自宅でおいしく安全な水を考えると、ミネラルウォーターやウォーターサーバーを思い浮かびます。ただ、いずれも費用やメンテナンス、スペースなど、少なからずハードルが。そこで注目したいのが水道水をろ過する家庭用の手軽な浄水器! その魅力を徹底調査しました。
震災以降“水”への関心度は年々高まっており、特に飲み水にこだわっている家庭も多いはず。一方で、ウォーターサーバーは付け替えが面倒だったり、ミネラルウォーターは経済的に厳しかったりとネガティブな声も……。そこで注目したいのが設置や手入れも楽で意外と経済的な家庭用浄水器!ウォーターサーバーを置くのと何が違うのかを簡潔にまとめると、
目次
浄水器とウォーターサーバーの比較一覧
家庭用浄水器で基本的にかかる費用は水道代とカートリッジ代だけで、設置工事などもないのが大きな違いであり手軽さという点では魅力です。さらにウォーターサーバーはスリムなデザインのものが出ているとはいえ、ある程度のスペースが必要。日本の住宅事情を考えるとより省スペースな家庭用浄水器を選ぶメリットは大きいですね。では実際におすすめの浄水器を見ていきましょう。
蛇口をひねればすぐに浄水が出てくる!
料理にも気兼ねなく使える「蛇口直結型」
❶『美研-biken-』
蛇口取付型高性能清水器TARO 013
基準項目15種類の有害物質除去を
クリア。機材がレンタルなのも嬉しい
◆必要なのは初回登録手数料と月額利用料のみ
◆カートリッジは定期的に送料無料で届く
◆電話1本で故障時のトラブルに対応
家庭用の水回り機器のレンタル事業で20年以上の実績を誇る『美研-biken-』の中でも、一押しなのがこちら!初回登録手数料1,620円(税込、※新規契約の場合は無料)と月額レンタル料が966円 (税込)という抜群のコスパ力が魅力です。大きさもコンパクトで、安価ながら高度な浄水能力をもっているから安心!活性炭に独自の中空糸膜フィルターで、水道水がミネラルを含んだきれいな水へと生まれ変わります。カートリッジ1本(平均5カ月4475円)で、2リットルペットボトル450本(6.75万円分、1本150円で換算)の量を浄水できるからコスパが高いうえにペットボトルのゴミを大幅に減らせてとってもエコ。交換用のカートリッジも定期的に送料無料で届けてくれるから、交換し忘れや買いにく手間もかかりません! レンタル期間中は、電話1本で修理・交換を無料で対応してくれるのもレンタル事業大手の美研ならではのサービスです。
❷『ダイト製薬』きよまろプラス
薬品会社が作った、浄水器内部の清潔さにも
こだわった国産の高機能浄水器
◆化石サンゴでミネラルたっぷりの水に
◆業界トップクラスのろ過流量
◆60℃のお湯もしっかり浄水
残留塩素を徹底的に除去するのはもちろん、殺菌セラミックを内蔵し、内部が常に清潔な状態であることにもこだわった浄水器。水本来のおいしさを追求し、化石サンゴをカートリッジに内蔵することにより天然のミネラル成分を含んだよりおいしい水を実現。やしの実の内果皮から作られた「抗菌繊維活性炭」を用いることで1分あたり3.5リットルという量を浄水できるから、急いでいる朝や一度にたくさんの水を使いたいときにもイライラすることはありません。また、60℃までならお湯も浄水できるので、調理やお茶にも便利です。浄水と原水の切り替えもボタンで簡単に操作できたりと使いやすさも魅力です。しかも今なら1家族1台限りで通常9600円の浄水器が1980円(税込)で購入できます。カートリッジは月額1150円ほど(使用量や契約プランにより異なる)なので、家計にも優しいコスパを実現しています。
水を入れるだけで浄水できて
持ち運びも可能な「ポット型」
❸『メガキャット』蒸留水器
赤ちゃんにもおすすめな純水が作れる!
そのまろやかな味わいにハマる人続出
◆水道水のカルキなどの不純物を一切除去
◆赤ちゃんのミルクにも使える純水
◆フィルターいらず
世界40カ国以上で愛用されている『メガキャット』の蒸留水器。震災以降注目され、米国ベストセラーとなった「自分と家族を守る防災ハンドブック」の日本語版にも掲載されているポットタイプの浄水器です。蒸留水は、水道水に含まれる残留塩素等の不純物が一切含まれていない純水で、赤ちゃんのミルク作りにも最適といわれています。水を沸騰させて、蒸発してできた水蒸気を冷やしてきれいなお水を生成する工程なのでカートリッジは必要なく、水以外の不純物は本体に残ります。その不純物の多さには驚きを隠せないという使用者の声多発!蒸発残留塩素検査でも一切カルキが含まれていないことが証明されています。本体を購入するという初期投資(33,300円)や4ℓの蒸留水を作るのに電解代70円がかかりますが、純水の味はまろやかでお米を炊くのはもちろん、コーヒーやお茶が格段に美味しくなると評判です。
❹『ウォーターロジック』
UVハイブリッド浄水器Edge
バクテリア除去率99.9999%を実現
逆汚染の心配もないハイブリッド浄水器
◆吐水口部分に細菌が逆流しない設計
◆ポット型なのにろ過する待ち時間なし
◆スタイリッシュなデザイン
欧米の飲料水市場において水道直結型浄水サーバーの先駆者ともいわれているアメリカの『ウォーターロジック』社の浄水システムと日本の家庭で使いやすい3リットルポットを融合させ、WQA(米国水質協会)の監査済みの日本国内工場で生産したmade in japanの製品。独自の特許技術で、吐水口から雑菌が侵入・繁殖する「逆汚染」の心配がないハイブリットな浄水器を生み出しました。逆汚染とは、浄水器の吐水口部分に細菌やウィルスが繁殖してぬめりの原因となり、さらに浄水器の内部まで汚染すること。この浄水器は、常にバクテリア除去率を100%に近い数値で保てるのが最大の魅力。水道水をリザーバーに入れるだけで吐水ボタンを押せばすぐに浄水されるので、待ち時間もありません。お手入れは年1回のカートリッジ交換のみです。また、その高いデザイン性でも人気を集めており、一流ホテルやレストランなどでも使われ、累計出荷台数は100万台を突破。こちらも初期投資は本体価格が83,160円(税込)とお高めですが、ペットボトル1本に換算すると約6.8円! 電気代も1年に約230円未満ととても経済的。
〈おまけ〉
日本の水道水はペットボトルで
買えるって知ってますか?
東京の水道水を詰めたペットボトル「東京水」が売られているのは聞いたことがあるかと思いますが、意外と多くの地域の水道水が、ペットボトルやアルミ缶で販売されているんです。そのくらい日本の水道水はきれいだということ。ウォーターサーバー用のボトルタンクのミネラルウォーターを買わなくても、カルキなどの不純物を浄水器で取り除くだけで、日本の水道水でもおいしい水は手に入れられるんです。コスト感や省スペースを考えるなら、浄水器もいいと思いませんか?
※記事内のサービスや価格は2019年7月28日現在のものです。最新の情報は各メーカーのホームページをご確認ください。