2週間ごとの引っ越しも可能。住み放題のサブスク「ADDress」で暮らし方が変わる⁉

2020年日本サブスクリプションビジネス大賞にて優秀賞を受賞し、注目を集める定額住み放題サービス「ADDress(アドレス)」。サブスクについに住居も登場。生活の変化や気分によって、自由に住む場所を変えていけるなんて、今までなかったこと。その中身について詳しく聞いてきました。

テレワークやオンライン会議が推奨される昨今、人が多い都市部の狭い家でテレワークをするより、自宅とは別にもうひとつの拠点を構える「デュアルライフ(多拠点生活)」に興味を持つ人が増えています。今回取材した「ADDress」は、敷金、礼金などの初期費用なしに、定額制、月額44,000円(税込)を支払えば、全国120以上(2021年1月現在)の物件に自由に住める、多拠点コリビングサービス。「当初の会員は、フリーランスの方がメインでしたが、コロナ禍でリモートが進むにつれて会社員の入会も増えています。会員は20~30代が中心で、ベースとなる住居を持ちつつ、テレワークをしながら各地を転々とする方が多いです。サービス開始当初の2019年時点では男性が8割以上を占めていましたが、コロナ以後は男女比が6:4で女性の割合も増えています」(アドレス代表取締役 桜井里子さん・以下同)。ここで、ADDressが支持される理由をまとめてみると、

① 敷金・礼金なし、光熱費込み。
安心のシンプル料金設定

会員料金、月額4万円(税別)を支払えば、敷金、礼金、保証金などの初期費用は一切なし。光熱費やネット回線費料金も月額料金に含まれているので、費用面を気にせず安心して利用できます。しかも契約者と同伴であれば、二親等(両親・夫・妻・子供、兄弟姉妹、祖父母、孫)、固定のパートナー1名まで追加費用なしで利用ができます。

② 生活・仕事に必要なものは完備!
気軽に多拠点生活がスタートできる

全ての物件にはキッチン用品、寝具類、家具、洗濯機、Wifiなどを完備。滞在時には必要最低限のものを持参すれば生活や仕事に困りません。拠点は1カ所につき月最長14日間、移動は何回もできるのでウイークリーマンションのような手軽さがうけています。ちなみに、ベッドマットレスやキッチンツールなどは、基本的にはどの物件でも同じものが用意されている場合がほとんどなので、物件を移動しても同じような感覚で暮らせるのも嬉しいところ。

③ 宿泊施設の空き室も活用しているから
憧れのホテル暮らしも夢じゃない!

コロナ禍で利用客の減った観光地を中心に、ホテルなど宿泊施設の空き室をADDressに提供する宿泊施設連携拠点もあります。東北エリアはJR東日本グループが提携するホテル、東京や京都にはBackpackers’ Japanが運営する人気ゲストハウスなどがあり、普段とは違うのんびりとした「ホテル暮らし」も体験できます。

④ 入会前に面談があるから
女性1人でも安心して利用できる

入会時には事前にオンライン面談を受ける必要があります。本人確認をはじめ反社チェック、属性情報などをヒアリングし、サービスを利用するにふさわしい人だけが入会できる仕組み。だから、たとえ男性とひとつ屋根の下で共同生活を送ることになっても、安心して過ごすことができます。そのため、ADDress会員は女性1人で利用する方も大勢いるのが特徴です。

とは言っても、物件自体に魅力がないとダメですよね? 人気のある物件をいくつか紹介してもらいました。

鎌倉、八ヶ岳、南伊豆…
別荘感覚で使える物件が女性から人気!

著名な東洋・考古学者の自邸を活用した、
解放感が魅力の鎌倉の一軒家

もともと東洋・考古学者の住まいだった場所をシェアハウスとして活用。1階は広々としたリビングキッチン、2階に書斎スペース等を備えています。北鎌倉駅から徒歩3分。鎌倉の自然に囲まれた、美しい一軒です。

八ヶ岳の南麓にある住まいは
大自然を肌で感じられるのが魅力

山梨県の最北端に広がる標高1000mの高原リゾートに位置する物件。もともと骨組みだけだった小屋を、贅沢な無垢の家に改造。各個室の窓からは八ヶ岳の美しい眺望が楽しめます。周辺にはカフェやレストランも点在。

温泉付き物件の南伊豆の物件で
極楽のんびりライフを満喫

下加茂温泉近くにある温泉付き物件。近くには菜の花畑やひまわりが咲く名所があり、“本州の南国”と呼ばれる南伊豆ならではの、温暖でのんびりとした田舎暮らしを体験できます。近くにサイクリングロードがあるので、アクティブ派の人にもおすすめ。

見知らぬ土地でもお世話係の
「家守」がサポートしてくれるから
女性1人でも安心!

「落ち着いた一軒家なので、縁側で日向ぼっこをしたり、本を読んだり、ゆっくりした時間を満喫してください」とA邸の家守・大池 早代さん。

一般的なシェアハウスとの大きな違いは、各物件に「家守(やもり)」と呼ばれる地域コミュニティ・マネージャーがいて、家を管理してくれていること。家守は地元の人だったり、数年前に移住してきた人だったり、背景はいろいろ。年齢も性別もさまざまで、みなさんそれぞれ仕事を抱えながら、副業として家守業をしてくれています。「いきなり見知らぬ土地で暮らすのは不安になりますが、食堂や観光名所など地域情報を提供してくれたり、会員と会員、地域住民と利用者をつないでコミュニティを盛り上げる役割を担ってくれる家守がいれば安心です」。つまり何か困ったこと、知りたいことがあれば、家守に相談すればよいのです! 「家守の方々は人としても魅力的な人が多く、例えば南房総A邸の家守・横山さんはインスタ映えするカメラスポットに連れて行ってくれたりと、とても親切で人気があります。家守さんに会いたくて、同じ物件をリピートされる方も多いんですよ」。

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自宅で仕事をしていると、誰とも話さないで一日が終わってしまうこともあります。その点ADDressを利用すれば、シェアハウスかつコワーキングスペースも備えているため、ひとつの住居を複数の会員がシェアし、日中は個々で仕事、夕食や休日は利用者同士がともに過ごしたり、ときには地域の人々と交流することもできます。「2019年4月からサービスをスタートしたADDressですが、各地の遊休物件をオーナーからサブリースしてリノベーションし、管理・運用しながら会員に貸し出すことで、空き家問題を解決し、地域活性を目指すことを目的としています。そのため戸建て物件が大半で、立地条件や部屋の雰囲気もさまざまです。まずは自分のライフスタイルに合う気に入った物件に滞在し、多拠点居住の手軽さを体験してみてください」。以下の項目にひとつでも当てはまるものがあったら、全国住み放題を実現する多拠点移住サービスが向いているかもしれません。

  • 仕事もプライベートも充実させたい
  • リモートワークに寂しさを感じている。人ともっと話がしたい
  • 田舎暮らしに憧れていて、移住前に体験してみたい
  • 日本各地の文化や歴史、自然に興味がある
  • 職場以外の人と新たなコミュニティを作りたい

そんな人はぜひ一度「ADDress」をチェックしてみては? 都内の物件は大人気なので、たまには都心で暮らして刺激を味わうなんていう利用の仕方もありですよ。

取材したのはこちら

定額制で全国の契約施設にどこでも住み放題の多拠点コリビングサービス「ADDress」を運営。新しいライフスタイルを提供するサービスとして、定住でも所有でもない生活を提案している。2021年1月現在、ADDressの物件は全国110拠点以上。

株式会社アドレス

https://address.love