最近よく見かける『食パン専門店』というワード。１斤1,000円もする高級店や、食パン１種類のみで勝負しているお店など、続々とオープンしていますね。小麦本来の豊かな香りや耳までふわふわな食感など特徴的で、パン好きが高じてベーカリーで２度のバイト経験を持つ私にはたまらないものばかり…。今、気になっている４軒をまとめてチェックしてきました！
乃木坂『バイキングベーカリー エフ』のガラス張りの窓からは、パン職人が次々と焼きあげる様子が見えます。11時半頃に訪れると、約10種類あるうちほとんどの食パンが焼きあがっているので狙い目です！
目次
武蔵小山『レブレッソ』の
レブレッソブレッド
耳まで柔らかい食感を楽しみたい！
大阪の行列店の食パンが東京初上陸
バターが多めでデニッシュのような芳醇な香りが口いっぱいに広がります♡ 「レブレッソブレッド」650円(税込)／1.5斤
食パンブーム発祥の地と言われる大阪で人気を博し、今年７月武蔵小山にオープンした食パン専門店『レブレッソ』。ここの食パンを初めて買うなら、１日300本以上を売り上げるという、お店のシグネチャー的食パン「レブレッソブレッド」を試してみてください！ その特徴は、ズバリ耳までふわふわの柔らかさです！ 湯種製法を用いて低温でじっくりと焼きあげるので、まるで炊き立てごはんのようなもっちりとした食感が楽しめます。パッケージに巻かれた帯には『大変柔らかく、形が崩れやすいです。なるべく余分な力が加わらないようにお持ち帰りください』と注釈が書いてあるほど。他の専門店と比べるとほんのりと甘味があり、ミルキーな味わいが全面に出ているので、おやつに食べるのも◎。『レブレッソブレッド』の常連さんが「ここの食パンはスライスではなく、手でちぎって贅沢に頬張るのがいちばんおいしい食べ方ですよ！」と教えてくれました。
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- 厚切りバタートースト380円(税込)はイートインの大人気メニュー。アカシアの有機蜂蜜はかけ放題です！
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- オープン数カ月後でこの行列！ 夕方には完売してしまうこともあるので、早めの来店がおすすめ。
●おいしく食べるおすすめポイント
「生でも十分おいしいですが、スライスしてオーブントースターで表面に焼き色がつくまでトーストするのもおすすめの食べ方です。断面から水分が飛ばないよう、食べる直前にお好みの厚さにスライスするのがベストです」(マネージャー・大山さん)
SHOP DATA
レブレッソ目黒武蔵小山店
東京都目黒区目黒本町3-5-6 Tel.03-6712-2780
９:00～19:00(月～金) 8:00～19:00(土日) 不定休
http://lebresso.com/
乃木坂『バイキングベーカリー エフ』の
プレーン(Plain)
卵不使用、最高級小麦粉にこだわった
余計な甘味がないストイックな食パン
もっちりとした歯ざわりですが、弾力はそんなに強くなく、ふんわりと軽い食パン。焼き上がりは８時、９時、13時。「プレーン(Plain)」918円(税込)／２斤
おいしいサンドイッチのための食パンを作りたいと始まった『バイキングベーカリー エフ』。小麦粉選びにこだわったいちばん人気の「プレーン(Plain)」は、噛めば噛むほどに小麦のうま味を感じるもっちりしっとりとした逸品。小麦の芯の部分だけを挽いたカナダ産の“一等粉”と、うま味成分が豊富な熊本産の“石臼挽き粉”を使用。この香り高い２種類の小麦粉をブレンドすることで、それぞれの持つ豊かな香りを最大限に引き出しているんだとか。自家製天然酵母、湯種製法、卵不使用の完全無添加。いただく前に小麦の香ばしい香りを存分に楽しんでください！ 生でもトーストして食べてもシンプルなおいしさなので、サンドイッチの具材を問わず自分好みのサンドイッチを楽しむのもいいですね。
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- オリーブ＆オリーブオイル498円(税込)など、フレーバー系食パンは、日替わり約10種類がそろいます。
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- 清潔感あふれる店内は、続々と焼き上がる食パンを作る工程をガラス越しに見ることができる劇場型。
●おいしく食べるおすすめポイント
「まずは生のまま召し上がって、豊かな小麦の香りを楽しんでください！ サンドイッチにする場合は、卵やハムなど、シンプルかつなじみのある具材を試してみてください。これまで食べていたサンドイッチとの違いを感じていただけると思います」(広報・大川さん)
SHOP DATA
バイキングベーカリー エフ
東京都港区南青山1-23-10 Tel. 03-6455-5977
8:00〜20:00 不定休
https://www.vikingbakery.jp/
田園調布『ククリ(KUKULI) 』の
KUKULIキューブ
添加物は一切使用していない
リッチなオーガニック食パン
フランス産の発酵バターのミルキーな香りがたまりません！ KUKULIキューブ650円(税込)／１斤
繊細な味覚と食に対する特有の文化を持つ日本人に合わせて考案された食パン「KUKILIキューブ」。小麦粉は外国産のものを使わず、膨らみにくい国産のものを100％使用。また、一切の添加物を使わず、さとうきびのミネラルがたっぷり含まれた洗双糖(せんそうとう)という希少な砂糖やフランス産発酵バターなどの材料にこだわり、食パン本来の甘味と独特な風味を味わえるよう計算されています。素材選びにこだわるのは、風味や味わいだけでなく、朝食などで毎日口にするものだから。家族全員が食べられるヘルシーなものを提供したいという思いがあります。毎朝パン＆コーヒーが定番となっているみなさん、こだわり素材が生み出す水分多めの芳醇リッチな食パンをぜひお試しあれ。
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- 白を基調にした清潔感あふれるお店。商品がそろうのは12時～13時頃。事前予約もOKです。
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- 耳がパリパリで軽いタイプのKUKKULI山型 600円(税込)。バターも甘さも控えめなのが特徴。
●おいしく食べるおすすめポイント
「トーストして発酵バターを塗るのがおすすめです。発酵バターは普通のバターよりもミルキーでふんわりと軽く、KUKULIキューブの生地にも使っているので味に統一感が出ます。」（広報・南部さん）
SHOP DATA
ククリ(KUKULI)
東京都大田区田園調布2-51-7 Tel.03-6362-8845
10:00～19:00(平日) 10:00～18:00(土日祝) 不定休
https://www.kukuli-p.com/
二子玉川『高級食パン専門店 あずき』の
SHIRO食パン
隠し味のヨーグルトとマスカルポーネが
生み出す“しっとりふわふわ”が絶品！
小麦粉に熱湯を加えおかゆのような状態にした生地を一晩寝かし、翌日焼きあげる“炊き種製法”を採用しているので小麦本来の甘さやもっちり感が楽しめます。SHIRO食パン850円(税込)／1.5斤
小さなお子さん連れのマダムごひいきの高級食パン専門店だけあって、子供も食べやすいよう、ヨーグルトとマスカルポーネチーズを加え、ふわふわでミルク感のある食パンの仕上がりに。また卵アレルギーを持つ人でも食べられるよう卵は不使用です。「ヨーグルトを入れるとパン生地がしっとりとして、くちどけが良くなるよ！」と聞いてホームベーカリーで試したこともあったので、この完璧なしっとり加減に感動しちゃいました。また、食パン専門店にしては珍しく１枚(厚さは約2.5ミリ)から購入できるのも嬉しいところ。お好みの厚さにスライスしてほしい場合は、事前に予約すれば待ち時間なく受け取ることができます。
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- 看板商品の AZUKI食パン1,200円(税込)は１日に400個売れることも。TVや雑誌でもおなじみです。
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- ブラックを基調とした、ベーカリーらしからぬシックな外観。“和モダン”がコンセプトとのこと。
●おいしく食べるおすすめポイント
「焼きたてはそのまま食べるのがいちばんですが、トーストの場合はバターをのせて食べるのがおすすめです！ バターの塩気が生地の甘味を引き立ててくれますよ。」(店主・村田さん)
SHOP DATA
高級食パン専門店 あずき
東京都世田谷区玉川3-9-3 ストリーム タマガワ１階B号室 Tel. 03-6431-0302
10:00～20:00 不定休
https://www.shokupan-azuki.jp/
今回４軒の食パン専門店にお話を伺いましたが、どのお店も食パンと真剣に向き合っている姿が印象的でした。これだけ原材料や製法にこだわっている食パンなら、ちょっぴり高級なお値段にも納得！ 東京にはまだまだ食べてみたい食パンがたくさん！ お気に入りの１斤を見つけにまた次の週末も出掛けるのが楽しみです♪
