パーティプランナーの鈴木佐知子さんは、仕事に家事に育児にと忙しい毎日ですが、ちょっとした時間を見つけては、自宅にも花を飾るようにしています。 忙しいから面倒なアレンジは除外。それでも素敵に見えるアイデアは、さすがおもてなしのプロです。今回は、真夏に部屋を涼やかに見せるワザを紹介します。
今年は例年よりずっと早く梅雨明けしてしまいましたが、7月に鈴木さんが飾っていたのはアジサイ。1本にいくつもの花をつけるアジサイはボリューム感もあって、他の草花と合わせなくても十分絵になる美しさです。キッチン、リビングチェスト、壁際チェストと場所に合わせて大きさの違った花を活けていますが、共通点はどれも筒形のクリアなガラス花器を使っているところ。何かこのあたりにヒントがありそうです。
ガラスの花器で水のきらめきも
一緒に飾ると涼やかに見えます
鈴木さんが購入したあじさいは白い5本とグリーン1本。花の長さはカットせずそのまま自宅へ持ち帰りました。「飾る場所に合わせて、花の長さを変えたかったのでカットはしてもらいませんでした」(鈴木さん 以下同)
そして選んだ花器は場所に合わせて3種類。どれも筒形のクリアガラスで3つのサイズを使っています。「みずみずしさが心地いいアジサイは、ガラスの花器で水のきらめきも一緒に飾ると、涼やかに見えてきますよ。今回花を置いた、テレビが置かれたリビングチェストと壁際のチェストは、家族の写真を入れたフォトフレームと一緒に季節のデコレーション飾るため、フリースペースにしています。そういう場所を作っておくととても便利です」
「ガラスの筒形花器は、少しボリュームのある花に適していて、夏であればヒマワリやカサブランカなども涼しく飾ることができます。我が家の夏は、その3種類が多いですね」と鈴木さん。どれも身近な花なので取り入れるのは簡単そうです。ぜひチャレンジしてみてください。
〈Point〉花を少しでも長く楽しむためにミョウバンを準備
水をたくさん必要とするアジサイ。活ける前に水上がりがよくなるように処理をするのがコツ。「まずは茎の先を斜めにカットし、中にある白い綿のような部分を削り落とします。そして切り口にミョウバンを擦り込んであげてから活けるように。また葉っぱも余分なものは取っておきましょう。水上がりがよく、花が長持ちしますよ!」
監修
パーティ&イベントプランナーとしてピヴォワヌ主宰。ビジネスパーティからプライベートパーティ、ホームパーティまで、さまざまなパーティのデザイン及びプロデュースを担当。プライベートサロンやホテルなどでセミナー講師もつとめ、五感で楽しみ、人生を豊かにするパーティを提案しています!
https://pivoinetokyo.com/