梅雨の時期になると主婦を悩ますのがカビ。『レック』では「【激落ちくん】カビシリーズ」 を発売していますが、“赤カビくん”と“黒カビくん”に商品が分かれています。「これって、赤カビと黒カビで落とし方や効く成分が違うっていうこと？」と素朴な疑問が。それを取材しつつカビの正体に迫りました！
【激落ちくん】開発担当の岡部さんによると、「気温20℃以上、湿度70%以上の場所を好むカビにとって、浴室はまさにパラダイス。皮脂や石鹸のカスなどを栄養源にして、一気に繁殖していきます。弊社の商品が、赤カビ用と黒カビ用に分かれているのは、それぞれ原因菌が違い性質も異なるから。それに合わせて商品も企画しているんです」(岡部さん・以下同)
目次
◆赤カビと黒カビはこんなに違う！◆
赤カビと黒カビの違いを理解すれば、効率のいい攻略法が見えるかも。早速探っていきます！
ピンクぬめりの正体は通称赤カビ
黒カビ発生の前哨戦と心得て！
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- 排水溝や床にたまる垢や髪の毛はカビの大好物。清潔に保ちましょう。
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- シャンプーなどが入り込みやすい風呂イスの裏側は危険地帯。
浴室に出没するピンクぬめりの正体は「ロドトルラ」という酵母菌の一種。「通称赤カビで、黒カビとは違う菌なんです。せっけんカスが大好物ですが、水分だけでも繁殖できるため、猛スピードで広がってしまうのが特徴。１週間で数十億個になる場合もあるそう。人体に及ぼす悪影響はないとされていますが、発生しやすい条件が黒カビと似ていて、赤カビ自体も黒カビの栄養源になるので、いずれ同じ場所に黒カビができるシグナルと考えましょう」。見て見ぬふりは禁物ですよ！
ふき取るだけでも落ちやすい根無しの赤カビ。
仕上げはアルコールで徹底除菌を
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- スプレータイプは天井・壁・床など、広い面や手の届きにくい部分の掃除用に。
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- パッキンやドアレールなど細部の赤カビには、ブラシでかき出すようにとるのが有効。
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- 風呂イスや洗面器などの小物は、汚れがかき取れる専用シートでこまめに掃除を。
赤カビは、根をはることがないので、ブラシやマイクロファイバー、メラミンスポンジなどを使い、こすったりふいたりすれば、比較的簡単に除去が可能。ただ酵母菌自体が残っていると、同じ場所に発生を繰り返す場合も。しつこい赤カビには、アルコールなど除菌成分入りの掃除グッズを併用して、原因菌を死滅させましょう。毎日チェックして、ぬめりを見つけたらすぐ除去することを習慣に！
おすすめアイテムはこれ！
〈左から〉「レック」GN赤カビくん浴室除菌スプレー：アルカリ電解水でぬめりや皮脂汚れを分解し、原因菌を天然発酵アルコールで除菌・消臭。界面活性剤不使用。GN赤カビくん３WAY親子ブラシ：親ブラシと着脱可能な子ブラシ(斜めカットブラシ＋ポイントブラシ)のセット。広い面のこすりとりと細部のかき出しの併用が可能。GN赤カビくんセスキピカピカお掃除シート：洗浄力の強いセスキ炭酸ソーダ配合の、水だけでぬめりをかき取る特殊繊維シート。〈約H100×W140㎜〉５枚入。
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奥深く根をはる強力な黒カビは
健康を害する恐れもあるので要注意
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- 胞子が上部に舞い上がることで黒カビになりやすい天井。
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- 目地にできやすい赤カビを放置しておくとしつこい黒カビに。
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- 黒カビが進行するとパッキン自体が変色することも。
「黒カビは好湿性真菌(クラドスポリウム等)の一種。奥深く菌糸が入り込んで繁殖するので、一度発生すると、頑固で落としにくいやっかいなカビです。放置しておくと金属の色が変わってしまう場合もあるほど強力です。浴室はもちろん、エアコンの内部やサッシの内側など、水気と湿気が多い掃除がしにくい場所に生えやすく、喘息やアレルギーなどの原因になるとも言われています」。気がついたらすぐに退治が原則です！
黒カビの根こそぎ退治には
塩素や乳酸の強力薬剤がマスト
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- 壁などの広い面や、すきまの奥に入り込んだ黒カビには、液垂れしにくい泡タイプのスプレー剤が有効。
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- 溝・すきま・排水口・目地などに入り込んだ黒カビは、研磨剤入りのスポンジでこすり落とすのが効果的。
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- ゴムパッキン・タイル目地・風呂のふたなどの頑固な黒カビには、カビ取り剤配合ジェルを密着。
素材の奥深くまで入り込んでいる黒カビを落とすには、浸食している根を分解・除去する塩素剤、乳酸等の薬剤が有効。密着、浸透させる方法だけではとれない場合は、研磨剤入りブラシなどを使って落とします。程度により、週１または月１回程度の定期的な掃除が好ましいものの、黒カビ用の掃除グッズは薬剤が強力なものが多いので、使い方は慎重に。傷や劣化が原因で、よりカビが入り込みやすくなるので、洗剤の長時間の放置やこすりすぎはNG。
おすすめアイテムはこれ！
〈左から〉GN黒カビくんカビとり泡スプレー：塩素漂白剤が黒カビの根まで浸透し強力除菌・漂白する泡タイプのスプレー剤。汚れに泡が密着・浸透して、黒カビを徹底退治。アルカリ性。GN黒カビくんカビとります柄付き：研磨粒子入りの不織布が、水に濡らしてこするだけで頑固なカビを除去。狭いすきまにフィットさせやすい柄付き(２本入り)。GN黒カビくんカビとりジェル：垂れにくい濃厚ジェルが黒カビに激密着。塗って洗い流すだけの手間いらず。ピンク色付きが塗り漏れ、流し忘れを防止します。アルカリ性、低臭タイプ。
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赤カビは黒カビが密かに進行しているサインだと肝に銘じ、汚れが簡単に落とせるからと言ってピンクぬめりを軽視しないのが鉄則。赤カビ黒カビそれぞれの専用グッズを適切に使うことが、安全な完全除菌への近道だと学びました。そのうえで、湿気対策でまめに換気をする、ボディソープやシャンプーの泡が残らないようシャワーでよく流すといった、カビが発生しにくい環境作りで予防＆再発防止を心掛けるのも大事。今年の梅雨は、カビに負けないピカピカの浴室を目指しましょう。
※より詳しい商品の情報は「【激落ちくん】カビシリーズ」のサイトをご覧ください。
取材したのはこちら
【激落ちくん】でお馴染みのレック。レックという社名には馴染みがないかも知れませんが、【激落ちくん】の会社と言うと「ハイハイ！」と言われるほど【激落ちくん】はスタンダードな商品に。“お客様が感動する製品を一生懸命開発する”をモットーに、日夜生活に役立つ製品を世の中に出し続けています。最近では「カビ」対策をキーワードに、みんなが抱える悩みのカビ徹底退治のさまざまな製品を発売。このカビ対策シリーズは用途によって、日々のお掃除用は「赤」、徹底退治には「黒」、予防には「青」の色分けで用途を分かりやすく表示。ぜひ一度店頭でお確かめください！
