2018年の秋にスタートした無印良品の冷凍食品も、どんどんラインナップを増やし、現在では64種の品揃えに。そのクオリティも評判の冷凍食品のなかから、食品部の日向さんが個人的にリピ買いしているおすすめを紹介していただきました。
無印良品の冷凍食品の売れ行きが好調なんだとか。「無印良品の冷凍食品は『日々の食卓をサポートできるもの』がテーマで、化学調味料、合成着色料の不使用にこだわって開発しています。透明パッケージを採用したのは、冷凍庫が食材でいっぱいでも中身の確認をしやすくするため。おいしさだけでなく使い勝手にも工夫があります」(良品計画 食品部 日向桃子さん・以下同)。冷凍食品は手抜きではなく、毎日の献立を支える便利なもの。日向さんが私的におすすめする5品を見ていきましょう。
目次
◆「ベーコンとチーズのキッシュ」◆
3種類のチーズを贅沢に使ったキッシュ。
野菜と一緒に盛り付けてお手軽休日ブランチを
ゴーダ、エグモント、サムソーの3種類のチーズをブレンドしたキッシュ。「ベーコンとチーズの塩味のバランスにこだわって作りました。ぜひお気に入りの白ワインと合わせてみてください」。ディナーのひと品でもいいですが、ひとりでも1個食べきれるボリュームなので、サラダやスープと一緒にキッシュランチにもぴったり。「スパイスや塩味を控えめにして優しい味に仕上げたので、お子さまにもおいしく召し上がっていただけます。後ほどご紹介する『サーモンのロースト ハーブオイル』を副菜としてもおすすめです」。これは、リモート飲みにもよさそうですね。
◆「国産豚肉と野菜の餃子」◆
もっちり皮に野菜と肉のうま味が詰まった
王道の味わいが楽しめるギョウザ
素材本来の味にこだわり、野菜と肉のうま味で味にメリハリをつけた餃子。「ガッツリとした濃い味になりがちなギョウザですが、キャベツ、ニラ、長ネギなどの野菜をふんだんに使っているのであっさり味に仕上がっています」。ちなみに肉は豚肉と鶏肉のW使いでうま味をアップ。「ちょっとだけ使うことを想定し、余った分が保存しやすいようジッパー付きパッケージを採用しました」。1~2個をスープに入れてスープギョウザにして食べるのもおすすめなんだとか。
◆「サーモンのロースト ハーブオイル」◆
ビールやワインのつまみがほしいときに
解凍するだけでOKのサーモンローストが便利
ローストしたサーモンを、バジルやパセリなどのハーブと一緒に、ガーリック風味のオリーブオイルに和えた風味豊かな味わいが好評。「スモークサーモンを加工するときに出る切れ端や、欠けてしまって商品にできない身などを集めて作ったサーモンのロースト。この小ささが食べやすいというお声もいただいてます!」。ゆでたジャガイモや卵を添えてボリュームたっぷりのサーモンサラダにも、サンドイッチやパスタの具材としても使えるので、冷凍庫にあると便利です。
◆「チキンのフォー」◆
魚醤の効いたスープで食べる
本格的なフォーがたった1分で完成!
会社にいると、「昨日はパスタだったから、今日はアジア料理にしよう!」とランチで何を食べるか考えるのも楽しみのひとつ。「巣ごもりが続いて、食事の楽しみ方が減ってしまったという声を聞きました。そんなときは“世界のごはん・麺”のカテゴリーを見てください。このチキンのフォーは、日本人向けといったアレンジはあえてせず、現地ベトナムの味を再現することにこだわって作りました」。具材はシンプルに鶏肉とシャンツァイだけ。お好みで、フレッシュハーブやライムを足したり、チリソースを加えればより本格的な味が楽しめます。
◆「クリーム大福」◆
仕事の合間のご褒美おやつとして
無印良品社員からも大人気のスイーツ
若い世代に、もっと和菓子を楽しんでほしいと企画された和スイーツ。小腹が空いたときにぴったりな小さめサイズのおやつです。「解凍は2時間を目安にしていますが、私は1時間ちょっとの『クリームが半分溶けたくらい』で食べるのが好みです。この食べ頃の溶け具合は、社内でも見解が分かれるところなんですよ(笑)」。クリームの油脂分がしっかりしているので、緑茶はもちろん、コーヒーや紅茶にも合うそうです。
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毎食の献立を考えるのは、意外と大変で、悩んでしまうことも度々です。手軽でおいしい無印良品の冷凍食品は、そんなときに大活躍する商品。これから暑くなりキッチンに立つのが苦痛な日も増えてきます。毎日の献立に加えやすい冷凍食品を上手に取り入れて、楽をしつつもより豊かな食卓を楽しんではいかがですか?
・無印良品のサイトをチェック!
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商品開発の基本は、生活の基本となる本当に必要なものを、本当に必要な形で作ること。そのために、素材を見直し、生産工程の手間を省き、包装を簡略化。その無印良品の方針が時代の美意識にマッチし、シンプルで美しい商品が長く愛され続けている理由です。店舗は現在、全世界で900を超え、商品アイテムも、衣服や生活雑貨、食品、そして家まで、7000アイテムを超えています。しかしその思想の根幹は誕生当時と変わらず、生活の「基本」と「普遍」を指し続けています。冷凍食品は2018年9月末から「日々の食卓をサポートしたい」という思いから販売をスタート。お惣菜から世界の料理まで幅広いラインナップで、2020年6月現在、64アイテムを発売中。