家族には毎日おいしいごはんを作ってあげたいもの。だけど、毎食手の込んだ料理を作っている余裕がある人は、それほど多くはないですよね? 料理上手5人の、簡単だけどおいしくて、家族が笑顔になれるレシピを紹介します。朝食やランチにおすすめな時短レシピで、楽しい一家団欒をお過ごしください。
暑さでキッチンに立つのもつらいこの時期はなおさら、下準備も調理も後片付けも時短したいところ。今回は、簡単なのにおいしい時短ごはんのアイデアを、料理上手なインスタグラマーさんにお聞きしました。
★★★ 10分で完成 ★★★
具材を詰めてトースターで焼くだけ!
「アボカドのグラタン」
コロンとした見た目が可愛い@m._ishidaさんが作った「アボカドのグラタン」。最初は切って散らしたアボカドにツナサラダをのせようと考えいたそうですが、「アボカドの中にツナサラダを入れて焼いてしまったほうが調理工程も少なく、見た目もお洒落でおいしそう」とひらめきました。
【作り方】
① ツナとみじん切りにした玉ネギを合わせ、塩・コショウ・マヨネーズであえる。
② あえた具材をアボカドに詰めて、チーズをのせる。
③ トースターで3~4分焼いたら完成!
「アボカドの皮が器代わりになるので、食べ終わったら捨てるだけ。洗い物が出ないし、全行程含めても、10分かからずに調理できるので時間のないときにもおすすめです。アボカドはビタミンや食物繊維も豊富で、朝ごはんにもぴったり。隠し味として、しょうゆを数滴入れると味が締まり、コクもアップしますよ」。このグラタンなら、あっという間に作ることができそうですね。
★★★ 15分で完成 ★★★
漬け込み時間短縮のアイデア。
「ふわぷるフレンチトースト」
インスタに多数のレシピ投稿されている@rina_kitchenさん。「ひと晩漬け込む時間がなくても染み染みのフレンチトーストを食べられないかと卵液の量やレンジの加熱時間など試行錯誤しました。家族みんな大好きで『程よい甘さと焼きたてのふわぷる食感が最高!』とよくリクエストされます。思い立ったらすぐできるので、急なリクエストにも対応可!」
【作り方】
① 牛乳・砂糖・バニラエッセンスを耐熱容器に入れて混ぜ合わせ卵液を作る。※耐熱容器は、食パンを重ねずに入れることができる大きさのものを(深めの皿でOK)。
② 卵液に半分に切った食パンを入れ、ふんわりとラップ。電子レンジ600Wで50秒加熱。
③ 裏返して同じく600Wで50秒加熱。食パンが卵液を全て吸ったらOK。吸い切れなかったら、様子を見ながら裏表10秒ずつ追加加熱。
④ フライパンにバターを熱し、食パンを並べ、ふたをして弱火で5分ほどこんがりするまで焼く。ひっくり返してまたふたをし、3分ほど焼く。
⑤ 器に盛り付けてホイップクリームをたっぷり。メープルシロップやバターなどお好みで。
ちなみに、@rina_kitchenさんがトッピングに使われているのは「ザーネワンダーホイップクリーム」。スプレータイプなので、忙しい朝でもふわふわのホイップクリームが好きなだけ堪能できすまよ。
★★★ 15分で完成 ★★★
夏バテ気味の体を癒やしてくれる
爽やかな香りが魅力の「冷や汁」
日々の朝ごはんを中心に投稿されている@emirry1227さん。「宮崎の冷や汁を参考に、より身近な食材で手軽に作れるよう考えたオリジナルの簡単『冷や汁』です。魚のすり身の代わりにしらすを、冷や汁(本来は、焼きみそを冷たいだし汁で溶いたもの)の代わりに冷やしたみそ汁を使っています」
【作り方】
① 濃いめに作ったみそ汁を鍋ごと氷水で冷やす。
② 器にごはんを盛る。熱ければ少し冷ます。
③ キュウリを薄切りにしてごはんの上に散らす。刻んだミョウガ、シラスを入れる。
④ みそ汁をかけ、千切りにした大葉をのせる。
「みその香りとミョウガの爽やかな風味、キュウリのシャキシャキ感などが相まってとってもおいしい。食欲のない朝でもさらと食べられるのがよいところです。大葉をなるべく細く切って盛り付けると、見た目がふわっときれいに仕上がります。夏になると食べたくなる我が家の定番メニューです」
★★★ 下ごしらえ10分+スイッチポン!★★★
炊飯器におまかせの手間なし調理。
「ポテトのキッシュ風」
@tomohouse.caféさんの作った「ポテトのキッシュ風」が丸く整った形をしている理由は、炊飯器で作ったから。
【作り方】
① ベーコンを1㎝幅に切る。
② ジャガイモを薄切りにし、水にさらした後、水気を切る。
③ ボウルに卵を割り入れて混ぜ、塩・コショウ・牛乳を加えて混ぜ、卵液を作る。
④ 炊飯器の内釜にサラダ油を薄く塗り、ベーコン・ジャガイモ・むき枝豆・ピザ用チーズを1/3量ずつ順に重ねる。
⑤ ④を3回繰り返し、卵液を流し入れて通常炊飯する。
「ジャガイモや枝豆、ベーコンをたっぷり挟んでいるので、卵よりも具材の味や食感を楽しめるレシピです。優しい味わいなのでケチャップで味にアクセントを付けました。炊飯器に材料を入れてスイッチを押すだけというのが火をできるだけ使いたくない夏にぴったりなんです。好きな具材をいろいろ入れてもOKで、チーズを入れると濃厚さがアップしておいしいです。ジャガイモは薄くスライスしたほうが、できあがりの断面がきれいな層になっていいですよ」
★★★ 7分で完成 ★★★
テーブルの上で作る過程も楽しい
ホットプレートの「蒸ししゃぶ」
ホットプレートを利用したレシピを数多くアップしている@midorikawa_kitchenさん。「ポン酢で食べるので、さっぱりとした味わいが魅力です。肩ロースと野菜の相性もバツグンでおいしいですよ!食感がよくなるので、モヤシはマストで入れることをおすすめします。レモンやユズを添えて味変を楽しむのもいいかもしれません。夫からも『ごはんが進むし、彩りもいいね』と好評です」
【作り方】
① プレートにモヤシを敷き、その上に豚ロースと半分に切った大葉を交互にのせる。
② 料理酒を回しかけてふたをして中火で5分。お好みでポン酢などを付けて食べる。
「ブルーノのコンパクトホットプレートは見た目がお洒落なだけでなく、食卓に置いても邪魔にならないサイズなのがメリット。何より具材を置いておくだけで手軽に料理が作れるので、我が家では頻繁に利用しています」
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手間をかけなくても、家族でおいしく楽しめるメニューはアイデア次第です。時短で手に入れた気持ちの余裕が、実は大切だったりもします。みなさん、いろいろ工夫して、マイ時短レシピを考えてみてはいかがですか?