2週間〜1カ月単位でホテル滞在ができる新しいサービス「goodroomホテルパス」。誰もが憧れる「ホテル暮らし」が、場合によっては賃貸マンションの家賃程度の予算でできるとしたら、やってみたくありませんか? どんなホテルが利用できて、どんなシステムなのか、詳しく聞いてきました。
リモートワークを前提とする企業も増えてきて、職場と住まいの関係も変化してきました。そうなるとマンションなどを借りずに便利でお洒落なホテル暮らしというのも視野に入ってきますが、費用的にかなり高くなるという難点がありました。しかし、これが月々69,800円〜可能だとしたらどうでしょう? そんなリーズナブルなホテルロングステイサービスを実現したのが「goodroomホテルパス」です。
目次
賃貸家賃を払う感覚で利用できる
値段だからとても現実的
- 利用料は賃貸物件並み
- もちろん敷金礼金などは不要
- 入会手数料7,800円( ※税別) と初期費用が安い
賃貸物件の家賃と同じくらいでホテルに住めるなら、予算的にも実現可能ですよね? この「goodroomホテルパス」を運営するのはグッドルーム株式会社。もともと賃貸物件のリノベーションを手掛けてきましたが、コロナ禍でホテルの稼働率が落ち込むなか「空室を少しでも有効利用したい」というニーズを持つホテルと提携し、会員向けのロングステイサービスを今年6月から提供しています。「マンションなどの賃貸物件は礼金敷金、不動産業者への手数料や保証料など、初期費用がかなり高くなってしまいますが、goodroomホテルパスでは入会時の手数料7800円(※税別)のみ。提携しているホテルもビジネスホテルというよりは、神楽坂の『Hotel Vintage』、京都の『ホテルカンラ』など、いわゆるライフスタイルホテルと呼ばれるようなスタイリッシュな物件が中心です。それらのホテルに1カ月の利用料で住むことが可能なんです。ホテルのロングステイというと、従来は男性出張客がメインでしたが、このサービスがスタートして4カ月たちますが、会員の半分は女性です。身軽に暮らしたい、初めてのひとり暮らしの予行練習、コロナの影響で都心から地方へと移り住もうと考えている方が、その土地での暮らしを実際に体験してみたいなど、利用の理由もさまざまです」(goodroom代表取締役 ・小倉弘之さん 以下同)。安いところでは月69,800円というところもあり、これならアパートを借りる感覚でホテル住まいが体験できますね。
基本的なシステムやサービス内容は?
今ならGoToトラベルの対象です!
赤坂、六本木、丸の内、渋谷といった都心エリアはもちろん、札幌、横浜、京都、大阪、福岡など全国主要都市を網羅しているこのサービス。デザインも部屋の広さもさまざまですが、基本概要はこちら。
- 利用料は69,800円~/月
- 室内クリーニング、リネンサービスは週1回程度
- 不要衣類も月500円(ダンボール3箱分)で預けられる
- クリーニングも別料金で依頼可能
- フロントサービスは通常のホテルステイ同様に利用可能
「現在、全国で60軒以上のホテルと提携しています。マリオットなどの高級ブランドホテルも掲載していますが、料金は通常宿泊の1/3程度とかなり価格が抑えられているのもポイントです。システムとしては、契約は1カ月単位で、14連泊以上でホテルの住み替えも可能です。都内のホテルを2週間ごとに移りながら気分を変えることもできますし、今月は札幌、来月は福岡と全国を渡り歩くことも可能です。リモートワーク主体の人にとっては、常にフレッシュな住環境を得られるのはかなり魅力なのではないでしょうか。今まで都心で高い家賃を払ってきた方だと、この価格帯に水道光熱費、部屋のクリーニング代も含まれているのでかなりお値打ち感もありますよね。ちなみにフロントサービスなどは通常のホテルステイと同様に利用できます。また、さらに『生活する』ことに結びつくサービスを今秋からスタートさせます。そのひとつがサマリーポケットとの提携です。オフシーズンの衣類などすぐに必要ない荷物は、ダンボール3箱まで月額500円で預けることが可能です。さらに本サービスはG0Toトラベルキャンペーンの対象にもなっているので、現在賃貸契約をされていて、いきなり住まいを手放すことに抵抗がある方などもお試ししやすいのではないかと考えています。より自由な暮らしが実現できるようになった今こそ、goodroomホテルパスを利用して軽やかに暮らすをぜひ体感いただきたいですね」
ホテル暮らしをしてみたくなる
素敵な部屋をピックアップ!
★ THE LIVELY 東京麻布十番
〈最寄り駅:麻布十番・231,000円(税込)〜〉
ラウンジは仕事スペースとして
使用することも可能です!
都内屈指の高級住宅街、麻布十番にあるザ・ライブリー。20㎡のワンルームなれど、バス・トイレ・洗面台がそれぞれ独立しているので、ゆったりと生活することができます。2Fのラウンジは電源完備でワークスペースとしても活用できます。
★ Hotel Vintage神楽坂
〈最寄り駅:神楽坂・221,980円(税込)〜〉
56㎡のゆったりスペースだから
カップルでシェアするのもあり
多くの料亭が立ち並び、風情ある路地など大人の街として人気の神楽坂にあるホテルヴィンテージ。56㎡というゆったりとした部屋にはシモンズ社製のダブルベッドを2台常設。カップルでシェアしても◎。
★ NOHGA HOTEL AKIHABARA TOKYO
〈最寄り駅:秋葉原・175,780円(税込)〜〉
アートを身近に感じて生活にゆとりを加える
18㎡ながら幅160㎝のクイーンサイズのベッドをしつらえゆったり過ごせるのが魅力。さらにシャワーブースにはオーバーヘッドシャワーも備え付けられており贅沢な造り。このホテルは、音楽とアート文化の啓蒙がコンセプトで、共有スペースにアートの常設展示をし、客室のスピーカーが高音質なジェネバ社製であったりと文化を通してゆとりある暮らしを演出。
★ シタディーンなんば大阪
〈最寄り駅:難波・132,880円(税込)〜〉
有形文化財で暮らすという唯一無二の贅沢
大阪の中心駅難波から徒歩4分に位置するシタディーンホテルは、国の有形文化財という歴史的建造物のなかにあります。モダンな装飾の部屋には、快適な眠りをもたらすsealyのマットレスを採用したベッドが用意されています。さらにキッチン、冷蔵庫、電子レンジが完備されて、料理ができるのもポイント。ホテルの一室でありながら、キッチン、ダイニング、リビング、寝室と生活の区分けがきちんとできるのでいい意味でホテル感がないところが魅力です。
ワーケ―ションにぴったりなのは
都会と自然が近いエリア?
コロナの自粛中に奥さまの実家でワーケーションを体験した小倉さん。ネットがあればどこでも働けるこの時代ではありますが、程よく都会、足を伸ばせばすぐ自然というバランスの取れた場所がワーケーションには最適とのこと。そんな小倉さんにおすすめの物件を教えてもらいました。
★ アンテルーム京都
〈最寄り駅:九条・109,780円(税込)〜〉
「京都の今」を発信する
アートとカルチャーに囲まれた空間
「元学生寮をコンバージョンし、2011年にオープンしたホテルとアパートメントから構成されている新しいスタイルのホテルです。館内では「365日アートフェア」というテーマのもと、いたる所に購入可能なアートが展示されており、また京都に縁のある作家による作品が各室に合わせてセレクトされています。宿泊をしながら「常に変化する京都のアート&カルチャーの今」に触れられるのがこちらのホテルの最大の魅力。足を伸ばせば歴史ある京都の空気を肌で感じられるので、ワーケーションの拠点としてもおすすめです」
★ THE BLOSSOM HAKATA Premier
〈最寄り駅:博多・175,780円(税込)〜〉
都会っぽさとリゾート感のバランスが絶妙!
「博多駅から徒歩7分と街の中心部にあるハイグレードのホテルです。約30㎡あるお部屋は、落ち着いたくつろぎスペースと、ベッド2台でも余裕の空間が魅力です。バスルームも洗い場付きで広いので、あらゆる面でゆとりのある生活を送っていただけます。立地は観光名所の中洲からも程近く、キャナルシティ博多やウォーターフロント沿いの屋台など博多の観光を存分に堪能することができそうです。ホテルに大浴場やフィットネスジムがあるのもおすすめポイント」
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自由に住む場所を変えるという暮らし方がスタンダードになる日もそう遠くないかもしれませんね。働き方が大きく変わった人、住環境を変えたいと考えている人は「goodroomホテルパス」をぜひ検討してみては?
取材したのはこちら
賃貸物件のお洒落なリノベーションを手掛けるグッドルーム株式会社。コロナ禍でホテルの稼働率が落ち込むなか、「空室を少しでも有効利用したい」というニーズを持ったホテルと提携し、アパートやマンションなどの賃貸物件と変わらないリーズナブルな料金で、会員向けのロングステイサービス「goodroomホテルパス」を2020年6月から提供。