大豆の青年期「枝豆」の意外な凄さとは?

家飲みが増える暑い季節は、凝ったおつまみは作りたくない…。そんなときの強い味方がお馴染みの枝豆! 栄養価が高く大人にも子どもにも最高だって知っていましたか? その実力を「ソイフードマイスター」でもある私、園原ゆかりがレポートしてます!

枝豆メインカット

大豆には植物性の大豆タンパク質の他、食物繊維、大豆イソフラボン、ギャバなど、女性にも嬉しい栄養素がズラリと入っているんですよ!

みなさんは枝豆が育つと大豆になるってご存知ですか?  枝豆は大豆の青年期、未熟な種子で、この時期は豆類ではなく野菜類に分類されています。成熟した大豆に比べてカロリーは低く、ビタミンB群やビタミンCが豊富なのが特徴。また鉄分も多く、野菜類のなかでも上位です。実は、鉄分含有で有名なホウレンソウよりも多いんですよ。ビタミンB1は糖質をエネルギーに変えてくれ、さらに大豆タンパク「メチオニン」がアルコールの分解を助けて肝臓の負担を軽くしてくれる効果があります。だからカロリーや健康が気になる方には、枝豆がお酒のおつまみに最適と言えますね!意外にもいろんな願いを叶えてくれる大豆の青春時代、枝豆の凄さについて話してみたいと思います。

いろいろな枝豆のお菓子も登場して
ちょっとしたトレンドなのかも??

ちなみにこのお菓子、お米で作られたチップスなので、私たちが体内で作ることができない必須アミノ酸も、枝豆とお米が組み合わせることで9種全て摂取することができる黄金コンビが成り立っていました。

枝豆は、手軽なことからお子様のおやつや間食にもおすすめしたいです。βカロテンが大量に含まれていて、風邪予防にも効果的です。家族全員が食べるべき枝豆ですが、冷凍のものや剥いてパウチになっているお母さんに嬉しいものだけではなく、最近はお子様や旦那様にもぴったりな枝豆のスナック菓子も数多く店頭に並んでいます。チップスで枝豆の栄養が摂れる時代になるとは、ソイフードマイスターとしては喜ばしい話です。その他、みんな大好きスナックの「じゃがりこ」に「えだまりこ」も登場。こちらも剥き枝豆を丸ごと使用し、うま味たっぷりです。こういったことからも密かな?枝豆ブームが到来していると言えますね。

海外でも大ブーム!
枝豆は英語でも「EDAMAME」

LAでは、枝豆がいっぱい入ったサラダがケールと一緒に売られていました。ヘルシー志向のロスっ子に大人気で、海外での枝豆の可能性を感じます。

そして昨今はLAやNYといった意識の高い人が多い都市部ではヘルシーでノンギルティーな食べ物として「EDAMAME」が注目されています。健康的なイメージの和食も大人気です。スーパーでも冷凍コーナーに日本と同じように枝豆が陳列されているというから驚きです。和風居酒屋で見かける「EDAMAME」は、塩茹でだけではなくいろいろアレンジされていて、インターナショナルな味付けに変身していました。例えば、塩だけではなくふりかけを使って味付けをしているものや、パプリカやバッファローソース(辛くて酸っぱいチキンウィングの味付けに使われるようなソース)で炒めているものも。斬新なアレンジで、私のレシピ作りにも参考になりました。ふりかけは、すぐに真似ができて簡単にいつもの枝豆に味の変化が出せるので、とても良いアイデアだと思いました。

栄養満点のおやつとして、食べてきれいになれる「EDAMAME」。ちなみに「re:sumica」では、海外からの斬新なアレンジレシピで、お酒と食べたら最高!といことで「実は作るのも簡単! ハワイで人気のビールのつまみ3選」という記事で枝豆レシピも紹介しています。そちらもぜひご覧になってください!

最後にソイフードマイスターの私から
覚えておいてほしい枝豆の食べ方を伝授

少しの醤油と山椒を加えて和えるだけでも、十分なアレンジになりますよ!悪酔い防止、二日酔い防止になる枝豆。なんと頼もしい存在なのでしょう♡

●茹でるより蒸すか焼くほうが栄養価は高い
●甘皮にもたっぷり栄養があるので
捨てるべからず

●前菜として食べると、コレステロールや
血糖値の上昇を抑えてくれる

私も枝豆が大好きで海外旅行でも「EDAMAME」の文字を見かけるとついついオーダーしてしまうほど(笑)!

この夏の猛暑で知らず知らずのうちに疲労は蓄積されていると思います。涼しくなってきてクイッと一杯! なんてときは、栄養価が高い枝豆をお忘れなく、ですね。