驚きの耐熱ポリ袋で作る「アイラップ料理」試してみたい超時短レシピ

他の食品保存用ポリ袋と異なり、熱湯OK、レンジOKの仰天スペックで支持を集めている「アイラップ」。その特長を生かして時短調理に利用する人が増えています。鍋を汚さずに超時短で作ることができる「アイラップ料理」は、そのバリエーションもさまざま。おすすめのレシピを紹介します。

写真は、〈左〉@tsubakiucoさん、〈右〉@premama_dishさん。

多くのポリ袋が熱に弱く溶けてしまうことがありますが、アイラップの魅力は熱湯でのボイルやレンチンしても大丈夫な高い耐熱性。この特性を生かせば、鍋や皿を汚さずに時短調理も可能で、いろいろな人がその成果をSNSでも紹介していますね。ちなみにアイラップは冷凍もOKなので、調理してそのまま冷凍保存なんていう超効率的な作り置きも可能ですよ。

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アイラップ初心者でも真似たくなる、おすすめレシピをチェックしてみましょう。

目次

湯煎しながら何度かひっくり返すだけで
ふわふわできれいな形のオムレツが

@premama_dishさんの投稿より。【作り方】 アイラップに卵2個を割り入れ、マヨネーズ大さじ1、塩コショウ少々を入れて、空気を抜いて袋の口をしばる。 卵が均一に混ざるよう、袋をよく揉みこむ。 鍋に湯を沸かし沸騰したら弱火にして、袋ごと卵液を15分間湯煎。 火を止めて、袋をひっくり返して10分間余熱で温めて完成。

@premama_dishさんのいち押しは、湯煎で作るふわふわのオムレツ。火加減や形成の難しいオムレツも、アイラップの湯煎調理だと簡単に形良くできちゃいます。「フライパンで焼かなくても、きれいなラグビーボール形のオムレツが作れます。コツは、湯煎しながら上下をひっくり返すこと。満遍なく火が通り、ふわふわでおいしく仕上がりますよ。忙しい日でも、アイラップの湯煎調理を取り入れると家事が楽になるし、袋の中で調理できるから、洗い物が減って節水にもなりました」トマトや粉チーズ、ベーコンなどを入れてスパニッシュオムレツにしても良いですね。

ごはんを炊くついでに作れちゃう
ほくほくおいしいアイラップふかし芋

@chimney224さんの投稿より。【作り方】 洗ったサツマイモをアイラップに入れ、なるべく空気を抜き袋の口をしばる。 炊飯器でお米と一緒に炊飯。 

@chimney224さんは、アイラップと炊飯器で安納芋をふかし芋に。「我が家の3歳と1歳の子供が大好きなふかし芋。お芋が旬の季節には、よく作っています。きっかけは、炊飯器でラップを巻いてふかし芋を作る方法を知り、アイラップでもできるかもと思ったことです。ごはんと一緒に炊いたふかし芋は、そのままおやつとして食べたり、サツマイモサラダにして食べたりします。つぶしてクリームチーズを混ぜて丸めるとおいしいですよ。アイラップなら、炊飯時にお米にサツマイモの味や匂いが移らないのがいいですね。ごはんが炊けた後、保温の状態でサツマイモもしばらく放置すると甘味が増してねっとりと仕上がります。ちなみに、お米は炊かずに、炊飯器にお水を入れてサツマイモだけ加熱する方法でもOKですが、事前に調理に対応している炊飯器かどうか確認してから作ってください」

低温調理も簡単だから、週1で作っている
自家製の柔らかサラダチキン

@tsubakiucoさんの投稿より。【作り方】 鶏胸肉にフォークで数カ所穴をあけておく。 鶏胸肉ひとつに対してハチミツ(砂糖でも可)大さじ1、塩小さじ1、水(酒でも可)大さじ2をアイラップに入れ、空気を抜いて袋の口を閉じよくもみ込む。 沸騰したお湯に入れ、鍋のふたをあけたまま極弱火で3分加熱。 火を止めたら鍋のふたをして1時間ほど余熱調理。

普段からボディメイクのために筋トレをしている@tsubakiucoさんは、サラダチキンのようなタンパク質メニューを常備しているそう。「漬け込み時間はゼロ。低温調理でじっくり火を通すだけの手間いらずのレシピです。糖と水が保湿してくれるので、とっても柔らかく仕上がりますよ。さらに柔らかくするなら、先にハチミツをもみ込んだ後に塩をもみ込んでみてください。今回紹介したプレーンのレシピはやや塩味が薄めなので、スライスして柴漬けやキュウリの浅漬けと一緒にサンドイッチにしたり、梅と和えたりするのがおすすめ。他にも、塩麹を使う、しょうが焼き風に漬け込むなどもおいしいですよ。調理が完了したら、そのまま冷蔵保存できる点もアイラップの便利なところ」

ポリ袋に入れてひと晩漬け込めば
朝にはおいしいフレンチトーストが!

@gie521さんの投稿より。【作り方】 アイラップに卵1個と牛乳100ml、ハチミツ 大さじ1、バニラエッセンス少々を入れてよくもむ。 ①に食パンを入れて、袋の口を閉じて冷蔵庫で1時間以上置いておく。 フライパンにバターを熱し、弱火でパンを両面を焦がさないように焼く  お皿に盛り、果物やホイップクリームなどをお好みで。

普段からアイラップを低温調理や料理の下処理に活用している@ gie521さん。「このフレンチトーストは、ハチミツを使った控えめな甘さが気に入っています。前の晩に仕込んでおけば、全体に卵液が染み込み、朝は焼くだけ。アイラップは他のポリ袋よりも丈夫で液漏れの心配もなく、漬け込む容器を洗う手間もないので、何かとバタつく朝には嬉しいですね。ポイントは、香りづけにバニラエッセンスを入れたこと。朝から幸せな気分に浸れます。代わりに、バニラアイスを入れても香りやコクがプラスされるのでおすすめです」。実は、もっと時短する方法も。アイラップに入れた卵液に食パンを入れ、袋を上下しながら5分ほど漬け込んだら、アイラップごと食パンに竹串で穴を数カ所開け、600Wの電子レンジで2分加熱。後は、アイラップから出してオーブントースターで表面に焼き目を。これなら本当に簡単ですね!

災害時やアウトドアでも役立つ!
アイラップでごはんも炊けちゃう

@kurashino.neさんの投稿より。【作り方】 アイラップに、お米2合と水400ccを入れ、空気を抜いて袋の口をしばる。 鍋にお湯を沸かし、お米と水の入ったアイラップを投入。ふたをして弱火で30分ゆでる。このとき、別の料理をアイラップに仕込んで入れておけば同時調理も可能です。 ごはんが炊けたら、5分ほど蒸らして完成。

最近の自然災害の多さから、アイラップでごはんを炊いてみようと考えた@kurashino.neさん。「台風などの災害が起こってスーパーなどの商品が品薄になっても、家にある物で工夫できれば慌てなくて済むと思ったんです。普通に炊いたごはんと比べると、やっぱりおいしさは劣りますが、災害時には十分心に染みる味なのではないでしょうか。いつ来るか分からない災害に備えて、知識として知っておいて損はないと思います。カセットコンロで一緒にレトルトカレーをゆでると、ガスボンベの節約にもなります。いざというときにおいしく食べられるよう、家族で練習しておくといいですよ。ちなみにアイラップ1袋で炊けるお米の量は2合まで。お米に均一に火を通すためにも、3合目からは袋を分けるのが鉄則です。同じ要領で、炊き込みごはんも炊けますよ」。この技は、キャンプなどアウトドアでも使えそうですね。

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下味付けから煮込み料理まで、幅広い調理工程に使えるアイラップ。一家に一箱常備しておけば、災害などの緊急時にも安心ですし、毎日の料理の時短や簡略化にも役立ちます。ぜひ、アイラップを使った簡単レシピに挑戦してみてくださいね。