クリスマス会を主催するときは、子供たちが喜ぶちょっとしたイベントを考えるのはなかなか難しいもの。子供たちは可愛い工作が大好きだけど、作業が難しいとすぐに飽きちゃう! この冬は、意外と簡単なうえにインスタ映えする話題の『ハーバリウム』をクリスマス風味にアレンジしてみるのはいかがでしょうか?
我が家の娘もツリーにオーナメントを飾ったり、お友達とリース作成、お呼ばれしたクリスマス会でクッキーやデザートを作ったり、12月に入るとクリスマス当日まで指折り数えてワクワク過ごしています。そんなクリスマス会や年末のお楽しみ会に、“クリスマス風ハーバリウム”は見た目も可愛くて、簡単な材料でできるのでおすすめ。トレンドに敏感なママ友目線にもウケて、お花が好きな子供たちも大喜びしてもらえること間違いなし! ハーバリウム体験2回目の私と小学生になったばかりの娘の2人で、花材選びのポイントや、オーナメントを使ったハーバリウムの取り扱い方などを一緒にレッスンしてきました!
目次
①親子で作るのが楽しい!
お揃いのハーバリウム
◆まず、用意する材料をご紹介!
前回投稿した『インスタで話題の“ハーバリウム”実は簡単に手作りできます!』でも紹介しましたが、必要な道具はたった六つ! 自宅にあるもので代用できるものも多いです。詳しくは、『【体験レッスンに参加】ハーバリウム作りって簡単?』参考にしてみてくださいね。
・ガラス瓶
・花材
・ハーバリウムオイル
・ピンセット、ハサミ
・ボンド(生花用がベスト)
◆クリスマスらしい花材を選びます!
プリザーブドフラワーやドライフラワーなどの花材は、この時期ならグリーン、赤、ゴールドなどのクリスマスカラーを選ぶのが◎。さらに、冬のイメージを彷彿させる“松かさ”などの木の実や、雪の結晶を見立てた白い花を散らすとそれっぽく見えますよ! 普段から真っ赤なコートや、赤いリボンがお気に入りの娘は、嬉しそうに赤い花を選んでいました。実は乾燥している花材なら何を使ってもOK。自宅にあるオーナメントを入れても楽しそうですね。その際は、付着している汚れをしっかりふき取り、乾燥させてから使ってください。また、花材は上半分に空間を残す感じに配置しましょう。ガラス瓶いっぱいに詰め込むと光の透過性が悪くなって美しく見えません!
◆花材をガラス瓶に入れます!
本日の最難関! 20㎝ほどのテグス(クリアの釣り糸)に、赤い花を等間隔で貼り付けていく作業。細かいとはいえ小学2年生の娘でも母の介助なしで十分ひとりでできる作業です。
花の裏側が見えないようにふたつの花でテグスを挟み込むような感じで接着していきます。ただ、ボンドで手がベトベトに汚れてしまうので、そこは気をつけてあげてください。ハーバリウムは、花材選びも楽しいし、簡単に作ることができるので娘も全く飽きずにここまで作業をしています!
◆ハーバリウムオイルを注ぎ
最後にタッセルを巻いて完成!
今回は、ハーバリウムオイルのなかでもシリコーンオイルを使用。子供には口の小さいガラス瓶にオイルを注ぐのが難しかったようで、娘もこぼして瓶を汚してしまいました。シリコーンオイルは化粧品の材料になるような安全なものなので子供が触っても悪影響はありませんが、取り扱いには十分注意してあげてください。オイルを注いだら少し時間をおいて、花材に含まれている気泡が抜けるのを待ちます。
花材のセレクトを除くと、所要時間はおよそ1時間弱。こんなに短時間でクリスマスツリーを思わせるシックなハーバリウムができあがりました♡ 難しいことは何もなく、ただガラス瓶に花材を入れていくだけなので、娘も「簡単だったから楽しかった~!!」とのこと。
②オーナメント選びから
娘が自由演技のハーバリウム
◆使用した花材は、こちら
クリスマスハーバリウムの基本的な作り方をマスターしたところで、もうひとつ子供らしい作品を作らせていただくことになりましたので、引き続きお付き合いくださいませ(笑)。 基本はクリスマスカラーを配しての花材選びから始まりますが、今度は自分の好きなクリスマスオーメントを選んで作成するとのこと。先ほどよりもさらにテンションがアップした娘は、最初に大きなスノーマンを選びましたが、どう考えても小さなガラス瓶に入りません!!(笑) 自宅でトライする場合も、清潔で乾燥したものであれば、果実でもベルでもサンタさんでもなんでもあり。サイズ感など大人が上手にアシストしてあげてくださいね。また、物によってはオイルに色移りすることもあるので要注意。
◆花材をガラス瓶に入れます!
サンタのオーナメントをガラス瓶の底に接着させる際に、上からぎゅっと押さえつけたので、少しつぶれていますが、時間がたてば元通りに戻るとのこと。オーナメントをガラス瓶の底に固定するのに少々時間がかかったものの、作業時間自体は30分程度。ガラス瓶の小さな口にオーナメントをぐいっと押し込む作業がちょっと難しいので、サイズの小さいものや柔らかい素材のオーナメントがよさそうです。
親子で楽しめる「クリスマス風ハーバリウム」の作り方、いかがでしたか?
お楽しみ会やクリスマスパーティなどで行う際には、小さなトレーやプラカップなど一人分の材料を取り分けるお皿や、テーブルを汚さないための作業用のシートペーパーがあると便利かと思いました。グリーン系のドライ植物、赤や白のドライフラワーやプリザーブドフラワーを揃え、あとは子供の喜びそうなオーナメントや星形のプレートなどを数種類用意するだけと準備も簡単。また、できあがった作品を可愛くアレンジするためのリボンやタッセル、きらきらシールなどがあるとさらに盛り上がりそうです! お友達と一緒にクリスマスパーティのお楽しみ工作や、冬休みの親子遊びなどに一緒に作ってみてはいかがでしょうか。その際には、できあがった作品を持ち帰るためのラッピング材料も揃えておけば、気遣いのできるスマートなママを演出できますよ!
撮影/髙橋智英
取材したのはこちら
東京都千代田区鍛冶町1-9-16 丸石第2ビル 1F・4F
10時~17時半(長期休業前後要確認) 土日祝休
花材や花関連の商材を扱う情報発信の場を兼ねた店舗。花に関わるモノ・時間・暮らしを豊かにデザインするトレンド情報の発信、花材販売、講習会など体験できるイベントも実施。ネットショップの『e-Annasakka』では、ハーバリウム材料の購入もできます。
【日本ホビーショー】
1976年の開催から始まり、来年43回目を迎える世界最大級のハンドメイドホビーの祭典。2019年4月25日から東京ビッグサイトで開催する「第43回 2019日本ホビーショー」のテーマは「オンリーワン」。近年、花を使ったハンドメイドが流行しており、アンナサッカ東京も参加する大人気の「フラワーWORLD」ではハーバリウムやカレイドフレームのワークショップを開催予定!
アンナサッカ東京
監修
今回、クリスマス風ハーバリウムの作り方をご指導いただきましたのは、松村工芸株式会社アンナサッカ東京デザイナーであり、公益社団法人日本フラワーデザイナー協会講師でもある福本幸子先生。ゼネコンの現場監督から花業界へ転身し、建材から花材のスペシャリストとして活躍の場を変え、店頭での作例作成やワークショップイベント・講習会などにも参加されております。著書に「わたしだけのハーバリウムBook」(講談社)があります。