コーヒー愛が高くなるにつれ、道具へのこだわりが強くなるものですが、眺めて楽しいのは、コーヒースタンドじゃないでしょうか? インテリアとして飾ってもOKな、お洒落なものを集めてみました。ハンドドリップ派の方は、ぜひご覧ください!
サードウェーブコーヒーの台頭以来
再評価されているハンドドリップ
豆や道具にこだわり、一杯ずつ丁寧にハンドドリップで淹れるスタイルがサードウェーブの特徴。それって昔ながらの喫茶店じゃないの?と思うかもしれませんが、まさしくその通りで、日本のハリオ式ペーパードリップが世界中で大人気なんだとか。コーヒーの心地よい香りを鼻に感じながらゆっくりコーヒーを淹れる時間は、至福の時でもあります。そんな至福の時間を思い浮かべながら眺められる、お洒落なコーヒードリップスタンドを紹介します!
◆『bi.du.hæv』◆
オブリク コーヒードリッパースタンド
現代建築のような硬質な佇まいが魅力的。
お茶や水出しもできる汎用性も嬉しい
デザイン性の高いドリップコーヒーメーカーを発表しているbi.du.hæv(ビードゥハブ)のコーヒースタンドは、コンクリートと銅でできた本体にガラスのドリッパーがセットになったもの。他に類を見ないデザインは、ちょっとしたオブジェとして飾ってもカッコよさそうです。注ぎ口のコックは開閉可能。閉じておけば、茶葉やコールドブリューコーヒーのように、ゆっくりと抽出したいものも淹れられるます。洗うときのことも考えて、部品が分解可能なのもありがたいですね。
◆『ハリオ』◆
HARIO V60 ウッド コーヒー スタンドセット
これからハンドドリップを試したい人に
ぴったりな一式丸ごとセット
世界中のバリスタも愛用しているHARIOのV60シリーズの、ウッドスタンド、ドリッパー、サーバー、フィルターなどがセットになった、初心者におすすめのセットです。ドリッパーは、独特のスパイラル形状によりすっきりとしたうま味のコーヒーが淹れられます。木目の流れも美しいオリーブウッドのナチュラルなスタンドは、キッチンに出しっ放しでも生活感が出にくく、インテリアの邪魔になりません。その他、サーバー、メジャースプーン、フィルター100枚がセットになり、手に入れた瞬間からハンドドリップを楽しむことができます。ちなみにサーバーは、フタをしたまま電子レンジで温め直しOKなので、作りすぎても大丈夫!
◆『THE COFFEE REGISTRY』◆
キュレーターポーオーバースタンド
アンティークな実験器具のようなスタンドで
淹れ方をいろいろ試してみるのはいかが?
米コロラド州にある工房『THE COFFEE REGISTRY(コーヒーレジストリー)』で、 ひとつひとつ手作業で作られている本格派ドリッパースタンド。ウォルナットと真鍮でできたスタンドにガラス製のドリッパー付きで、真鍮のステー部分は3カ所にネジが取り付けてあり、回すことで高さや角度を調整することが可能です。マグカップやデキャンタなど淹れる器の高さに合わせてドリップすることができます。クラシカルな印象のスタイルは、本棚に置いたりすると絵になりそう。
◆『山崎実業』◆
tower コーヒースタンド
収納グッズが人気の「tower」シリーズには
こんなシンプルなコーヒースタンドもあります
機能的ですっきりした見た目の収納グッズが人気の山崎実業・タワーシリーズ。このスチール製コーヒースタンドは、下にサーバーやカップを設置、上に置いたドリッパーをスライドさせて使うアイテムです。スタンド下にカップを並べて置いて、ドリッパーを横に動かせばスピーディに複数のコーヒーを淹れられます。また、スタンドの上に複数のドリッパーを並べると、キッチンカウンターがちょっとした喫茶店の雰囲気に。使わないときは、折りたたむと幅3㎝とかなり薄くなる収納しやすさは、さすがタワーシリーズ。お手頃価格も嬉しいかぎり。色は白黒2色展開。
◆『KINTO』◆
SLOW COFFEE STYLE Specialtyブリューワースタンドセット
直線的でモダンなシルエットに
落ち着いたウッドと真鍮の組み合わせが新鮮!
「SLOW COFFEE STYLE」で一躍人気になったKINTO(キントー)のコーヒーシリーズ。このセットは、真鍮とウォルナットが組み合わされたスタンド、耐熱ガラスのドリッパー、サーバー、ステンレス製のフィルターで構成されています。窒化チタンコーティングされたステンレスフィルターがあれば、ペーパレスでコーヒーを楽しめます。直線的なスタンドに、サーバーには珍しい直線的なフォルムが相まって、とてもモダンな印象ながら、ウッドや真鍮が大人の落ち着きを加味しています。
◆『ロクサン』◆
ステンレスフィルター付きスタンドセット
鉄とコンクリートのカッコいい系スタンド。
付属のステンレスフィルターも定評あり!
ステンレスフィルターとスタンドのセットで、サーバーは付属していません。ロクサンのステンレスフィルターは、その二重構造に定評があります。内側の細かなメッシュと外側の粗めのメッシュが組み合わされており、ペーパーに比べて豆の味をダイレクトに感じられます。そのフィルターを支えるのが、コンクリートの台座と鉄のスタンド。男前なクールな印象は、インダストリアル系のインテリアに似合いそう。
◆『CHEMEX』◆
コーヒーメーカー
厳密にはコーヒースタンドではないけれど
インテリアとして映える秀逸デザインの一品
1940年代にアメリカで生まれた『Chemex(ケメックス)』のコーヒーメーカーは、MOMA(ニューヨーク近代美術館)永久展示品認定され、柳宗理も愛用していたことからも、そのデザインの秀逸性が分かると思います。実験室のフラスコを思わせるデザインは、ケメックスを考案したドイツ生まれの科学者ピーター・シュラムボーム氏が、実際に、フラスコをコーヒーメーカーの変わりとして使っていたことがきっかけだとか。道具としては、ドリッパー兼サーバー。フィルターを上部に設置して使います。耐熱ガラスに木製の持ち手、革ひもを組み合わせた独特のフォルムは、インテリアパーツとしてもうってつけ。ちなみに、ワインのデキャンタ用にも使える形なので、使い勝手もいいですよ。
◆『bodum』◆
POUR OVERドリップ式 コーヒーメーカー
こちらは、ドリッパー兼サーバータイプに
ステンレスフィルターがセットに
デンマーク発、デザイン性の高いキッチンアイテムを取り扱っているボダム社。特にコーヒーやティー関連のアイテムに定評があります。デザインは、ケメックスに似た、ガラス製のドリッパー兼サーバータイプですが、こちらはステンレス製のコーンフィルターが付属しています。ペーパーフィルターでは吸着されてしまいがちなコーヒーオイルをほどよく抽出し、コーヒー豆の個性が際立つ味わいに仕上がるのが、ステンレスフィルターの特徴。ころんとした愛らしいシルエットは、眺めていてもどことなく楽し気な印象です。
いかがでしたか? ハンドドリップが楽しくなり、部屋のインテリアとしてもおすすめなコーヒードリップスタンドを手に入れて、さらに豊かなコーヒーライフを楽しんでみませんか?