セミナーで覚えた「トマトソースの時短レシピ」で夏野菜がおいしい!

健康や美容に野菜の重要さがこれだけ叫ばれているにもかかわらず、野菜の摂取量は年々減少しているのが日本人の実情。忙しいなかでも効率よく野菜を摂取するコツを、ヘルシオやホットクックでおなじみのシャープと野菜のカゴメがタッグを組んだセミナーで学んできました。

日本人が1日にとるべき理想的な野菜の量は、350g以上と言われていますが、それだけの生野菜を毎日摂取するのは、なかなか難しいもの。とはいえ、野菜不足は、ビタミン、ミネラル、食物繊維の不足につながり、体調を乱す原因となります。カゴメ(株)のフードプランナーであり管理栄養士である山形真紀子さんが、今回のセミナーでおすすめしていたのが、加工食品も上手に利用すること。「共働きが当たり前になり、料理に手間も時間もかけるのが難しくなっている現実もあります。また、夏場はなるべく火を使いたくないのも本音だと思うんです。そんな夏の今こそ、加工食品と調理をサポートしてくれる便利な家電を活用して簡単においしく野菜を食べていただきたいです!」(山形さん)

”野菜の会社”としてトマトおよびあらゆる野菜を使った革新的な新商品を発売するカゴメ(株)のフードプランナーであり管理栄養士である山形真紀子さん。

実際に紹介いただいたのは、リコピンやβカロテンを多く含む完熟トマトを原料とし、さまざまなお料理にアレンジが効くということから下処理がいらず手軽に使えて便利でおいしいカゴメの「濃厚仕立てトマトソース」と、シャープの調理家電「ヘルシオ」と「ホットクック」を使った超簡単レシピです!!

目次

野菜の食感をダイレクトに味わえる!
「夏野菜の焼きラタトゥイユ」(野菜相当量178g)

【材料】(2人分)玉ネギ/1/2個(約100g) 黄パプリカ/1/2個(80g) ズッキーニ/1/2本(75g) ナス/1本(90g) カボチャ/100g ベーコン/2枚 [A]塩・コショウ/少々 オリーブオイル/大さじ1 カゴメ「濃厚仕立てトマトソース」/1/2カップ

中までしっかり火が通っていながらも、それぞれのお野菜の食感がちゃんと残っていて食物繊維もたっぷり。副菜とはいえ食べ応えのある一品でした。まとめて作り置きしたものを冷蔵保存してメイン料理の付け合わせにプラスすれば、栄養バランスのよいメニューが作れそう!

【作り方】
玉ネギ、パプリカ、ズッキーニ、ナス、カボチャは2㎝角、ベーコンは1㎝幅に切る。
角皿にクッキングシートを敷き、①の材料をのせる。
[A]の材料を②にかけて混ぜ合わせ、平らにする。
水タンクに水位1以上の水を入れ、角皿をセットする。AX-XW600の場合は上段へ。
まかせて調理→焼く→スタートボタンを押す。
※この調理は、ヘルシオAX-XW600をベースに記載しています。(調理時間は約20分)

華やかな見た目はおもてなし料理にも◎!
「サケのトマトパッツァ」(野菜相当量134g)

【材料】(2人分)生サケ/2切れ(1切れ80g) キャベツ/2枚(100g) しめじ/1/2パック(50g) プチトマト/6個 塩・黒コショウ/少々 カゴメ「濃厚仕立てトマトソース」/大さじ3 ピザ用チーズ/10g オリーブオイル/好みの量 イタリアンパセリ/好みの量

良質なタンパク質にビタミン、ミネラル、食物繊維と栄養バランスもばっちりで見た目も華やか! 栄養価も高く彩りのある食卓になりそうな嬉しいメニューです。メインがお魚なところもヘルシーなので、ダイエットメニューとして取り入れるのもよさそうです。

【作り方】
サケは、1切れを3~4等分に、キャベツは食べやすい大きさに、しめじは小房に分ける。
クッキングシートで舟形を作り、①の野菜を均等に入れ、その上にサケ、プチトマトをのせる。
②に塩、黒コショウをふって、カゴメ「濃厚仕立てトマトソース」をかけ、ピザ用チーズをのせる。
水タンクに水位2以上の水を入れ、角皿に③をのせ上段にセットします。
AX-XW600の場合:手動調理→蒸し物→約15分→スタート
加熱終了後に好みでオリーブオイルとイタリアンパセリをかけて完成。
※この調理は、ヘルシオAX-XW600をベースに記載しています。(調理時間15~20分)

腹持ちも見た目もいいワンプレート!
「彩り野菜と鶏肉のトマト煮込み」(野菜相当量178g)

【材料】(2人分)鶏もも肉/1枚(約250g) 塩・コショウ/少々 オリーブオイル/大さじ1[A]玉ネギ/1/4個(50g) 赤パプリカ/1/4個(40g) 黄パプリカ/1/4個(40g) ズッキーニ/1/2本(75g) /小さじ1/4 黒コショウ/少々 カゴメ「濃厚仕立てトマトソース」/大さじ3

チキンから出るうま味とシャキシャキとした夏野菜と濃厚なトマトソースが絡み合って、まろやかで優しいお味でした。パスタやごはんを添えれば時間のない日のお夕食にもなるし、お洒落なワンプレートランチにもなりそうな嬉しいメニュー。

【作り方】
鶏もも肉は一口大に切り、塩・コショウを。
[A]の玉ネギは2㎝角に、赤パプリカ、黄パプリカは2、3㎝角に、ズッキーニは1㎝幅の半月切りにする。
ホットクックのまぜ技ユニットを本体にセットする。
内鍋に①と②でカットした野菜とその他の[A]を入れ、本体にセットする。
メニューを選ぶ→メニューを番号で探す。[No.082ラタトゥイユ]→調理を開始する→スタートボタンを押して待つ。
加熱後、皿に盛り付けオリーブオイルをかけて完成。
※このレシピは、ホットクックKN-HW24C╱KN-HW16Dをベースに記載しています。(調理時間約40分)

夏の野菜不足と調理の時短をサポートする頼れるアイテムがこれ!

どんなお料理にも合わせやすく重宝するトマトソースは、煮込みに時間がかかり、暑い夏にはちょっと面倒ですよね。その点「濃厚仕立てトマトソース」なら時短になるうえに保存が利き便利! 肉や魚をソテーしただけの夕食にも欲しい分だけかけられるから、彩りと栄養価をプラスできるところはすぐにでも取り入れたいと思えるポイントでした。また、時間の掛かる煮込み料理もスイッチひとつで調理できる便利家電のヘルシオやホットクックがあれば、お料理のレパートリーが広がりますね。

①発売から15年経ち
さらに進化を続ける【ヘルシオ】

ヘルシオAX-XW600

2004年に過熱水蒸気によるウォーターオーブンとして健康ブームにいち早く参入した「ヘルシオ」シリーズから、2019年6月に2機種が新発売されました。特徴は、①AIoTクラウド連携により音声で使い方や調理の手順を教えてくれる!②野菜の食感を残して調理する「低温蒸し青野菜」機能搭載。③毎日使うレンジ機能を追加と、より料理時間の手間と短縮をサポートしてくれるよう進化しました。

野菜不足解消にうってつけ!?
よりおいしく感じる「低温蒸し青野菜」機能

シャープ ヘルシオ
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②材料を入れてスイッチを押すだけ!の
革新的調理家電【ホットクック】

ヘルシオ KN-HT99A

材料をお鍋にそのまま入れるだけ水なしでOK!かきまぜも火加減も全て自動でコントロールしてくれるから、ほったらかしでも手間をかけたような味になると評判。食材に含まれる水分を使って調理してくれるので、野菜本来の甘味や栄養素をより多く残すことができるのも嬉しいですね。

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その③栄養価もしっかりあり、調理の
時短にもなる【濃厚仕立てトマトソース】

今回ご紹介した夏野菜のお料理でも大活躍してくれた、煮込む必要なし、食材にかけるだけ、あえるだけの簡単便利なトマトソースです。カゴメの「基本のトマトソース」と比べてトマトの使用量を1.5倍に増量してあり、濃厚な味わいに仕上がっています。保存が利くので、買い置きしておけばとってもお役立ちですよね。

カゴメ 濃厚仕立てのトマトソースを
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最後に、野菜を効果的に摂取する
フードプランナーのアドバイスを

1.加熱調理する
「1日に食べる野菜の量を、生野菜でとるとかなりのボリューム。蒸す、焼く、炒めるなど加熱することで水分量を減らすと、野菜はかなりカサが減るので一度にたくさん食べられます。野菜炒め、煮込み料理、スープなどがおすすめ」(カゴメのフードプランナー・管理栄養士の山形真紀子さん 以下同)

2.加工食品を上手に活用する
「下処理不要で手軽に使え、お野菜の値段が高騰している時期でも値段が安定しているという利点がお財布にも優しく、さらに保存が利くといいことずくめの加工食品。野菜ジュースやトマトの缶詰、トマトソースなどの加工品を料理に活用すれば時短にも一役買ってくれます。こういった加工食品の原料には、完熟野菜が使われており栄養が豊富。トマトのリコピンは熱に強いので、生で食べるよりも加熱調理するほうが、効率よくリコピンをとることができます。最近、トマトをニンニクや玉ネギ、油と一緒に加熱することで、おいしさだけでなく、リコピンの吸収率が高まることも分かってきました。ですからソテーした肉や魚に市販のトマトソースをかけるだけでもお野菜の栄養素が効率よくプラスできますよ」

3.副菜を1品プラスする
「事前に作り置きしておいた常備菜を1品プラスするだけでも、不足しがちなお野菜を手軽に摂取できます。カット野菜を使った簡単サラダや、作り置きのお総菜、保存の利くお漬物などの常備菜をふだんの食事に加えれば、手軽に野菜不足を補うことができます」

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ちょっと視点を変えるだけで、野菜をとるってそんなに大変じゃないんだ!と分かったことが今回一番の収穫。また便利な調理家電や加工食品を使えば今よりぐっと楽に野菜料理にも挑戦できそうです。野菜不足をどうにかしたい!と思っている方、まずは手軽に加工食品の活用から始めてみてくださいね!

(撮影/石田純子)