。紙類とは、友達からもらったお手紙、お絵描きの紙、紙の工作物などです。これまで机の中にバラバラに詰め込まれていた紙類を、集めてポケットファイルに入れました。引き出しの奥にはまだ余裕があるので、今後増えるであろう学校関連の書類も入れられそうです。

整理整頓の結果、私も子供も大満足!

整理整頓してみてどうだったか、子供に感想を聞いてみると、
収納する場所を決めたことで、片付けがスムーズになった!
~思い起こすと、保育園時代の片付けは、ただおもちゃボックスに放り込むだけ。小学生になったからといって、突然、整理整頓しなさいというのは無理な話でした(苦笑)。やはり最初は、大人がサポートすることが大切ですね。
思い入れがあるお絵描きや工作、お手紙などを、きれいに保管できて嬉しい!
~ポケットファイルに入れるだけなら、苦労せずできるとのこと。
引き出しが可愛くなった!
~想像していなかった感想です。カラフルな引き出しを見ると、楽しくなってくるようです。今回は赤と青の画用紙で作りましたが、色は好みに応じて選んでみてください。

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なお、鉛筆など文具のストックや雑貨、おもちゃ、ゲームグッズなどは、場所を移しました。引き出しを機能的に使うには、余計なものは入れないほうがいいのと、学習机では、勉強や作業に集中してほしいので、誘惑はなるべく遠ざけたかったからです。小学校低学年の子供が自力で片付けるには、シンプルさがポイント。慣れてきたら、市販のトレーで細かく区切るなどして、必要に応じてレベルアップしていくと良いでしょう。まずは手軽な方法から、整理整頓の大切さを伝えてみてはいかがですか?