一般的な3LDKのマンションで家族の部屋を割り当てると、寝室は6畳の部屋という家庭も多いのではないでしょうか。1人なら十分な広さでも夫婦2人となるとやや狭い…。6畳にシングルベッドを2台置いても快適に過ごせる我が家なりの工夫を紹介します。
我が家は6畳の寝室にシモンズのシングルベッドを2台入れてます。シングルベッド2台はキングベッドと同じ大きさ。配置を間違えると通路が取れず、ベッドの上を移動し窓を開けるなんてことにもなりかねません。狭い部屋にベッドを配置する際の注意点や、限られたスペースに大容量の収納を実現する収納ベッドの活用。また、すっきり見せるためのインテリアへのこだわりなど、私なりの工夫を紹介します。
目次
まずはレイアウトを紹介
シングルベッドのサイズはメーカーによって多少異なりますが一般的には98×198㎝くらい。2台分の面積を畳に換算すると2.5畳ほどなので、物理的にはベッドを2台置いても残り3.5畳ほどの余裕が生まれます。しかし窓や梁、ドアの位置関係によってベッドを置ける位置は限られます。我が家の場合だと窓際のハリが邪魔しているため、ベッドの配置は上記のレイアウトしか選べません。
ベッドの配置は、通路の幅が
60㎝確保できることを目安に
一般的に人が余裕で通れる幅は60㎝と言われています。6畳にシングルベッドを2台置く場合、全ての通路を60㎝確保するのは正直難しいと思いますが、この数字を頭に入れつつレイアウトを考えるとベッドの配置を決めやすいと思います。残念ながら我が家の寝室もベッドの足元は42㎝。しかも掛け布団はベッドフレームからはみ出ることを想定していなかったため、羽毛布団を使う冬の間は布団の厚さ分、通路は狭くなってしまいます。前を向いて歩くことはできますが正直余裕はあまりない状態です。
窓側のスペースは
掃除がしやすい広さを残す
たった6畳のスペースなので、どちらに寝てもさほど温度は変わらないかと思いきや、通路側に寝ている主人は冬でも寒くないと言いますが、窓側に寝ている私は窓からの冷気を感じます。明るさを確保するためにも、真冬の窓から感じる冷気を避けるためにも、ベッドのヘッドボードで窓を遮ることや窓際ぴったりにベッドを置くことはあまりおすすめできません。ベッドの左右には掛け布団の端がかかるので、ベッドが窓ぎりぎりだととベッドメイクも大変です。布製品が多い寝室はほこりもたまりやすいので、掃除のしやすさを考えると窓とベッドの間は最低でも掃除機のヘッドが入る程度の広さは確保した方が良いと思います。
シングルベッド下は2.5畳の大容量収納
上開閉の収納ベッドが大活躍!
狭い寝室は白を生かして広く見せる
インテリアのポイントは壁面を活用
決して余裕があるとは言えない6畳の寝室は、できるだけ広く感じるように寝具は全て白で統一しています。家具も木の色のトーンを合わせて色味を少なくしています。ベッドサイドのテーブルは床が見えたほうが視覚的にも広く見える気がしたので、ベッドより少し低めの位置にウォールシェルフを設置。寝る前に読んだ本やスマホを、手を伸ばさずにシェルフに置ける距離感も◎。部屋全体が白すぎる空間だと少し寂しい印象だったので、寝転がったときに目の前に見える壁は温かみのあるベージュのアクセントクロスにし、枕側の壁には木と鳥の柄のウォールステッカーを貼りました。平面を飾れる壁紙やシールは狭い部屋にこそ活用したいインテリアアイテムです。
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6畳と言う限られたスペースゆえ、大きな家具はベッドのみの我が家の寝室。万が一の地震の際にもベッド周りに倒れそうな家具がないのは安心です。もしもの備えで、ベッドサイドのウォールシェルフには懐中電灯を常に置いておき、窓際に置いているベンチボックスの中には防災グッズ一式を収納しています。決して余裕はない寝室ですが収納したいものは全て収まりました。すっきりシンプルにまとまった空間は程よいおこもり感もあって快適です。寝室の収納やインテリアの参考になれば幸いです。