海や花火大会、お祭りなど夏はイベントが盛りだくさんですが、今年の夏は特に暑くて外出するのも億劫になりがち。仲のいい家族同士で涼しく自宅で盛り上がるのも一案です。子供も大人たちも気分が上がる、ホームパーティの飾り方を5つのポイントに分けて紹介します!
ホームパーティといってまず思い浮かぶのは、気の利いた料理やスイーツ、そしてお花やガーランド、バルーンでセンスよく飾られたキラキラした空間…。ホームパーティに呼ばれるのは嬉しいけれど、自分がホストになって人を招待するとなるとちょっとプレッシャーを感じてしまいますよね? そんな悩みを解決してくれるのはバースデープランナーとして活躍中の加藤奈緒さん。自宅でホームパーティのコツを教える教室を開く傍ら、カフェやイベント会場の飾り付け、ワークショップ講師などもしているいわばパーティのプロ。ご本人に小学生のお子さんがいらっしゃることもあり、特に親子で楽しめるパーティ作りに定評があります。「忙しければ前菜からメイン、スイーツまでデパ地下やデリで用意できますし、『コストコ』や『カルディ』に行けば海外風にアレンジすることもできます。また可愛いパーティアイテムは『フライングタイガー』でも探せますし、100均のものにちょこっと手を加えれば大丈夫」(バースデープランナー 加藤さん 以下同)。ちょっとした知識とコツを覚えれば、ホームパーティを楽しく演出する飾り付けは、それほど難しくありませんよ!
目次
ポイント1
部屋の飾り付けは、色やテーマを
統一すると意外と簡単!
「ホームパーティはゲストが主役。暑い中いらっしゃったゲストの方がより涼しさを感じられるように、夏場は寒色系を使った室内装飾でおもてなし! パーティのテーマや色を決めると装飾しやすいので、まずは仕上がりのイメージを固めましょう」。例えば、夏のホームパーティは、“トロピカル”、“ビーチ”、“マーメイド”などがモチーフにされることが多いため、爽やかなブルーやミントグリーンをテーマカラーにしてポイントに連想させる小物を絡めるとバランスよくシーズン感が演出できます。
ポイント2
必要な材料別に、購入するお店を
決めておくと迷わない!
「画用紙や厚紙、手芸パーツなど手作り材料系は『ダイソー』。商品の入れ替えが早い『セリア』や『キャン★ドゥ』では季節のスポットアイテムをチェック。キャッチーなアイテムを探すなら『フライングタイガー』、ナチュラルテイスト雑貨『ナチュラルキッチン』や『ソストレーネグレーネ』がおすすめ。用途に応じて100均やプチプラ雑貨屋をまわりパーティイメージを膨らませています」。どこで何を見つけるのかを決めておくと、効率よく時間をかけずに買い物を済ませることができます。基本はドットやストライプなどベーシックな柄のペーパーアイテムをいくつか用意しておけばさまざまなパーティに対応できるので、まずはそこから始めてみましょう! さらに「単語帳などに使うプラリングを使ってナプキンホルダーを作ったり、画用紙を帽子型にしてシールや手芸アイテムをプラスしたり、パーティグッズ用途じゃないものも、意外と活用できます」とのこと。100均では、店内を巡って使い方を考えるのも楽しそうです。
ポイント3
部屋全体ではなく、飾るスペースは1カ所に
まとめるとパーティ感を演出しやすい
家中を一生懸命飾った結果、なんとなくごちゃついてしまった…なんてことはパーティビギナーにありがちな失敗談。「全体に飾るより、装飾するスペースを一か所にまとめた方が室内にメリハリがつきパーティ感も増します。また、自然とその場所に人が集まってきて盛り上がります」。そんなパーティの飾りつけの際に常備していると便利な三種の神器といえば……。
1.ペーパーファン(紙で作られた平たい扇状の形をした装飾グッズ)
2.バルーン
3.ラティス(ガーデニングなどに使われる柵)
「ペーパーファンは壁に飾るだけで華やかな印象に。コンパクトにたためば扇子のようにスリムになるので、収納の邪魔にもなりません。バルーンは豊富にカラーがあるし、何よりリーズナブル。カーテンに飾ったり、糸をつけて天井から吊るすだけでも非日常的な空間が作れます。ちなみに、膨らます際には100均で売っている空気入れがあるとスムーズです。そして本格的に飾りつけをするならラティスがあると便利です。我が家は壁面が家具などで埋まっているので、目隠しも兼ねて園芸用のラティス(縦180㎝×横90㎝)と、すのこを白くペイントして4枚つなげた手作りラティスの2種類を用意しています。広い壁面があるならそこに飾り付けたり、大きな窓のレースカーテンを壁面替わりに飾り付けても素敵ですよ」
ポイント4
手作りにこだわるよりも、料理の
見せ方に頭を使うほうが10倍効果的!
パーティだからと言って、すべて手作りにこだわりたい!なんて、料理好きならアリだけど、実際はとっても大変なこと。自分の得意料理の他に、スーパーやデリで調達したものを組み合わせるのもひとつの手。その際は器選び、盛り付け方、装飾などワンアレンジを加えて。手軽な上、見た目の楽しさやアイデアがゲスト同士の会話のきっかけにもなって◎。「ウィンナーや唐揚げなど彩りが地味なメニューには盛り付けの際にピッグをプラスして楽し気に。チョコ系のお菓子はダークトーンの紙皿に入れると、市販のチョコでもシックで高級感がプラスされた仕上がります。カジュアルなパーティなら好きな柄の紙皿と紙コップを使った手作りケーキスタンドなんかをプラスしてもいいですよね」。料理が得意じゃない人でも、見せ方の工夫次第でホームパーティは盛り上がりそうですね!
ポイント5
写真で撮って可愛く仕上がる
フォトプロップスは、いくつか常備!
カラフルな室内装飾、食べるのがもったいないキュートなパーティフードなど、写真映え要素満載のホームパーティですが、みんなの楽し気な様子を撮影するなら、“フォトプロップス”が大活躍!「ホームパーティで写真撮影をするときにあると意外と盛り上がるのがフォトプロップスです。東急ハンズや100均などでも可愛いものが多々あります。自分で作るなら、厚紙やフェルト、はさみやカッター、のり、色紙や布、持ち手になる棒状のものさえあればOK。ハートやリボンなど簡単なものを、子供と一緒に工作するのも盛り上がります」。さらにこだわるなら、パーティハットやティアラなど普段はご縁のないアイテムを用意しても楽しい♪ SNSで共有することも当たり前のこのご時勢、楽しさを画像で残せるかどうかで、後々の印象も変わってきそうです。
ちょっと工夫するだけでホームパーティは一段と楽しく、思い出深いものになります。子供もママたちも笑顔になるデコレーション法を覚えておけば、友達に自慢できるママになれるかも!?
監修
東京都内講師自宅にて、バースデーや季節のパーティなど、ホームパーティのコツを学べる「Party Planning Lesson」の教室を開催。また、イベントなどでデコレーションを担当したりパーティグッズ制作のワークショップ講師としても活躍中。
https://www.facebook.com/goodbye.columbus