フランス発「秀逸デザインの衣類スチーマー」なら出しっぱなしOK!?

服をハンガーにかけたままシワが伸ばせるスチーマーは、便利だからすぐに手の届く場所に置いておきたいですね。そんな人におすすめなのが、フランス発『SteamOne(スチームワン)』の衣類スチーマー。飾っておいてもカッコいいデザインが話題ですが、使い勝手はどうなのか、実際に試してみました。

主婦が嫌い(苦手)な家事ランキングの上位になることが多いアイロンがけ。その面倒な手間を軽減してくれると2013年頃から急速に市場が拡大しているのが衣類スチーマー。私自身、今ではよほど深いシワを取りたいときや、シャツをピシッと仕上げたいとき以外は衣類スチーマーに頼っています。今回試した『SteamOne』は、2010年にフランスで設立された衣類スチーマーメーカー。製品の魅力からヨーロッパ中に広まり、現在では多くのアパレルブランドがSteamOneの業務用衣類スチーマーを利用しているそう。この「S-Nomad」は、その成功を土台として登場した、コンパクトで家庭での利用も可能な製品です。まず驚いたのはリビングに置きっぱなしでも問題なさそうな、絵になるお洒落なデザイン。国内メーカーのものはアイロンをそのまま小さくしたような横型が多いのですが、これは縦長でスタイリッシュ。

  • 従来のスチーマーとは一線を画すクールなデザイン
  • 自立式だから、置き場所に困らない
  • 重量は約820gとちょっと重ため

目次

見た目だけじゃない、業務用も手掛ける
メーカーらしい使い勝手のよさ

  • 7個のスチーム穴から広範囲に噴射
  • 最大15g/分と、スチーム量もたっぷり
  • 140mlのタンクは、透明で残量が分かりやすい
  • スイッチを入れて45秒と素早い立ち上がり
  • トリガーを引くだけの簡単操作

背面にある電源ボタンを押し、青色のランプが点滅から点灯に変わったらスタンバイOK。約45秒で立ち上がりました。ハンドル部にあるトリガーを引いてみると、勢いよくスチームが噴射されます。これはなかなかパワフル。ちなみに青色ランプはマックスモードの状態。ボタンをもう一度押すと緑色ランプのエコモードになり、スチームの勢いが弱まります。約820gだからものすごく軽量というわけでもないですが、ハンドルは自然と握りやすい角度で、洋服にスチームをかけるときも手首に無理な力がかかりません。さらに水タンクが前側についているので自然と少し前傾する角度が、スチームを当てるのにちょうどいい!

いろいろな衣類に試した結果
機能的にも十分満足です

検証襟元やボタン周りがピシッと決まり
デニムシャツも、きちんと感が復活!

スチーム面を布に当て、シャツの裾を引っ張って密着させるのがポイント。見る見るシワが取れていき気持ちいい! 違いは一目瞭然!ボタン周りのよれも直り、襟元もすっきりしました。

ラインがきれいで上品に着こなせるところが気に入っているデニム風シャツ。しかし綿素材で洗濯するとシワシワになるので、アイロンがけする時間と気力があるときしか着られません。トリガーをロックして連続スチーム状態にしてから、上から下へとスチームを当てていくと、なんと1回でシワがきれいに取れました! 特に衣類スチーマーならではのメリットを感じたのが、ボタン周り。アイロンだと先端でボタンを避けながらかけなければいけませんが、これなら、ただ上からスチームをかけるだけなので、テクニックも不要です。

検証スーツの膝裏についたシワも
スチームだけでしっかり消えます

スーツのアイロンがけは当て布をしたりと手間ですが、スチームを当てるだけなら簡単。スチーム面を生地から少し浮かせても、これだけシワが取れました。ちなみにタンクを満水にして連続スチームした場合の使用時間は約7分。スムーズにシワ伸ばしできれば、洋服3枚ほどいけます。

検証アイロンのようにプレスしないから
フリルもつぶさずにふんわり仕上がる

ドレープやフリルは、ヘタにアイロンがけすると別のシワが入ってしまったり、つぶれてしまったりしますが、スチームならきれいにふんわり感を復活できます!

検証気になる臭いや菌、花粉も
スチームですっきり解決!

またスチームには、シワ伸ばしだけでなく、汗臭や飲食臭、加齢臭などの臭い取り、除菌・花粉などのアレル物質対策としても効果があるといわれています。息子の制服に、スチーム面に付属のブラシを取り付けて、表面のほこりを取りながらスチームを当てると、気になっていた汗の臭いが消えているのが分かりました。臭いが染み付く前にケアしておくと楽ですよね。

連続してガンガン使いたいときには
ペットボトルが取り付けられるのも便利!

ペットボトルの先に付属のアタッチメント(ユニバーサル・ボトルコネクター)をつければ、手持ちのペットボトルをそのままタンクとして代用できるんです! 専用タンクの容量は約140mlなので、500mlのペットボトルを取り付ければ、4倍近い水が使えます。洋服が多くて何度も給水するとなると大変なときに便利ですし、例えば旅先にこのスチーマーを持っていく場合、タンクは持ち歩かなくてもいいということは、荷物の省スペースにもなりますね。

スタイリッシュなデザインが話題のフランス発『SteamOne(スチームワン)』のポータブル衣類スチーマー「S-Nomad SN506SB」。サイズ:H220×W118×D173㎜ 重量:約820g 最大スチーム量:約15g/分

 

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いろいろな洋服でこのスチーマーの実力を試してみましたが、かなりの満足感がありました。衣類スチーマーは、軽量でスチームが少なめのものや、重くてスチームが多いものといろいろですが、これはちょうどバランスが取れた重量とスチーム量。どんなシワも取り去るというわけにはいきませんでしたが、ちょっとしたシワなら簡単に消してくれます。最大の魅力はやはり、出しっぱなしにしておけるお洒落なデザイン! まだ衣類スチーマーを使ったことがない人は、ぜひ試してみてください。