テーブルメイクに使える!「フラットなガラス皿」の華やぎ

ガラスの器って、アイスクリームやヨーグルト、フルーツだけではもったいない! ガラスの持つ揺らぎや輝きは、もっと多くの料理を引き立て、テーブルを素敵に見せると思っています。おすすめは断然平らなガラス皿。盛り付け方も一緒にご紹介します。

器好きの私がガラスの器を集めるようになったのはここ20年くらい。他の器との相性がいいことに気づいて夏はもちろん、通年で使っています。おすすめは、断然フラットでほんのり肉厚、けれど飾り気のないガラス皿。平らだと盛り付けられる面積が広く、メインから副菜やデザートまでオールマイティに使えます。さらにほんのり肉厚のぽってりフォルムなら、温もりを感じさせてくれるので、ガラスだから冷たい印象ということにはなりません。サラダやフルーツを載せるだけでなく、思い切ってメイン料理やパスタなどを載せてみたらびっくりするくらいお洒落に見えますよ。

目次

意外と深さもあり、メインにも使える!
テーブルに落ちる器の影も
ガラス器を使う際の演出に

このフラットな28㎝の平皿は、なんと20年選手。私がガラスの器にはまったきっかけでもある思い入れのある1枚です。NY駐在中にガレージセールでひと目惚れしました。たしか8枚で30ドルもしなかったと思いますが、これが大活躍で、デイリーはもちろん、おもてなし時にも使っています。程よいぽってり感とメイン料理にも十分なサイズ感が使いやすく、お皿の真ん中に前菜をチョンとのせたり、パスタを盛るのが気に入っています。

2枚割れてしまったので現在は6枚を大切に使っています。中央に直径10㎝、深さ1㎝ほどのくぼみがあるだけで後はフラット。テーブルクロスやレースが透けて見えるので、 ガラス器を使うときはクロスにもこだわります。

絶妙な凹凸自体がいい味わいなので
ラフに盛り付けても様になります

独特なフォルムと色出しが特徴の辻和美さんのガラスの器。あずき色に近い絶妙なブラウンは、どんな食材もモダンな印象に盛り付けできます。

これガラス?とよく言われるのですが、れっきとしたガラスの器です。ガラス工房「factory zoomer」を金沢で主宰されているガラス作家辻和美さんの作品です。年5、6回しか全国での展覧会がなく、近くで開催されて行ったとしてもすぐに売り切れるので長年買えずにいたのですが、昨年ついに我が家に迎え入れられることができました。ガラス器には珍しい黒や茶色使いが特長です。こちらも形状は至ってシンプル。楕円形のフラット。絶妙な茶色の出方で野菜炒めでも天ぷらでもお刺し身でも本当に何でも映えるんです。重すぎずそれでいて寒々しくないため、冬の出番が多い1枚です。

余白をたっぷりとって
ちょこんと盛り付けると
アクセントになる三日月形

三日月のようなフォルムにひと目惚れしたこのガラス器は、NYのインテリアショップ「Crate & Barrel」で購入したもの。このお店はシンプルかつエレガントなガラスの器がリーズナブルに揃っているので定期的にチェックしています。この三日月形、一見使いにくそうに感じますが、何をのせても映えるので、実は登場頻度高めなんです。ご覧の通り、厚みがあり頑丈なのでガンガン使えるところも魅力的。写真のようなレンコンの和え物やパプリカのマリネなどの副菜や、食後のケーキやマカロンなどを盛り付けて食卓に明るさと抜け感を添えています。

長さ25㎝ほどの三日月形の器。中央にちょこんと盛り付けるのがポイント。カフェやレストランのような 演出感のある食卓に。

〈おまけのプチ情報〉
ガラスの器は食洗機がきれいに洗えます!

ガラスと食器洗い機の関係は諸説ありますが、私はこれまで食洗器に入れたことで割れた経験はありません。中性洗剤で洗っていたこともありましたが、それよりも断然ピカピカになりますし、楽ちんなので今ではガラスの器のケアは食洗機一択。ちなみに手洗いの場合は中性洗剤で洗い、ゆすいだ後はある程度水気がなくなってから、ふきんでふき上げます。ガラスを傷つける恐れのある研磨剤入りスポンジ、金属たわし、クレンザーなどはNGなのでご注意を。

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寒々しいと冬場は敬遠されがちですが、選び方次第で、季節を問わずスマートなテーブルメイクができるガラス皿。いろいろな食材、料理とマッチするので、実は最も使い勝手がいい器はこれかもしれないと記事を書いてみて改めて気づきました。