【トースターで簡単! 甘さ控えめスイートポテト】元料理家の母が残しておきたい愛情レシピ Vol.4

幼少期のお芋堀以来、冬は母お手製のスイートポテトが恋しくなる時期。デパ地下に行けばリッチな甘味が買えますが、手作りのものは、サツマイモの素朴な味わいが魅力。スイーツが苦手な人もおいしくいただける、我が家のおやつを紹介します。

寒さが厳しくなってきたこの時期、「ただいま~」と玄関のドアを開け、サツマイモの甘い香りとバターの香ばしいい匂いがキッチンから漂ってくると「あっ!今日はスイートポテトだ♡」とほっこりと温かい気持になります。最近では、安納芋など糖度が高いサツマイモが人気を集めていますが、我が家のスイートポテトに使うのは、加熱するとホクホクとした食感&程よい甘味が楽しめる昔ながらの「ホクホク系さつまいも」宮崎発の宮崎紅(みやざきべに)です。まずはふかしたてのサツマイモで素材の味を楽しんだ後、スイートポテトを作ります。サツマイモにバターと生クリーム、少量の砂糖を加えただけの甘さ控えめなスイートポテトは、熱々でも冷蔵庫でよく冷やしてもおいしく食べられます。サツマイモを購入すれば、ふかしイモ、熱い&冷やしたスイートポテトと3回おいしく食べられて栄養補給もできるので、この冬のおやつにぜひ作ってみてくださいね。

ポイント①
サツマイモの甘さを活かすためバター、
砂糖、生クリームと材料はいたってシンプル

【材料】宮崎紅258g、砂糖/30~35g、バター/30g、生クリーム/60cc、卵黄/1個 ※ふかしいもを食べた後に作った場合の計量です。材料の計量はあくまでも目安としてください。

宮崎発の宮崎紅は、鮮やかな赤紫色の表皮とクリーム色の果肉が特徴。加熱するとホクホクと自然な甘味が楽しめます。

ポイント②
あえて粗めにサツマイモをつぶして
食感を楽しむのが我が家流

ふかしいもを食べた残りを計量。今回は258gでした。サツマイモの皮をむくときは、熱いうちに作業すると簡単に外せます。ビニール袋に入れ、手の感覚でイモのツブツブを感じる程度にすりこぎ棒でたたいてつぶします。

まずはふかしいもを作ります。サツマイモは洗ってひげを取り、両端を落としたら、5㎝幅にカット。蒸し器にお湯をはり、中火で約20分、竹串がスーッと入ったら完成。サツマイモの甘さはものによって違うので、まずはふかしいもを食べて甘さやパサつき具合を確認。それによって上記計量の数値を目安として砂糖、バター、生クリームの配合を加減します。裏ごしやマッシャーでサツマイモをペースト状にしてもいいのですが、ビニール袋に入れてすりこぎ棒でつぶせば、洗い物も減らせますよ。

ポイント③
香ばしく焼かれた表面と
砂糖&生クリームでしっとりした生地が
ほっくりなめらかなスイートポテト

〈左〉生地をお弁当のおかずを入れるアルミカップに適量のせたもの。〈右〉ツヤツヤの焼き色がつくように、表面に塗り卵をしてトースターに入れて10分! 母お手製スイートポテトの完成。

ふかしいもは素朴なサツマイモの甘味がおいしいですが、母の作るスイートポテトは素材のおいしさはそのままに、砂糖でしっとり感を、生クリームで柔らかさを、バターで風味をプラスした家庭の優しい味わいです。また、アルミカップに入れてトースター(1020w)で10分程度、表面に焦げ目がついたらできあがりなので、パパッと作れるお手軽さも◎!
※トースターの温度は家によって異なるので、ご自身の感覚で焼き上げてください!

フライパンにバターをのせ弱火で溶かします。火を止めた後、砂糖を加え余熱で溶かしておきます。つぶしたサツマイモをフライパンに移し、バターの風味と砂糖の甘さが全体になじむように混ぜ合わせます。お弁当用のアルミカップにスプーンで生地を入れ、表面に焦げ色をつけるための塗り卵をして鉄板に並べます。

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母は私の幼少期から家族や食事に来た人から好評だったレシピをイラスト付きでまとめています。

我が家には電子レンジがないため、ふかしイモを蒸し器を使いましたが、電子レンジを使えばよりお手軽に作ることができるスイーツです。甘さ控えめなスイートポテトはこれから増えるホームパーティ時、ホットワインにもよく合うのでこのレシピで、ぜひお試ししてみてくださいね。

〈おまけ〉
スイートポテトを作る前に和菓子のような
上品な甘さの熱々ふかしいもを堪能!

ふかしいもは水分を加えて加熱するため、皮も中もしっとりとした仕上がりに。蒸かしたての熱々にごま塩をトッピングすれば、香ばしいゴマと、塩がサツマイモ本来の甘さを引き立てて和菓子のような味わいですよ!

取材したのはこちら

主な活動は、食品メーカーとのレシピ開発や、レストランへのレシピ提供。小学生を対象にした家庭料理クラスや、地域センターにて男の料理教室などを開催。ストレスは料理で解消と、1日中キッチンに立っているのが苦じゃない!と話すほどの料理好き。

増野妙子