安くて軽くて、メンテナンスしやすいと無印良品で最も売れている収納ケースが「やわらかポリエチレンケース」。使い勝手抜群なこの収納アイテムは、いろいろな場所で役立ちます。無印良品のインテリアアドバイザーにその活用術を教わりました。
無印良品で最も売れてる収納ケースが「やわらかポリエチレンケース」。深さ違いの4タイプ(小・中・大、深型)をメインに、横幅が半分のハーフサイズ、珍しい丸型のケースなど全9種類を展開しています。人気の理由は
・490円~1,190円(税込)とお手頃な値段
・合成樹脂のポリエチレン素材だから軽くて丈夫
・角がなく柔らかいので危なくない
・取っ手があるので持ち運びしやすい
・水にも強くメンテナンスしやすい
とたくさんの魅力が詰まっています。
「無印良品の収納ケースは、自宅の棚に比較的合わせやすいとの声をいただきますが、それは、日本家屋の尺から割り出した黄金サイズ37×26㎝をベースにしているから。この『やわらかポリエチレンケース』は、軽くて丈夫、出しっ放しにしておいても気にならない見た目のシンプルさ、値段も安いのでシリーズで揃えやすいところが魅力です。どの部屋で誰がどのように使うのか、片付けたいものは何か、収納を隠すか隠さないかなどを意識して収納環境を整えると、格段に暮らしやすくなります」(「無印良品 銀座」 インテリアアドバイザー山口綾子さん・以下同)
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◆ @洗面所 ◆
いろんな色やデザインが入り乱れる洗面所は
色を統一した収納に隠せばスマートに
洗面台や洗濯機などは清潔感のある白が主流ですが、洗剤やタオルはとてもカラフルなものも多いですね。整理されていてもゴチャゴチャした印象になるのはそのせいもあります。「やわらかポリエチレンケースは、清潔感のある白色なので水回りの視界が一気に整います」。ここでの収納のコツは、使うもの同士でグルーピングすること。「洗剤などのストック品はひとまとめに。掃除グッズもそれだけでまとめましょう。収納スペースに空きがあっても詰め込みすぎると取り出しにくく、結果的に整理をしなくなるので収納には余裕を持たせておくことが大事」
◆ @キッチン ◆
食品ストックは、目視しやすく
すると、無駄な買いすぎも防げます
食品ストックは見えにくい場所に置くことが多いので、残量確認を怠りがち。「食品ストックを収納したケースには、あえてフタをつけずに目視を簡単にします。日常的にストックの量が目に入れば、買い忘れや買い過ぎの防止につながりますよ」。やわらかポリエチレンケースは、汚れたら固く絞った布巾でサッとふくときれいになるのもいいところです。
◆ @リビング ◆
よく使うものをグルーピングして
セットしておけば取り出しも整理も楽ちん
リビングにはお菓子、文房具、最近では除菌スプレーやふきんなどの消毒セットも置いている家庭も増えています。「繰り返しになりますが、収納上手への近道は使うものをグルーピングして片付けること。例えば、急須と茶葉を何種類かまとめておけば、気分によってサッと飲み分けできます。オフィスにもおすすめしたい使い方です」。小サイズのケースには、こまごまとした文房具などをまとめて入れておくユーザーが多いそうです。
◆ @クローゼット編 ◆
デッドスペースになってしまう
クローゼットにケースを置いて有効活用
クローゼットに洋服を掛けたときに、下部にどうしてもできてしまうデッドスペースこそ、やわらかポリエチレンケースで活用を。「ハンカチやベルトなどの小物を収納するときは、小サイズが便利です。色を統一させれば違うサイズの収納ケースを組み合わせてもスッキリ見えるので、整理したいものに合わせてケースの大きさを選んでください」。またお子さんがいるご家庭では、子供たちが翌日着る洋服を小サイズにまとめておくという使い方も◎。「朝起きたらクローゼットから子供がそのセットを勝手に持ってきて、自主的に着替えるようになりましたというお声も聞いています」。やわらかポリエチレンケースは躾にも有効ですね。
◆ @寝室 ◆
丸型の大サイズをベッドサイドに置いて
サイドテーブル代わりに使うのも手
冷房が効いた寝室でもう1枚掛け布団がほしいというときに便利なのが、丸型の大のケースに薄手の掛布団を入れてベッドサイドに置いておくこと。「ふたをすれば簡易的なサイドテーブルとして代用できますよ」。他にもこの収納ケースに編み物セットを一式入れておく人もいるんだとか。「天然素材のカゴのタイプの収納ケースは見栄えはいいですが、衣類やタオルなど引っかかりやすい素材の収納には向きません。その点、やらわかポリエチレンケースは内側がつるっとしているので、何を入れても安心です」
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山口さん曰く収納上手への近道は、空いた場所に物を片づける工夫をするよりも、片づける物の大きさや量を把握し、それらがゆとりをもって収まるスペースを確保することだと言います。家がなぜか散らかると悩んだら、『やわらかポリエチレンケース』を整理整頓に活用してみてください! また、無印良品では予約制でインテリアアドバイザーによる収納やインテリアの相談もできるのでそちらを活用するのもいいかもしれませんね。
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全世界で900店舗を超え、衣服や生活雑貨、食品、家など約7000品目の商品が揃う「無印良品」。商品開発の基本は、生活の基本となる本当に必要なものを、本当に必要なかたちで作ること。やわらかポリエチレンケースも「子どもにも使いやすいもの」を追求した結果、大ヒット商品となった。店舗のインテリアアドバイザーに相談したい場合は、ネットのMUJI SUPPORTから予約を。オンライン相談も可能。