使えない場所がないと言ってもいいほど、どこにでも使えるクレンザー「ハイホーム」。日本テレ「月曜から夜ふかし」の実演販売特集で紹介されると、マツコ・デラックスさんがその汚れ落ちに感動し、即買いしたほど。ハイホームの使い方、その実力を愛用者に聞きつつ、自分でも試してみました!
インスタなどで掃除ネタを探していてよく見かけるのが「ハイホーム」を使った投稿。クレンザーのようですが、これが見事にきれいになっているんです。
目次
SNSで感動の焦げ落とし体験を
紹介している人、多数!
ハイホームの使い方はいたってシンプル。スポンジや布などにハイホームを小さじ1杯程度つけ、汚れに直接こすりつけるようにして落とします。最後に水で洗い流すか、乾ぶきをするだけ。
レンジにこびりついた
溶けたラップの焦げがきれいに!
オーブン機能でグラタンを焼いた後、ラップをかけた食品を入れてしまい庫内の熱でラップを溶かしてしまってできた汚れ。長年こびりついて気になっていたという@miil_roomさん。「いろいろな洗剤で試しましたが一向に落ちず、気がついたときには焦げが重なり最悪の状態になってしまいました。ハイホームはシンクの水あか取り用として購入したのですが、使い方を調べてみたら『焦げにも強い』とあったので、レンジの焦げに使ってたみたのです。そしたら見事に落ちました!」
インスタで多く見られたのは、ラップにハイホームをつけて汚れをこすり落とす方法。これは、スポンジだと、ハイホームを吸い込んでしまって、汚れ落としの効果が落ちるから。ラップなら研磨剤を吸収することがないので、効率的に汚れが落とせます。「レンジは洗うことができないので、多めに水を含ませたキッチンペーパーで汚れごとハイホームをふき取り、念のため、除菌スプレーで2度ぶき仕上げ。ハイホームが焦げと混ざって茶色くなる様子から、汚れ落ちが実感できました。何をしても取れそうになかった焦げが落ちたときは、本当に嬉しかったです」
気がつくと付着している
フライパン底面の頑固な汚れ落としに!
@_mii_cleanさんは、鍋や五徳など金属同士がこすれて付着した汚れにハイホームを使っているそうです。食材が触れるわけでもないのに、意外と頑固な汚れが付着するフライパンの裏側もハイホームできれいに。ラップにハイホームを少量のせ、クルクルと汚れをこすった後に水洗い。「落としきれなかった汚れには『ステン焼け一発』という業務用洗剤も使いました。フライパンがぴかぴかになって大満足です」
愛用の天ぷら鍋の外側に
10年蓄積された焦げ取りに挑戦
10年愛用している天ぷら鍋。ときどきクレンザーで磨いていたそうですが、しつこい焦げはなかなか落ちずに、蓄積していました。この焦げを@shiho7716さんは、重曹×ハイホームの合わせ技で焦げを撃退。「重曹を入れたフライパンに水を張り鍋ごと煮てから、ハイホームで鍋側面についた焦げを落としました。10年選手の天ぷら鍋がよみがえりました」
実は60年近く愛されるロングセラー。
他のクレンザーにはない細かな粒子が
汚れをきれいに落とせる秘密
練りタイプのクレンザー「ハイホーム」の発売は1936年。プロを中心に支持されている超ロングセラー商品です。「実は一般家庭への認知度が上がったのは、2013年に日本テレビの『月曜から夜ふかし』に取り上げられてから。ハイホームは温泉の『湯の華』と同じ珪華石が原料で、油汚れや水あかに強く、金属製品、鏡、ガラス食器、陶器の洗浄や、キッチン、洗面所、トイレ、バスルームの掃除など幅広く使えます。また研磨剤の粒子が細かいので、素材に傷をつけずに汚れを落とせるのが特徴です」(日本珪華化学工業 代表取締役 林 孝さん・以下同)。ほぼ何にでも使えるそうなので、あえて使えないものを伺うと、最終コーティングに油を使用しているもの(革製品やうるし製品など)や、フッ素樹脂加工のもの、くもりり止め加工がされた鏡くらいだそう。「くもり止め加工の鏡は、薄いビニールの膜が貼られている状態なので、ハイホームを使うとその加工が剥がれてしまいます。テフロンなどフッ素樹脂加工のものも、経年劣化で加工が薄くなっている場合、そこにハイホームを使うと傷がつく恐れが」。また注意してほしいのはカーペットに使うとき。「染み抜きをするつもりで使うと、その部分だけきれいになるので悪目立ちしてしまいますよ」。思った以上にきれいになるので、目立たない場所での試すのがおすすめとのことでした。
〈林社長の寸評付き!〉
我が家もハイホームにチャレンジ。
汚れ落ちの快感が止まらない
クレンザーには研磨剤が含まれています。「ハイホームで使っているのは珪華石を粉末状にしたもの。それに水分と石けん成分を加えただけなので、環境にも肌も優しいのが特徴です。掃除をするときの摩擦で、珪華石は5μ(ミクロン)ほどにまでつぶれて、汚れの細かいスキマに入り込みます。しかも珪華石は、石けん成分のアルカリと混ざると洗浄力がアップする性質があります。そのため軽くふいただけできれいに汚れが落ちるんです」。ちなみに一般的なクレンザーの研磨剤はつぶれても30~100μほど。ハイホームは微粒子レベルまで細かくなるから素材も傷がつきにくいそう。実際にハイホームを使って、家中を掃除してみました。もう落ちないとあきらめていた所が見る見るきれいに。見た目ですぐ分かるので、家族からも大好評でした。
◆ ヤカンやトースターの焦げ ◆
長年放置した汚れは落ちにくい⁉
「こびりついた焦げもハイホームで落とせなくはないですが、少々時間がかかります。それなら漬け置き洗いができる中性洗剤を使うほうが早いですよ」。逆に言えば汚れがこびりつく前にハイホームを使えば、新品のような状態が長くたもてるということ。
◆ バスルームのうろこ汚れ ◆
水で流すより乾ぶきがおすすめ
「ハイホームで鏡を磨いたとき、本当はシャワーで流さず、乾ぶきをしてみてほしかった(笑)。 残った石けん成分が油膜を張り、鏡がくもりにくくなるんです」
◆ キッチン用ふきんの汚れ ◆
布製品についた汚れにも使えます!
「ハイホームは布にも使えます。シャツの襟元や袖口の黒ずみ汚れも落とせますよ。ひどい汚れはハイホームを歯ブラシなどにつけて、布を傷めないように注意しながらこすってみてください。ただし黄ばみは落ちません」
どこもかしこもきれいになるのが楽しくて、気がついたら3日間でハイホームが半分以上も減っていました(笑)。
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うっかりふたを忘れると、ハイホームが乾いてしまうことがあります。「もし固くなってしまったら、大さじ2~3杯の水を入れてひと晩寝かせます。これを繰り返すと水分がなじみます。ハイホームが練れる状態になればまた使えるようになりますよ」。ハイホームを使って、家中が輝きを取り戻す瞬間は快感そのもの。ぜひ皆さんも味わってください!
取材したのはこちら
日本珪華化学工業は公害が大きな社会問題でもあった昭和38年に、有害性が心配される合成界面活性剤、リン酸塩、蛍光剤、着色料、脱色剤、香料などを一切しない独自の方法で、人や環境に優しい洗剤「ハイホーム」の製造・販売を開始。環境問題を真剣に考えた商品の数々を世に送り出しています。