インスタグラムでも家中が真っ白と話題の@may_0516さん。東京郊外の分譲マンションを新築で購入してから17年目。子供のころからの白好き、清潔好きを貫き通していたら、“ほぼ全部真っ白な家”に行き着きました。
新宿から電車で15分、高級住宅街と言われるエリアに3LDK(132平米)の分譲マンションを購入して16年の@may_m0516さん(50代)。年頃の二人のお子さんがいても、パーソナルスペースをきちんと確保できる広さと、リビングの窓から見える景色に惹かれて購入しました。実は、この家に住み始める前から“家中を真っ白にする”ことは決めていたのだとか。「この家を内見したとき、壁紙や備え付けの設備が全部白だったんですね。いくつか物件を見たけれど、ここまで白いのはなくて。これはもう運命だと思って決めました」(@may_m0516さん 以下同)。
目次
素材の質感と光の陰影を上手に利用して
”全部白”でもメリハリの利いた空間に。
- 窓から降り注ぐ光を受けて部屋はより広く、より美しく見える。その効果をたかめるために、背の低い家具と布、レザー、藤、ウッドと素材で変化をつけるのは必須
- 視界を遮らないテクニックとしては家具の背の高さを合わせるのもポイントの一つ。素材も形も違うイスですが、高さが一緒だと統一感が生まれてきます。
- ソファーも背もたれは愛犬の体高と同じ、30cm程度。島忠で購入した布製ソファーは、汚れてもカバーが全部洗えるので白をキープしやすいのだとか。
角部屋であることと抜群の採光もこのマンションの魅力。大好きな白に囲まれながらも、部屋が単調にならないように、家具類は白でも布やレザーなどと素材に変化をつけていますが、それに加えて窓からたっぷり入る自然光を生かして陰影を作り、空間に奥行きを出しています。その大切な光を遮らないように“家具の背は低く”が@may_m0516さんのルールです。「リビングスペースとダイニングスペースは家の中でももっとも多く過ごす場所。よりリラックスするためにも圧迫感の排除と視線のヌケの確保、採光を遮らないことを意識しました」。
清潔感のある家にしたいから
家中真っ白に行き着いた!
- 「お家のシンボルとも言える玄関は特に清潔さに気をつけています。靴は全てシュークローゼットに収納し、お客さまの靴以外は出さないのがこだわりです」
- 「通常はお客さまには見せない場所ですが、キッチンは長くいる場所なので、もちろん白ベースです。ここで料理しながら窓から見える景色にいつも癒やされています」
- 「バス&パウダールームももちろん白です。既成のタオルやベッドカバー、衣類に至るまで気に入らない白はここでハイター漬けにして漂白します(笑)」
@may_m0516さんの白好きは清潔さの象徴。だから生活の基盤となる自宅も清潔感をテーマに作り上げ、玄関、リビング、寝室からバスルームに至るまでどこをとっても白い空間に行き着いたそう。「白だと汚れが目立つのですぐ分かりますよね。清潔かそうでないかが一目瞭然。どこもかしこも白なのは、汚れをチェックするためのバロメーターでもあります」。
家中を真っ白にキープするために
気兼ねなく取り替えられる
プチプラ家具をあえて選ぶ
清潔さを家造りの要とする@may_m0516さんにとって、白さをキープすることを念頭に家具はプチプラが基本。その理由は、汚れてしまっても躊躇せずに捨てることができるからだそう。また、気に入らない白は漂白したり、ペンキを塗ったりして自分好みの白にカスタマイズするほど根っからの白アディクト。その点を踏まえてもプチプラのものならペンキも漂白も思い切ってできるというわけなのです。
- 「レザー、ウッド、藤と素材の違いでスタイリッシュにまとめられたダイニングスペース。右奥に見えるチェストも含めて全て『イケア』のもの。掃除もしやすく、日常使いも緊張しなくていいので◎」
- 「リビング側から見たキッチン。食器棚や壁、カウンターは備え付けのものですが、手前のスツールは『イケア』です。白の空間にメリハリをつけるためにイスの上に添えファーは『ニトリ』で購入しました」
- 「ベッドはランプと合わせて『ニトリ』で購入。ちなみにベッドカバーや枕カバーは無印やニトリのものが多いのですが、白さが違うので、全部ハイター漬けにして好みの白に統一しています」
- 「以前は娘の部屋だったゲストルームにある化粧台は、立派だねとよく言われるのですが、『ディノス』のもの。藤のようなイスはベージュ色だったものをペンキで白く塗り直しました」
ゲストルームだけ淡い差し色を加え変化を
二人のお子さんが独立してからは、子供部屋として使っていた2部屋はそれぞれお友達や親戚が遊びにきたときのゲストルームとして活用されています。天井も家具も床も…家中真っ白の@may_m0516さん邸ですが、白だけだと逆に疲れてしまうのでは…?というゲストへの配慮から、ゲストルームはニュアンスカラーを添えて雰囲気に変化をつけました。「アクセントとして布ものや雑貨で色を入れています。家具はリビングやダイニングと同様、真っ白かつ背の低いもので統一。圧迫感なくくつろげるお部屋を目指しました」。
- 「一つはドレッサー付きの女性用ゲストルーム。淡いローズピンクなら白とも馴染むので気に入っています。コットンなど軽めの素材を選び、色が主張しすぎないようにしています」
- もう一つはスタイリッシュさをテーマにしたゲストルーム。「アイスグレーをポイントにしました。部屋の中でも最も面積を占めるカーテンは圧迫感が出ないよう薄いカラーを選ぶのがおすすめです」
大好きな白に囲まれた生活を送る@may_m0516さん。ここまで白で揃えることはないかもしれませんが、部屋を広く、清潔に、明るく見せるためのヒントがたくさん見つかりました。