針や糸を使わない画期的なドールクラフト“ルルベちゃん®”が、今関西方面を中心にSNSで大盛り上がりしているのをご存じですか? 着せ替え人形感覚で大人が楽しめるルルベちゃん®の魅力をひも解いていきましょう♪
ルルベちゃん®は、兵庫県尼崎市のハンドメイド教室「ペルスネージュ」の寺嶋由紀恵さんが考案されたクラフトドール。洋裁があまり得意でないという寺嶋さんが、ご自身のお嬢さんのために“縫わずに簡単に作れるお人形”を作りたいと考案。2017年2月のイベント出店をきっかけに人気が広がり1年で約2,500名を超える認定講師が誕生したという伝説的なクラフトドールなのです。バレエのルルベ(つま先立ちのポーズ)に似ているところから、この名前がつけられたと言われています。ルルベちゃんⓇには、以下の特徴があって、
●針と糸を使わないからお裁縫が苦手でも簡単に作ることができる
●衣装も、ヘアスタイルも組み合わせが無限大!
●バッグチャームにもなるキュートなルックスで、インスタ映えも抜群!!
◆ルルベちゃん®をつくるのに
必要なアイテムはたったこれだけ◆
まずは全国にあるお教室で作り方の基本を学ぶことをおすすめしますが、”素ドール”と呼ばれる専用のボディバーツに髪の毛、洋服、バッグ、靴、アクセサリーなどを両面テープやグルーガンで張り付けるだけ。着せ替え人形感覚で、自分好みにカスタマイズできるところが人気で、関西方面を中心に大流行しているクラフトドールなのです!
目次
平成のトレンドをリアルに再現!!
世代別ルルベちゃん®ファッション・ヒストリー
本来、バレエのチュチュやエレガントな装いのルルベちゃん®が主流のクラフトドールですが、若かりし頃に流行していたファッションがモチーフとなり、自分が一番「輝いていた!」時代のファッションを再現したかのようなドールがSNSで話題になっています。作家さんの世代によっては、コギャルファッションから、シャネラーまで!!!ここでは、当時が懐かしくなるようなファッションに身を包むオリジナリティあふれるルルベちゃん®を紹介! 「私もこんなだったー!!」と平成ファッションのトレンドの流れを懐かしみつつ、共感していただければ幸いです♪
【30代前半】
コギャル全盛期!ガングロ×ルーズソックスが
トレードマークのコギャルルベちゃん®
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当時、街には小麦色の肌、細く上がった眉毛、ハイライトが入った長い髪に、派手なアクセサリーをした女子高校生が溢れかえっていました。ダボっとしたセーターからは、10㎝程しか見えないスカート。そして、なんといってもトレードマークのルーズソックス!! 「ルーズソックスのダボッとした感じを出すために、リリアンで編んで作成。当時を再現するために、あえて小麦色のルルベちゃんⓇを使用。髪の毛もMIXタイプの糸を使って、コギャルらしくハイライト感を引き出してみました」( @tresor.k.s さん)。何処へ行くにもこの格好をしていた学生時代を懐かしく思いながら作成したそう。
【30代後半】
レースやチュールアイテム×デニムで
清潔カジュアルなファッションが流行した世代
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ファストファッションの台頭で、「安くてお洒落!」が当たり前。いかにお金をかけずにお洒落を楽しむかというのが30代後半の人たちの特徴。@yukayuka.hyaaさんは「オフショルダーのフリルブラウスに、ダッドスニーカー、クラッチバッグ当時の流行っていたアイテムを意識して盛り込みつつも、白×ネイビーで大人可愛くコーディネートしました♡」。ガングロ時代が終わり美白ブームが到来し、日傘を持つOLをよく見かけましたよね。こだわりの日傘は、ルルベちゃん®本部も公認だそうですよ。
【40代前半】
上品&エレガントなきれい系お姉さん世代の
ルルベちゃん®はブランド小物がポイント
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きれいめファッションに身を包むOLやモデルカジュアルといったブランドファッションに全財産をつぎ込んでた! というお洒落好きが多いこの世代。「“可愛さも残しつつ女性らしく上品”をコンセプトに働くお嬢さんをイメージして作成しました」(@nana.iro.qramさん)。またこの世代の特徴はブランドバッグや女性らしいヒール靴。ファッションにこだわりの強かった世代だからこそ、ルルベちゃんⓇの着こなしも細部までこだわって作られていますね。
【40代後半】
スキニーデニムをサラリと着こなす
モデルカジュアルを意識したルルベちゃん®
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@atelier.lecrinさんの作品は、「ベルトと靴はワインレッドのレザーで統一、バッグにも本革を使用し、セレブを気取ったルルベちゃん®です♡ スタイルがよければ、シンプルなお洋服も豪華に見える! そんなモデル風な着こなしをイメージしました」。スキニーデニムやダメージデニムといったデニムの着こなしが日常! というデニム好きが多いのもこの世代。細くてスラっとしたきれいめデニムスタイルは永遠の憧れですよね!
【50代】
バブル世代が作るルルベちゃん®は
全身ブランド物に身を包んでいるのが特徴
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まさにハイブランドの全盛期のバブル世代はツイードスーツに身を包み、チェーンバッグやベルトをジャラジャラと身につけた華やかなスタイルが印象的。「ツイードで某メゾンブランドのスーツを忠実に再現! パールアクセ、チェーンベルト、ブローチなど、パーツのバランスを計算しながらとにかく細かく作り込みました」(@ririkanon さん)。ご自身がしていた当時のエレガントなファッションを懐かしく思い出しながら制作したそうです。
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関西で人気のルルベちゃん®の人気の理由、分かっていただけましたか? 私も、当時の自分を投影するオリジナルの作品を作りたくてうずうずしてきました(笑)。また、お子さんお気に入りの洋服を着たルルベちゃん®を作ってバッグチャームとして使えば、ママ友の間で話題になること間違いなしですよね。ぜひ、チェックしてみてください。
取材したのはこちら
1976年の開催から始まり、今年43回目を迎える世界最大級のハンドメイドホビーの祭典「日本ホビーショー」では、全国7支部を通して集められた『ルルベちゃん®』100体が勢ぞろい!! 関東初のお披露目となりますルルベちゃんⓇのワークショップも行われますのでお楽しみに。「第43回2019日本ホビーショー」は東京ビッグサイトの西1・2・3・4に会場を移して、4月25日(木)、26日(金)、27日(土)の3日間の開催いたします。
E-mail:hobbyshow-pr@witan.co.jp
担当:野島
<第43回2019日本ホビーショー広報事務局> ウィタンアソシエイツ株式会社内
監修
兵庫県尼崎市在住。幼稚園教諭を経て結婚し出産後、育児が少し落ち着いたタイミングでハンドメイド教室「ペルスネージュ」を設立。洋裁が苦手だというご本人が娘の為に「簡単に縫わずに作れるお人形」を作りたいと考え、2017年2月のイベントに出店。その後友人とのコラボレッスンや通信レッスンを始めたことをきっかけに、じわじわと人気が広がり1年で約2,500名を超える認定講師が誕生。現在も日本全国はもとより海外に至るまで、毎月約200名のペースで認定講師が誕生しております。忙しい毎日ではありますが、ルルベちゃん®を可愛がってくださる皆様に感謝の毎日です。
現在、寺嶋由紀恵先生のハンドメイド教室「ペルスネージュ」でのレッスンはストップしている状態ですが、北海道支部・東京支部・東海支部・京都支部・大阪支部・兵庫四国支部・広島九州支部7つの支部を中心に日本全国でレッスンを受講できます。詳しくは、お近くの認定校の講師まで直接、お問い合わせください。