作り手も食べる人も思わず笑顔に♡「顔弁」こそ最強かも

梅雨のジメジメした気候のせいか、この時期はお弁当作りに気合が入らないという声をよく耳にします。お弁当ママ歴10年以上の私も、確かにこの時期はちょっぴりお弁当ネタがマンネリ気味。そんな私のやる気をフラットに戻してくれるのが「顔弁」なんです。

〈左〉のりと小梅を使った@yuka_rin_kouさん、〈右上〉地味弁をコミカルに仕上げた@nanotana1130さん、〈右下〉 顔付きソーセージでにぎやかにした@ninio.komachiさん。それぞれの顔弁へのこだわりは記事内をご覧ください。

お弁当作りは毎日のことだから、マンネリで、ちょっと雑になることもありますよね。インスタパトロールで見つけた「#顔弁」のハッシュタグには思わず笑ってしまう可愛いお弁当がたくさんありました。おかずが偏ったり、茶色だらけのお弁当になってしまったりと毎日パーフェクトなお弁当を作るのは難しいけれど、“笑顔”を添えるだけでぐっと素敵なお弁当に見えてくるんです。作り手も食べる側も少し幸せな気分になれる顔弁の魅力を取材しました。

目次

表情はいつも“笑顔”がこだわり!
ごはんとのりと小梅で作る日替わり顔弁

 

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yukaさん(@yuka_rin_kou)がシェアした投稿

@yuka_rin_kouさん はお嬢さんの高校進学を機にお弁当生活がスタート。「作り手の思いとしては、お弁当箱のふたを開けたときに自然と笑顔になってくれればいいな、よりお昼が楽しい時間になればと思い顔弁を取り入れるようになりました。おかずはいつもの唐揚げや煮物、夕飯の残り物でも顔弁にするだけでお弁当全体が華やかになりますし、作っているこちらも楽しくなってくるから不思議です。私のこだわりはごはんスペース全体を使って笑顔の女の子の顔を作ること。この日はのりと塩昆布で髪の毛を作り、楕円形にカットした小梅を髪飾りに見立てました。目と口はのりをハサミでカットするだけだから簡単です。ぶぶアラレでほっぺたと小梅の飾りに添えればできあがり。のりと小梅があれば色も添えられて簡単に顔弁が作れるのでおすすめです。ちなみにのりはごはんをよく冷ましてからのせると、しわしわになりにくいですよ!」

おかずのない日こそ顔弁の出番!
のっぺりしがちなオムライスに顔をON

 

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恐竜が食べるおべんとうさん(@kyoryu_mama)がシェアした投稿

@kyoryu_mamaさんはおかずのない日こそ顔弁の出番!と可愛いスマイル模様をお弁当に添えています。「土曜日のお弁当はおかずももう残っていないので、オムライスの登場率高めです。おかずがない分、何かできないかなと思うのですが、子供たちももう中高生なのでキャラ弁は厳しい(笑)ので、Sokuerのスマイルの型抜きを使って顔弁にしてみました。どうやって作ってるのか、よく聞かれますが、簡単なんですよ。まず、薄焼き卵を作ってスマイルの型で抜きます。フライパンに型を抜いた薄焼き卵を置き、間に溶いた白身を流し込んで固まるまで火を通すだけ。シンプルなオムライス弁当も手が込んでいる風に見えるし何よりクスッと笑顔になれますよ」

定番おかずのソーセージにひと工夫!
「#ソーセー人」のにぎやか弁当

 

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こまちさん(@nijio.komachi)がシェアした投稿

@ninio.komachiさんは、お弁当の定番中の定番おかず、ソーセージを使った顔弁にハマっているそう。「お弁当って本当に毎日のことだから、どんなに気合を入れて作っていてもやっぱりおかずのアレンジには限界があります(汗)。ならば見せ方を変えてみようと、試しに定番おかずのソーセージを人に見立てた“ソーセー人”をいっぱい作って入れてみたら娘も大喜び(笑)。『あ、こういうことでもいいのかも!』とちょっと気持ちが楽になったのも事実です。それが写真のお弁当。赤いソーセージを半分にカットし、足と口に見立てて切れ込みを入れ、つまようじで目になる穴をあけてゴマを詰めてからボイルします。ポイントは必ずゆでる前に切れ込みを入れてゴマを詰めておくことです。ゆでた後だと油が出てきてしまいゴマも入れにくいし足もうまく広がらないんです。ちょっと手間にも思えるかもしれませんが、ただソーセージ焼いて詰めるより作るのが断然楽しいし、お弁当の見栄えもぐっとアップしますよ」

茶色一色の焼きそば弁当も
ON THE EGG×顔パワーで脱・地味弁!

 

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@nanohana1130がシェアした投稿

高校生姉妹のお弁当作りをしている@nanotana1130さん。「長女が高校に入学して、緊張と不安でドキドキしているだろうと思い、お弁当の時間だけでもほっこりできたらと思い始めた顔弁生活もはや3年目です。先日誕生日を迎えた長女からのリクエストがまさかの焼きそば弁当。焼きそばだけでは茶色すぎるので、ここは顔弁!とこんな風にしてみました。目玉焼きをのせて屋台のような焼きそば弁当にしましたが、ちょっと食べ盛り男子系のお弁当なので、焼きのりをハサミで切って目と口を作りました。頬っぺたには、ケチャップでにっこり女の子の雰囲気を添えて。地味になりがちな焼きそば弁当も顔がつくだけで可愛い♡ 普段のお弁当でも何か物足りないと思ったら、のりを切って顔にしています。それだけで雰囲気が変わるから顔弁は、やめられません(笑)」

どんな弁当にも使える、のりの笑顔は
子供たちとのコミュニケーションツール

 

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sutakotablemakeupさん(@sutakotablestyle)がシェアした投稿

手前みそですが、もずっと顔弁を作り続けています。少しでも楽しく、笑える毎日を!と思って子供たちが幼稚園時代から作っていますが、最近は手抜きアイデアとして大活躍(笑)。代わり映えのしないおかずでも、しまった!冷蔵庫に何にもないというときも、のりさえあればお弁当作りは楽しく乗り越えられると思っています。なので基本的に私はお弁当の内容にかかわらず必ずのりを切って顔を作っています。年頃の息子たちとものりのネタで笑いを共有。「今日はのりがふたにあったよ!」「今日はのりがちゃんとついてたよ」と、いつの間にか子供たちとのコミュニケーションツールになっていました。ちなみに写真の日は冷やし中華の麺弁当。麺の上に具材となる野菜をカットしてのせ、その上にのりで目と口をカットしてのせるだけ。とっても簡単だけど、なんだか笑えてきませんか? のりを切るだけだから1分もあればOK。忙しい朝でもこれなら取り入れやすいと思います!

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「顔弁」やっぱり可愛いですね!こうやって特別な食材じゃなくても、ちょっとした工夫で顔にできるなら、明日からでもできそうです。そしてお弁当を作る側の思いはみんな「お弁当のふたをあけたときに少しでも笑顔になってくれたら」という親心。いつものおかず、代わり映えしないお弁当も、のりやソーセージ、卵をアレンジすればもっと笑顔が広がるかも! ちょっとお弁当作りに疲れちゃったなというときこそ、ぜひ顔弁にトライしてみてくださいね。