インテリアスタイリストのおすすめ「家飲み価格でお洒落なワイングラス」5選

インテリアスタイリスト窪川勝哉さんに、3000円未満の家飲みにおすすめなワイングラスを紹介してもらいました。割るのが心配な高価なグラスだとのんびりワインが楽しめないと思いませんか? 手頃な値段でも、しっかりとワインの香りや味わいを堪能できてデザイン的にもお洒落なのはこれ!

自宅でワインを楽しむ際は、カジュアルな価格帯のグラスを愛用しているというインテリアスタイリストの窪川さん。「家は気取ったフレンチレストランとは違いますし、あまり華奢なグラスだとデイリーユースではちょっと扱いにくいですよね。来客が多い場合のことを考えてみても、何万円するような高価なグラスをたくさん揃えるのは現実的になかなか難しい。そこで2000円台までで気軽に使えるものを選んでみました。最近はこれぐらいの価格帯でも食卓においても安っぽくならず、なおかつ人とかぶらないユニークなデザインのものが増えてきているんですよ」(インテリアスタイリスト・窪川勝哉さん 以下同)

ホルムガード
スタブ 210ml
「SNSなどでもよく見かけてブームに!?
伝統的デザインをカジュアルに楽しめる一脚」

デンマークの建築家、イビ・トリア・モークが1950年代後半に製作したグラスの復刻版。北欧最大級のデザイン・インテリアのオンラインストア、ロイヤルデザインでも購入可。8,800円(4個セット)

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「デンマーク王室御用達のホルムガードは、インテリアなども手掛けているので、隠れファンの多いブランドです。これは1950年代に作られていたグラスの復刻版で、ステムが短くてずんぐりした安定感があるフォルムを採用しています。デザイン的にカジュアルに使えて実用性は高いし、ステムがあるけどスタッキングできるので収納もしやすいです。価格も1個あたり2千円ほどなので何個か揃えてもいいと思います」

木村硝子店
ベッロL
「バリウムクリスタルの輝きが美しい
ステムレスは極薄の口当たりの良さも魅力」

料亭で使われている極薄ビアグラスなども作るプロ向け食器の老舗。2,530円(税込)

「ワインを飲むときだけでなく、普通に水を飲むときに使ってもいいような、汎用性の高いステムレスのグラスです。バリウムクリスタルを素材に使っているんですが、この素材はクリスタルガラスのなかでもクオリティが高く、特に輝きに優れているんです。職人さんによるハンドメイドなので製品の精度も高い。極薄で口当たりも良く、ステムがないのでスタッキングもしやすいんです。ゲスト用に数を揃えてもかさばらずに収納できますよ」

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common
ワイングラス
「日本人の手になじみやすい
コンパクトでシンプルなワイングラス」

テーブルウェアの他、家具などもデザインしている角田陽太さんの作品。1,100円(税込)

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「コモンは日常的に使えるシンプルなテーブルウェア全般を手掛けている日本のブランドです。素材的にはごく一般的なソーダガラスなんですが、ステムが太くて短めなので割れにくいし、カジュアルなホームパーティにも使いやすいと思います。食洗機で洗うこともできますし、1個1100円という価格はかなりリーズナブルで魅力的です。プレート類もデザインが可愛いので、シリーズ全般でコーディネートしても素敵な食卓になりますよ」

IKEA
デュルグリープ ワイングラス
「佇まいの美しさと絶妙な口当たりが
素晴らしい!奇跡のワンコイングラス」

機能性と美しさのバランスを熟慮して生まれた北欧デザインのグラス。各399円(税込)

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「このグラスを手掛けたインゲヤード・ローマンはスウェーデンを代表する現役の陶芸家、ガラスデザイナーで、日本でもしばしば展覧会が開かれるほどの巨匠です。IKEAとコラボレートしたおかげで、高級グラスと同じような美しいデザインが圧倒的にリーズナブルな価格で楽しめます。この価格なので、万が一割ってしまってもダメージは少ないですよね。赤ワイン用グラスとより細身の白ワイン用グラスもあるので気軽なパーティ用に多めに揃えておくのもいいですね」

TASAKI SHINYA
エリカ 10oz
「トップソムリエがプロデュースする
ワインの香りを堪能できるグラス」

グラスのプレート部分には田崎真也氏のサイン刻印入り。2,975円(税込)

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「ソムリエの田崎真也さんが携わるワイングラスはバリエーションが豊富でチェックしてみると面白いですよ。これは最もスタンダードなタイプなんですが、飲み口のところが少し絞ってあって、それによってワインの香りの立ち方がうまく変化するようになっています。ワイン初心者が本格的なグラスを手に入れたくなったら、まずこのあたりから始めるのがいいんじゃないでしょうか。友達が集まったとき、『田崎さんのこんなグラスもあるよ』なんて話題も広がりますしね」

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ワインはグラスによって味わいも変わるもの。その変化を楽しむ意味でも、いろいろなデザインを揃えて試してみるのも良さそうです。

取材したのはこちら

インテリア&プロップスタイリストとして家具、クラフト、家電まで幅広い知識とセンスを生かし雑誌を始め、イベント時のコーディネートやマンションのモデルルームのなど多くの空間スタイリングを手掛ける。最近はスタイリングの枠を超えインテリアアイテムの開発にも携わっている。インスタグラムはこちらから

インテリアスタイリスト 窪川勝哉さん

http://interiorstylist.jp/