今人気の「バナナジュース」おいしさ&栄養アップのアレンジ5選

今人気のバナナジュース。ミキサーさえあれば自宅で簡単に作れます。シンプルにバナナと牛乳で作るのもいいですが、食材をひとつプラスすることで、もっとおいしく栄養価も高く変身させることができます。管理栄養士の私が毎日楽しんでいるアレンジを五つ紹介します。

おいしいだけじゃない!
栄養もとれる万能ジュース

バナナジュースはバナナの甘味だけで、濃厚な味わいが楽しめるところが魅力です。気になるカロリーも、バナナ1本と牛乳100mlの飲み切りサイズであれば153kcalほど。この程度のカロリーであれば毎日飲んでも安心です。
バナナにはカリウムやビタミンC、食物繊維が含まれ、そこに牛乳を加えることでカルシウムもプラスされます。バナナジュースを飲むことで、むくみや肌荒れが気になる方や、便秘で困っている方の改善に効果が期待できます。おいしいだけでなく栄養補給もできるバナナジュースは、ぜひ毎日でも取り入れてほしい飲み物です。私も平日の朝にほぼ毎日バナナジュースを飲むようにしており、飽きずに飲めるよう日々アレンジをして楽しんでいます。バナナジュースがもっとおいしくなって、栄養価もアップするアレンジ法を5点紹介します。

皮ごとリンゴ+バナナジュース
味わいに爽やかさを加えるだけじゃなく
抗酸化力&食物繊維がアップ

【材料】(1人分)バナナ/1本 牛乳/100ml リンゴ/8分の1個

甘酸っぱいリンゴの味わいは、バナナジュースに爽やかさをプラスしてくれます。リンゴの皮にはポリフェノールや食物繊維がたっぷり含まれているので、皮付きのまま使うのがおすすめ。ポリフェノールには抗酸化作用があり、肌の老化や動脈硬化の原因となる活性酸素を取りのぞいてくれる働きがあります。バナナ自体にもポリフェノールが含まれますが、リンゴでさらに強化。食物繊維には便秘の解消だけでなく、糖や脂質の吸収を穏やかにしてくれる作用もあります。リンゴは薄くスライスして冷凍しておくと、作りたいときにすぐ使えて便利ですよ。すっきりとした甘さがちょうどよく、飲みやすいレシピです。

パイナップル+バナナジュース
このジュース1杯で、1日に必要な
ビタミンCの3分の1を摂取可能!

【材料】(1人分)バナナ/1本 牛乳/100ml パイナップル/3切れ

パイナップルを入れることで、酸味がプラスされ、さっぱりとしたバナナジュースに変身。パイナップルは、カットするのがちょっと大変なので、スーパーやコンビニで手に入る、カットされたものを、リンゴと同じように冷凍しておくと時短になります。実は、パイナップルにはバナナの2倍以上のビタミンCが含まれています。このジュース1杯で、1日に必要なビタミンCの3分の1がとれちゃいます。ビタミンCは免疫機能に関わるビタミンなので、積極的に補いたい栄養素ですね。酸っぱい刺激で目を覚ましたい朝や、さっぱりといただきたいときにおすすめです。

ブルーベリー+バナナジュース
PC作業などで目が疲れたときに
おすすめのアントシアニンを摂取

【材料】(1人分)バナナ/1本 牛乳/100ml ブルーベリー/10粒程度

ブルーベリーを入れることで、ベリー独特の渋さと甘酸っぱさが加わり、飲みごたえのある味わいになります。こちらもスーパーやコンビニで手に入る冷凍ブルーベリーを使うと便利。ブルーベリーに含まれるアントシアニンは、ポリフェノールの一種で抗酸化作用があります。さらにアントシアニンには視力の改善をしてくれる効果も期待されており、パソコン作業などで目を長時間酷使する方におすすめ。在宅ワークの方にはぴったりですね。ブルーベリーは、それほど酸味を感じさせずにガツンとした飲みごたえを加えてくれるので、濃厚なバナナジュースを楽しめますよ。

アボカド+バナナジュース
むくみが気になる朝におすすめ。
クリーミーな味わいも魅力です

【材料】(1人分)バナナ/1本 牛乳/100ml アボカド/4分の1個

癖のないアボカドは、バナナジュースに入れても癖がなく、クリーミーなバナナジュースが作れます。アボカドは野菜や果物のなかでも、際立ってカリウムや食物繊維が豊富。バナナ自体のカリウムも加われば、さらにたっぷりのカリウムをとることができます。この1杯でカリウムは730㎎。女性が1日に必要な量の3割ほどをとることができます。カリウムはむくみを取るのを助けてくれるため、お酒を飲んだ翌朝や、塩辛いものを食べ過ぎたときなど、むくみを取りたいときにおすすめ。また食物繊維はお通じ解消に役立つので、便秘対策にも◎。

きなこ+バナナジュース
ちょっと和テイストのアレンジ。
大豆イソフラボンが美容にもいい

【材料】(1人分)バナナ/1本 牛乳/100ml きなこ/大さじ1

きなこの風味がバナナによく合い、和のテイストのバナナジュースを楽しめます。きなこはカルシウムや食物繊維、鉄などの栄養素だけでなく、大豆イソフラボンもとることができます。大豆イソフラボンは、肌や髪のツヤを保ってくれる女性ホルモンに似た働きをすることや、更年期症状の緩和が期待できることが分かっています。きなこの栄養を手軽なジュースとしていただきましょう。フルーツ系の味に飽きたとき、いつものバナナジュースにちょっと変化をつけたいときにもおすすめ。牛乳を豆乳に変えてもおいしくいただけます。

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バナナジュースがおいしくなる、簡単アレンジを五つご紹介しました。バナナジュースは、手軽に栄養がとれて腹持ちもいいので、食欲がないときの朝食や小腹が空いたときにぴったり。ぜひおいしいアレンジで、栄養たっぷりのバナナジュースをたくさん楽しんでくださいね。