使用歴8年の私的レビュー。今、話題の【大同電鍋】はここが好き!

台湾人の義理の母から「一家に一台の必需品」と大同電鍋を買い与えられたのが8年前。台湾では国民的家電ですが、もらった当初は本当に必要なのか半信半疑でした。でも使い続けるうちにその便利さと魅力にハマり、今では我が家にとって欠かせない調理器具になったのです。

私の場合、“電鍋”を自分で購入したわけではなく、与えられた手にしたため、最初はおっかなびっくりで使い始めました。大同電鍋は加熱と保温ができる調理家電。水分量を調節することで蒸したり、煮たりができるのですが、義母直伝のスープを作ってみたりはしたものの、当時はまだ調理家電というものが一般家庭に浸透していなかったこともあり、電鍋の出番は半年に一度、気が向いたらという状態でした。

目次

1台で蒸す、煮る、低温調理ができる
多彩さが好き!

台湾といえばおかゆ! 料理上手な台湾人の義理の叔父も「おかゆを炊くなら絶対電鍋」と断言。それほどまろやかでふんわり炊けるんです。

今のように手放せなくなったのは子供の離乳食作りがきっかけ。まとめて作って冷凍→解凍するのではなく、作りたてを食べさせたかった私は、おかゆを炊いてみたんです。そうしたら感動するほどふっくらしておいしい! 煮る、蒸すもできるからおかずも一緒に作ってみてようと野菜をさいの目に切ったものや、魚の切り身を入れたココット皿を仕掛けて調理。違う料理を一気に調理できることがこんなにも便利なんて!とすっかり電鍋のとりこになりました。
台湾では炊飯器の部類に入る電鍋。日本の家庭に並ぶ炊飯器同様、スイッチを押すだけで調理できますが、炊飯器以上に融通が利くのが魅力。内釜と外釜の間に水を注ぎ、加熱することで調理しますが、内釜の中にステンレスや瀬戸物の器をダイレクトに置くことができ、同時にさまざまな料理を作ることが可能なんです。

茶碗蒸しや蒸し野菜などもスイッチひとつで
楽々できちゃう!

蒸し料理というと蒸しかごを用意したりお湯を沸かして、食材を並べて…と手間のかかるイメージがありますが、電鍋は写真にあるスチームプレートをセットしてその上に蒸したいものをのせるだけととても簡単。私が使っているのは最大6合炊けるMサイズ。プレートの直径はおよそ18㎝なので大きめな皿も置けちゃいます。

我が家の電鍋活用例

 

調理中目が離せない煮物もほったらかして
おいてもおいしく仕上がる

通常の鍋で作るのと同じ要領で具材をカットし内釜へ直接投入。鍋で調理するとなると、火にかけている間は目を離せませんが、電鍋の場合はふたをしてスイッチを押してそのまま別の料理に取りかかることだって可能! ちなみに我が家では豚肉と野菜と米苔目という麺をグツグツ煮込んだ台湾名物の「永楽米苔目」を作るのですが、豚肉を丸ごと入れても柔らかく仕上がって満足しています。

保温機能を使えば話題の低温調理もできる!

食材の栄養素を逃さず、肉や魚の柔らかさもキープできる調理法として人気の低温調理をすることもできます。電鍋には保温機能がついているのですが、その温度が低温調理に適した50℃から60℃なんです。ローストビーフもこの方法で作るとレストラン級に仕上がるというので近いうちに試してみたいと思っています。

他の料理と並行して使える
ほったらかしOKなところが好き!

我が家はキッチン横の棚に収納。炊飯器よりひと回り小さいサイズ感です。

個人的に電鍋があると便利だな〜と思うのは、+αの副菜を作るとき。電気だから火加減や調理の進行具合を一部始終見張る必要がありません。今は電鍋で副菜を作っている間にメインのおかずを作るというのが日常的になりました。結果的に時短になるのも嬉しい発見でした。我が家はまだ子供が小さいのですが、子供用に味付けたしたものとは違うものを用意したいときも電鍋が活躍。子供向けのカレーを作っている間に電鍋では大人用の白身魚のムニエルを作るなんて使い方も。何かと忙しい主婦にとって、ほったらかせるってとても魅力ですよね。

機械音痴でも簡単に使える
シンプルな作り&操作が好き!

写真右が我が家で活躍中のアメリカ版電鍋で左が実家の母のために購入した日本版。このグリーンがレトロ感たっぷりで、日本では人気カラーなんだそう。

調理家電ブームの今、ひとつであれこれできても、設定が必要だったりたくさんの選択モードがあったりと難しいものも多いですよね。電鍋は機械音痴の人でも使えるシンプルな作りが最大の魅力だと思います。加熱するスイッチと、保温のスイッチの二つのみ。これならお年寄りの方も使えるはずです。ちなみに写真のように2個スイッチがあるのは海外版。本国の台湾版は保温機能がなく、加熱スイッチだけというのが主流。ですが、私は本国版にはない保温機能がとても便利でお気に入りポイントです。保温スイッチをオンにしておけば調理後外出して戻りが遅くなっても温め直しがいらないのでとても楽ですよ!

頼りになるコミュニティー
「大同電鍋愛好会in日本」が好き!

Facebookには、メンテナンス法や公式付属品の紹介、裏技ツールの紹介など電鍋を介したコミュニティー「大同電鍋愛好会in日本」があります。運営主催は電鍋料理研究家のMimiさん。電鍋を使ったレシピや活用例をコミュニティー内で発信しています。このコミュニティーのいいところは使用法やレシピを共有できる点。多くの成功談、失敗談が投稿されているので、電鍋に関する情報収集をするのに便利です。私もしょっちゅう覗いて電鍋レシピをチェック。作ってみたいと思わされる魅力的なレシピや情報が満載で、見ているだけでも楽しいですよ。

コミュニティーを見て発見した便利な付属品

 

最初は「こんな昭和っぽい家電、ダサッ」と思っていた電鍋ですが、実際に使い始めたらこんなに便利なものはない!と180度意識転換した私。今ではこの昭和レトロなたたずまいも魅力や味のひとつと感じています(笑)。シンプルな作りなのに高機能の電鍋は、毎日の家族の食卓を任された、私たち主婦の強い味方になること間違いなしです。ぜひ一度その魅力に触れてみてください。

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取材したのはこちら

桃鍋企画主宰。大同電鍋のFacebook日本語コミュニティー「大同電鍋愛好会in日本」を運営し、中華料理にこだわらず、「手間を省いて電鍋だけでおいしいものができるのか、普通の主婦の味方になれるか」を考え、電鍋料理の研究を続けている電鍋料理研究家。

電鍋料理研究家 Mimiさん 

https://www.facebook.com/momonabekikaku/