リビングとダイニングをまとめて考える住宅設計が最近の主流で、家族がダイニングで過ごす時間も増えています。そんな傾向もあって調理家電のインテリア化が進んでいましたが、冷蔵庫にもようやくその波が。今まで代わり映えのない白やパステルのものばかりでしたが、見た目で選べるカッコいい冷蔵庫が選べるように!
オープンキッチンが当たり前になって
冷蔵庫のデザイン性はより重要に
冷蔵庫にデザイン性が求められるようになったのは、間取りの変遷が関係しています。 かつてのキッチンはリビングとは独立して存在していたので、冷蔵庫を目にするのはキッチンの中だけでした。しかし近年、対面式カウンターキッチンが常識になると、冷蔵庫の姿がリビングからも丸見えに。またアイランドキッチンのようにリビングと同じ空間にキッチンを設ける住まいも増えたことで、家電のなかでもひときわ大きな冷蔵庫に、家具同様のインテリア性を求める傾向が強まっているのです。その結果増えてきたお洒落冷蔵庫を今回はチェック!
◆日立「R-HWS47KC」◆
アクタスとのコラボで生まれた
北欧家具にもなじむたたずまいが魅力
家電も含めて自分好みの空間を作りたいというニーズに応え、日立とインテリアショップ「アクタス」のコラボで誕生した美しい冷蔵庫。北欧デザインから発想を得たという「Nordic Green」「Frost White」「Smoky Gray」のカラーリングを採用したシンプルなデザインが特徴。ドアはガラス面をより広く見せるために、樹脂部品をできる限り細くし、ハンドル部品は光が反射せず手触りもよいマットな仕上げ。性能面では日立の最新技術「まるごとチルド」を搭載。冷蔵室の棚全体を約2℃のチルド温度に設定し、作り置きしたおかずをたっぷり保存できたり、約50℃以下の温かい鍋をそのまま入れることも可能。さらにうるおいのある冷気は、ラップなしでも乾燥や変色が抑えられる便利さ。効率よく食品管理ができ、フードロスも減らせそうです。
◆アクア「TZシリーズ」◆
プロダクトデザイナー、深澤直人氏デザイン。
500Lクラスで最薄の大型冷蔵庫
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世界的に有名なプロダクトデザイナー、深澤直人氏デザインの冷蔵庫は、「自分らしさを表現するためのアイテムのひとつ」として、キッチン空間における冷蔵庫の役割や機能を一から見直してブランディング。こだわりは、本体500Lクラスの冷蔵庫を、奥行き635㎜に設計したこと。それにより、キッチンスペースを広く活用できる他、最上段まで手が届きやすいというメリットも。7本のLEDが庫内を隅々まで照らし、こちらの冷蔵庫も食材の使い忘れなし。冷凍室は180Lと大容量を確保、六つの容器に分かれているので整理しやすく、ライフスタイルに合わせた使い方ができそうです。
◆ハイアール「JR-NF468A」◆
スタイリッシュなヨーロピアンスタイル。
シンプル機能が使いやすい
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来客時、思わず見せたくなるガラスの透明感が洗練された雰囲気を放つ、フルフレンチドアのヨーロピアンスタイルの冷蔵庫。機能を必要最小限に抑えたシンプル仕様ながら、整理・収納しやすさを追求しています。下段には154Lと大容量の冷凍室を設置。6個の引き出し式クリアバスケットで、冷凍食品をいっぱい入れても、中身を把握しやすく使いやすい設計に。また、出張などで長期間使用しないときに冷蔵庫の臭いを抑える「ホリデイモード」や、まとめ買いや作り置きに便利な「急冷蔵モード」「急冷凍モード」など、忙しい世帯でも効率よく使いこなせる基本機能もしっかり押さえています。
◆ツインバード ◆
「Mirror Design HR-EJ11B」
寝室や書斎でパーソナルに使いたい
鏡面仕上げのコンパクト冷蔵庫
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「家具を選ぶように家電を選ぶ」という発想から生まれたツインバードのMirror Designシリーズ。扉にミラーを採用したことで部屋が広く見え、シンプルながらスタイリッシュな空間を演出。定格内容積110Lとコンパクトなサイズですがデザイン性が高いため、1人暮らしだけでなく、寝室や書斎など個室使いにもおすすめ。40Lの冷凍室は収納性が高い2段引出式で、クリア容器のため中身が一目瞭然。天面に耐熱100℃の天板を採用しているため、電子レンジなどをのせて使っても安心。
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ここ数年でデザインも大きく進化した冷蔵庫。機能だけでなく「冷蔵庫でどんな空間を演出したいか」という家具やインテリアのような発想で選ぶ時代になったのかもしれません。