【住み家と風水：第５回】良い気を呼び込み悪い気を遮るカーテンの役割

良い気をとどめるには２重が基本。
レースのカーテンも必須です！

カーテンは、プライバシー保護や防犯上でも欠かせないもの。風水的にも良い気(陽)を招き入れ、悪い気(陰)を遮断するとても大事な役割を担っています。風水でカーテンについて調べると、色や柄が大きく取り上げられますが、まず気をつけてほしいのが枚数。レース系とドレープカーテンなどで２重が鉄則です。これは良い気を逃さず、部屋へとどめておくため。いくら色や柄で運気を上げても逃してしまっては本末転倒。またカーテンを閉めっぱなしにしていると、悪い気が溜まってしまいます。陽と陰のバランスが重要ですので、朝は厚めのドレープカーテンをあけて、夜は閉めるというリズムを作り、昼夜の境を意識していきましょう。そういった意味で考えると遮光カーテンは陽を完全に遮断してしまうので避けたいアイテム。陽を体で感じ、自然とつながることで、自然治癒力を高め、心を落ち着かせることもできます。

そのとき上げたい運気によって
カーテンを選ぶという手もあり！

部屋のなかで大きな面積を占めるカーテンですが、家具と違って取り替えやすいので、すぐに気分を変えたい、運気を好転させたいという方には都合の良いのアイテムです。ただし、カーテンをあまりにも頻繁に変えるのもよくありません。１年１回の交換がベストで、春夏秋冬の季節を巡り、１年をかけて使うのが理想的です。それでは、運気を上げる色･柄を見ていきましょう。

・夫婦仲をよくしたいなら、草木や小花柄
恋愛･夫婦関係を良好に導くのは「草木、小花、ツタなどが絡み合う柄」。この柄は恋愛や愛をあらわすので、視覚に入るだけでも効果的。相手を思いやる気持ちが湧いてきます。

・お金を貯めたいときは、淡い色を
金運は「淡い色や小さい花柄」が運気アップにつながります。金運アップでよく耳にする黄色もいいですね。ただ、大きい花柄は金運アップには結びつかないので注意してください。

・ビジネス運にはブルー系を
新規客を増やし、既存客を確保･長いおつきあいを目指すなら「青系」です。青は”安定”を意味しますのでカーテンに限らず、仕事運アップにはとても良い色です。ただ、ダークブルーなど黒に近くないほうがベター。色が濃すぎてしまうと仕事の上で”我慢”が必要になる場面が出てきそうです。

・勝負のときにはオレンジや赤もあり！
風水では「赤」は行動力、「オレンジ」はやる気が湧き上がる色とされています。停滞気味の方は思い切ってこの色に。ただ、長期的にこの色のカーテンを使用すると落ち着き、冷静さが欠けてしまいます。なので、ひとつのプロジェクトや目標がクリアしたら、落ち着いた色に取り替えを。基本は１年交換が理想ですが、これはイレギュラーと考えてください。

カーテンはもちろん常に清潔に保ちたいですが、いろいろなことを一度にやると大変です。風水は少しずつできることから取り入れればいいので、年をまたいで同じカーテンを使う場合は、最低１年に１回。汚れが気になってきたら必ず洗ってきれいな状態をキープしましょう。またカーテンではなく、ブラインドを使っている人も、ホコリがたまりやすいのでこまめに掃除を。そして朝はブラインドをあけて光を通すこともお忘れなく。

窓際に置くもので、
さらに運気を上げることも

風水では窓際に置いて良いもの、悪いものもありますので最後にお伝えしておきますね。置いていいのは天然石や光を集めて放つクリスタルなど。カーテンレールから紐を付けて垂らしてもいいですし、タッセルで取り入れてもいいですね。ここでも恋愛運を上げたいなら、１番はダイヤモンドですが、ローズクオーツ、ルビー、サンゴ、ガーネットもOK。クオーツの入った飾りを取り入れてみてください。また、グリーンを窓際に置く･つるすのも人間関係の向上になりますのでおすすめします。ただし手入れはこまめに。枯れたり、腐ったりするとよくありません。最近トレンドになっているスワッグ(ドライフラワー)や多肉植物系(サボテン含む)など手のかからない･育たない植物は残念ながら開運には向いていません。

その時の気分や目的に合わせてカーテンを交換したら、朝はカーテンをあけ、少しの時間でも窓をあけて空気を入れ替えること。自然を感じながら運気を上げていきましょう！