残ったおかずを「よそいきおかず」に変える盛り付け3アイデア

週末に近づくとお弁当や夕飯に作ったおかずが余っていることもありますね。一品としては出しづらい量も盛り付け方を工夫するだけで残り物感が薄まり立派な一食に様変わり。我が家の定番おかずを使って、器選びと盛り付け法をご紹介します。

お弁当用に作った副菜や常備菜に加え夕飯で作ったおかずが余り、気づくとちょこちょことした残り物が冷蔵庫にたんまりなんてことはありませんか? 捨てるものもったいないけど、はい夕飯!と出せるほどでもない…。そんなときは器や盛り付けを変えて、しらっと出すようにしています(笑)。見た目が変われば残り物感が薄まるだけでなく、ちょっとよそいき感まで出せるので不思議ですよね。

目次

とある日の我が家の残り物おかずを・・・

右上から時計回りにパプリカの揚げびたし、小松菜と油揚げのあえ物、紫大根のナムル、豚のみそ漬け、レンコンのツナマヨ和え、カブの照り焼き。


和カフェ風」「洋カフェ風」「料亭風
に盛り付け!

こんな和洋中バラバラなおかずが一度に食卓に並ぶことは普段はほぼないのですが、余ってしまったら盛り付けを工夫してどんと出してしまいます! 盛り付ける際のコツはテーマを決めること!! 今回は、和カフェ、洋カフェ、料亭風の3テーマで上記のおかずを使って盛り付けてみます。

お盆風のフラットなお皿を使って
余白の美を意識した和カフェ風盛り付け

おかずとおかずの間にゆとりを持たせるとリッチで上品な和カフェプレートに。

テーマを「和」にするときは、白やグレー、ネイビーなどのお皿を選ぶと品よくまとめられます。また、和プレートは余白の美がポイントだと思うので、ゆとりを持った盛り付けができるよう大き目の平皿を選ぶのがおすすめ。直径25㎝くらいの大きさが、バランスよく盛り付けることができて仕上がりも美しく決まりますよ。

和カフェ風の盛り付け方
ポイントは配色バランス!

ゆとりを持って盛り付けることでおかずひとつひとつの存在感が際立って、ちょっと高級感すら感じませんか? いつもの見慣れたしかも残り物もこんな風に特別な一食にできるのでぜひお試しください。

モダンなスクエア皿にぎゅっと盛り付け
お洒落な洋カフェ風

隙間は不要! ぎゅうぎゅうに盛ることで食欲をそそる洋カフェプレートに

洋カフェ風に仕上げたいときは、丸皿よりも写真のような表情のあるスクエアやオーバルなどの少し形に主張があるものを選ぶと変化がついてお洒落に仕上がります。深めでビビッドな色味を選ぶと地味めなおかずもなんだか映えるので白などよりは色のついた器が簡単ですよ。

洋カフェ風の盛り付け方
ポイントは配色と密集感

プレートがにぎやかに見え、食欲をそそる洋カフェ風盛り付け成功の秘訣は、ぎゅっと密度感を意識することです。残り物ではなく、あえてこの量、これだけの品数をプレート風に詰め込んだんだよ!と演出することができます。ひとりで自宅ランチなどにも、この盛り付け方はおすすめです。残飯処理してるのではなく、自分のためにお昼を作った感を味わえます。ちょっとしたことですが、こういうことが主婦にとって大事なポイントだったりしますよね。

小鉢や豆皿の配置が肝!組み合わせ次第で
残り物が料亭風にアップデート

器とおかずの色味を合わせたり、対比させたりして作り出す料亭風盛り付け。

小皿や小鉢を使う際に置き方やバランスに悩む!という話を耳にするのですが、それぞれのお皿と盛り付ける料理の相性が合っていれば器のテイストが違っていても不思議とまとまるものですよ。ごはんを何に盛り付けるかで土台が決まるのでまずはベースを決めましょう。後は小皿を並べていけば簡単に料亭風の完成です。

料亭風の盛り付け方
ポイントは器とおかずの相性を見極めること

ひとつひとつ皿に盛り付けているので、残り物感が最も少ないのがこの料亭風です。洗い物も増えてちょっと面倒に思えますが、自分で作ったいつものおかずも見え方が変わるとなんだか味わいまでちょっとグレードアップした気分になるので食卓の雰囲気をブラッシュアップさせたいときに導入しています。

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残り物のおかずも、いつものおかずも丁寧に盛り付けてあげるだけで豊かな食卓に変えることができます。忙しいときこそ盛り付け技を使って気分転換してみてくださいね!