そろそろ春の運動会シーズン間近ですね。いつの時代も、運動会弁当に求められるのは食べやすさ、見栄え、食べ応え。なかなか高いハードルですが、それを楽にクリアできる進化系おにぎりが人気なんだとか。そんなお弁当のプチブームを追いかけてみました。
運動会弁当には、普段とは一味違う特別感、そしておじいちゃんやおばあちゃんを含む家族みんなが食べられ、なおかつ見栄えもよく食べやすいことが必要で、毎年頭を悩ませている人も多いのでは? 厳しすぎる条件にも思えますが、これをクリアするのが今回取材した進化系「おかずおにぎり」なんです。片手で食べられて写真映えもいい、皆さんがこだわった今どき運動会弁当をご紹介します。
目次
和洋アレンジ自在なおかずおにぎり。
大きさの目安は、食べやすい70g!
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目にも鮮やかなお料理投稿が大人気の@non_la_nonさんの運動会弁当は、ふたを開けた瞬間に子供も笑顔になる華やかさを大切にしているんだとか。「おかずはもちろんですが、おにぎりだけでも完結できるように味の異なる『おかずおにぎり』を用意(写真右上のかご)。具材は子供たちが好きなものを中心にしていますが、見た目の可愛らしさや食べやすさを意識しています。昨年はおかずと一緒に食べてもけんかしないバターしょうゆととうもろこしにぎり、イクラとサケの和風おにぎり、マヨネーズと黒こしょうのベーコン巻きおにぎりにしてみました。また、食べやすいようにおにぎりの大きさを70gにしたのもポイント。食べやすいサイズだし、並べた際に見栄えもいいんです。ちなみにこの時期にイクラを使用する際はしっかり冷ましてからふたを閉め、さらに保冷剤を添えるようにしています」
「おかずをのせた飾りいなり」が主役なら
その他はいつも通りでも特別感が!
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@mari6260707さんの運動会弁当は、おかずをのせた“飾りいなり寿司”が主役。「普通のおいなりさんは袋の中にごはんを詰めますが、飾りいなり寿司は半分に切った油揚げを甘辛く煮て、切れている部分を3分の1くらい内側に折りこみ、酢飯を詰めてから具材をのせます。見た目も華やかでおかずにもなるという優れものです。お弁当のバリエーションをおかずの数で広げようとすると結構大変ですが、おいなりさんをメインにすればその他のおかずは”いつもの”でも十分。おいなりさんは、いり卵と小エビ、レンコンとイクラ、キュウリとカニカマの3種類用意して、飽きることなく食べてもらえました。ちなみに5月の運動会は地味に暑いです。お弁当の傷み対策はクーラーボックスに大きな保冷剤を入れて対応しています」
選びやすく見た目も華やか! 意外と短い
お弁当タイムにおかずおにぎりはぴったり
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運動会弁当を作り始めて今年で9回目という@ume_430さん。「学校の運動会は毎年お弁当を食べる時間が短いと感じたのがきっかけで、子供がさっと食べられるおいしいお弁当ということでおかずおにぎりに行き着きました。こだわりは具材のバリエをたくさん用意すること。今年はサケ×イクラ、タラコ、唐揚げ、エビフライ、さっぱり系の梅干しにしました。5種類と具に変化をつければ飽きずに食べられます。また、おにぎりの具が見えると、パッと食べたいものが分かるし、見た目も可愛く、ボリューム感も出せます。5月~6月は気温がぐっと上がり食中毒などが怖いので、お弁当を作る全ての工程で手袋着用を徹底しています。おにぎりに関してはほろほろの食感に仕上がるよう軽めに握っています」
ひと口サイズの手毬おにぎりは
食べやすさと見栄えが両立できる!
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@masalenさんは5寸の3段重にぴったり収まり見栄えもいい手毬おにぎりを選択。「25gのごはんをラップで丸めたものを16個作り、イクラ×キュウリ、錦糸卵、ローストビーフ、明太マヨの4種類の手毬おにぎりに。このサイズだと5寸の重箱にぴったり収まり、お弁当のふたを開けたときにとても華やかなんです。子供にとって年に1度の晴れ舞台でもある運動会にお弁当で気持ちを添えたくてこんな形にしています。それに1個25gと小さいので、食べこぼしにくく、手も汚れないという利点も。それにいろんな味を少しずつ食べたいママやおばあちゃん用にも向いているんです。お弁当は通気性のいい木製のお重に笹の葉を敷いて傷み対策をしています」
おかずおにぎり以外の副菜は作り置きを
活用すれば当日の朝もバタつきません
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まんまると可愛い手毬おにぎりが並ぶ@ya.takacoさんの運動会弁当。「 運動会のお弁当作りは本当に大仕事。だからおかずは作り置きを冷凍しておいて当日の朝はおかずおにぎり作りに集中できるように段取りしています。メインとなる手毬おにぎりは見栄えも食べ応えも満足してほしいから、塩むすび、ふりかけ×梅干し、天かすを和えたたぬきおにぎり、サケ×イクラの親子握り、豚そぼろ&コーンなど大人にも子供にも人気の5種類を用意します。それぞれ単品で食べても満足感があり、おかずともマッチする具材選びを意識しました。5種類も大変と思うかもしれませんが、それぞれ用意した具材を入れて握っていくだけなので意外と時間はかかりませんよ!」
〈おまけ〉
暑くなりだすこの時期の運動会弁当は
あの手この手の保冷がマスト!
5月、6月のお弁当は暑さによる傷みが気がかりですよね。今回取材した皆さんもクーラーボックスや保冷剤、また殺菌作用のあるシソやササの葉を活用されていました。運動会というと、いつものお弁当箱より大きいのでこんな大きな保冷剤を使っている!という投稿も多く見かけました。保冷バッグを一番下に敷いて、その上にお弁当箱を積むといいようです。その際、冷えてもOKなフルーツやデザート類から積み上げるとメインディッシュのお弁当箱が冷えすぎないんだとか。
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運動会のお弁当というと準備が憂鬱に感じますが、おかずおにぎりを作れば特別感も食べ応えもクリアと主婦にとってはいいことずくめ! 暑さ対策を上手にしながら初夏の運動会弁当メニューの候補にぜひ、おかずおにぎりを入れてみてくださいね。