炊き込みごはんは【御膳盛り付け】で料亭風の華やかな食卓に!

炊き込みごはんの日はなぜかおかずも茶色で地味めで、気づけばテーブルがセピア色なんてこともありますよね。そんな日も食卓を明るく素敵に演出したい!ということでヒントを求めてインスタグラムをパトロール。みなさん小鉢や豆皿を使った“御膳盛り”で炊き込みごはんを上手にアップデートしていました。

@wako709zさんの御膳盛りは一人用ストウブがポイント。詳しくは記事内をご覧ください。

ちょっと地味めな彩りの食卓も小鉢を並べて膳にのせたら、旅館や料亭の食卓風に何となくグレードアップして見えてきます。このアイデアは、炊き込みごはん以外にも使えそう! インスタグラムに素敵な盛りつけをアップしている方に、上手にまとめるコツを取材しました。

目次

セリアの菊皿で韓国風御膳
デザインを揃えてスマートに!

 

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しろねこさん(@shironeko_0445)がシェアした投稿

@shironeko_0445さんの炊き込みごはんは、はくばくの十六穀米に野菜を入れたシンプルなもの。そのままだと寂しいと考え、閃いたのが韓国御膳風にすること! 「韓国のレストランに行くとキムチやら小鉢料理がたくさん出てくるじゃないですか。それをヒントにキムチや残りのおかずを盛り付けて御膳にしました。ポイントはお皿を同じデザインで統一したこと。菊の花のように見える菊皿はシンプルな料理も華やかに見えるので気に入っています。ちなみにこの菊皿は全て100均なんです。セリアには大きさや深さの異なる菊皿がたくさん置いてあるのでこまめにチェックして買い集めています。超プチプラですが、統一感があると安見えしないので、おもてなしのときも活躍します」

一人用ストウブ鍋で余らせない!
色柄のある豆皿で全体を華やかに演出

 

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わこさん(@wako709z)がシェアした投稿

作りすぎてしまうことが多い炊き込みごはんですが、@wako709zさんは一人用のストウブ鍋で炊くことで余らせないのだとか。「サイズ10㎝が一人用には最適です。お米30g、水40㏄、酒3㏄、塩ほんのひとつまみ、1㎝角にカットしたサツマイモを入れて、ふたをして10分コトコト。火を止めて10分蒸らせば完成なので実はとても簡単! ストウブ鍋をそのまま器にしているのでいつもの茶椀よりもそれだけで特別感が出ますが、お盆の上に好みの豆皿や小鉢並べて副菜をちょこちょこ盛りつけるとさらに豪勢な印象になります。器選びのポイントは、おかずとのコントラスト。地味なおかずには絵柄のついた器を、かぼちゃなど鮮やかな食材は生成りや茶色などで料理を引き立てるように器を合わせています。散漫になりがちな豆皿たちも、お盆というフレーム内に収めることでまとまりが出ますよ」

丸いお盆に円を描くように丸豆皿を並べて
茶色ごはんも楽しげに!

 

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山本リコピンさん(@yamamoto_ricopin)がシェアした投稿

@yamamoto_ricopinさんは、きのこの炊き込みごはん、おみそ汁、魚の煮付け、きんぴらごぼう…とこれでもかと茶色く地味な食卓を2つの方法で見事回避! 「ごはんを作り終えて気づいたら茶色すぎる!と急遽プラスしたのがパプリカのマリネ。やっぱり鮮やかな色が入るとぐっと食卓も明るくなる気がします。あとは、丸いお盆に円を描くように丸皿を並べて楽しげなレイアウトにしたこと。御膳盛りというと四角いお盆が主流だと思いますが、丸いお盆のフチを囲むように丸い豆皿を並べて。一枚だけ四角いお皿にすることでメリハリをつけバランスのいい御膳に。丸いお盆のほうがお皿同士が密集するので見栄えがいい気がしています」

“やちむん”の器に盛り付けて
定番の炊き込みごはんをブラッシュアップ

 

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ちぃさん(@cyaicyai416)がシェアした投稿

「やちむん」とは、沖縄の言葉で焼き物のこと。@cyaicyai416さんの御膳盛りは、この沖縄の焼き物を使っていることがポイントです。「やちむんは沖縄の風土そのままの優しくてゆったりした雰囲気がフォルムやデザインに現れていて大好きです。定番の栗ごはんも、ぽってり感のあるやちむんの器に盛り付けるとよりおいしそうに見えるから不思議です。その他、やちむんのおちょこに漬物を盛ったり形の異なる器を何種類か使って御膳を仕上げるのが私流です。意識しているのは、器と料理の色がかぶらないようにすることです。なるべく反対色を盛りつけるようにすることで御膳全体がパッと明るくなり、料理はもちろん、器の存在感も際立ってくるので視覚的にも楽しめるんです」

常備菜も二日目の炊き込みごはんも映える!
片手平パンと作家さんの器でおひとりさま定食

 

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あだぼんさん(@adabonne25)がシェアした投稿

@adabonne25さんはお引越し直前ということもあり作り置き冷凍で朝ごはん。作り置きとは思えない立派な御膳ですが、秘密は作家さんの器使いにあります。「もともと器好きでちょこちょこ集めているのですが、トウモロコシの炊き込みごはんは黄色が映えるようにシックな黒の器をチョイスしました。これは池田大介さんという陶芸家の作品です。料理をモダンに見せてくれるので気に入っています。このトウモロコシごはんをベースに冷蔵庫の中身と相談して作ったのが片手平パンに盛りつけた豚肉とごぼうの煮込み。調理をしてそのまま食卓に出せるので熱々の状態で食べられてとても便利なんです。こちらは陶芸作家正島克哉さんの作品。このように作家さんの器はいつもの料理、余り物でも素敵にまとめてくれるので頼りになります。丸、四角、角丸の四角、お猪口など、形も色もバラバラだけれどお盆の上に並べると不思議とまとまるのも魅力です」

 

豆皿や小鉢を活用した御膳盛りならセピア色になりがちな炊き込みごはんの日もお洒落な食卓をお約束。また、お盆に盛ることで上げ下げが楽なのと、食べた量も明確になるので家族の栄養管理の面でも主婦としては助かりますよね。いろいろな料理に応用できそうな御膳盛りテクニック、ぜひ参考にしてみてください!