漬け込み不要!10分でできる【パン粉のフレンチトースト】が驚くおいしさ

特に眠たい朝、パパっとおいしい朝ごはんが作れたら、だいぶ楽なのにな〜なんて考えていたとき、編集部からテレビでやっていたパンを使わない時短フレンチトーストをお試ししてみてと依頼が。時短、フレンチトーストというキーワードに惹かれて早速試してみたら、これが驚くほど簡単でおいしかったのです!

ちょっと気分が上がる休日朝食の王道といえばフレンチトースト。ふわっとろっとした高級ホテルのような仕上がりにするには、パンを卵に一晩浸して味をよく染み込ませなければならず、準備に手間がかかってちょっと面倒。それがパンを使わずパン粉で作ると漬け込みもいらず、たった10分で高級ホテルのふわとろフレンチトーストが作れるというんだから、ちょっと見逃せないですね。

材料を混ぜて焼くだけ! 本当に10分で
できたパン粉フレンチトースト

材料はたったこれだけ! 材料(1人分) /1個 牛乳/50㎖ ハチミツ/大さじ2 パン粉/30g バター/適量

普通のフレンチトーストだと、パンやバケットを卵液に漬け込みますよね。漬け込まずにパパッとその場で卵液に浸しただけだとパンの中まで染み込まず、パサパサした仕上がりになってしまいます。“パン粉フレンチトースト”最大のポイントは、パン粉だから卵液が染み込むのが早いこと。実際、ボウルにパン粉を入れ、牛乳と卵を入れた瞬間からパン粉が液を吸い込みその早さに驚いたのと同時に、これならふわっと仕上がりそうだと確信しました。

2分ほどで仕込みが完了! ボウルにパン粉、牛乳、卵、ハチミツを入れて混ぜ合わせた状態。

軽く混ぜるだけでパン粉に卵液がぐんぐん浸透してご覧の通り。卵液が含まれるとパン粉が膨らんでしっとりしてまとまりやすいのも驚きでした。ただ少し水分量が多い気がして、べちゃっとならないかが、この段階ではちょっと心配でした。

中火で片面3~4分ずつじっくり焼く 卵焼き用フライパンで形を整え、中火で3分焼いてひっくり返した感じがこちら。

通常のフレンチトーストとは違い、ドロドロのタネを焼いていくのでフライパンではなく、卵焼き用フライパンを使うと上手に焼けましたよ! バターを敷いたあとタネを流し込み中火で3、4分じっくり焼いて。写真ぐらいの焦げ目がついたらひっくり返して同様の時間焼けば完成です。本当に拍子抜けするぐらい簡単。あとはお味がどうなのか!?

我が息子はパンだと思いつつ完食(笑)。
それぐらいしっとりふわふわで美味!

あんずジャムとマスカルポーネを添えてカフェのフレンチトースト風に盛り付けてみました。

さて、本当に10分足らずで完成したパン粉フレンチトースト。見た目も通常のパンで作ったものと変わらない焼きあがりです。まずは息子に何も言わずに黙って出してみると「しっとりもちもちでうまい!」と第一声。パン粉とは気づかずにばくばく食べてあっという間に完食し、もう一枚とおかわりを要請されました。通常のパンだともう一枚焼くのも浸けるのも手間ですが、これは混ぜて焼くだけだからすぐに出せて、息子もその早さに驚いていました。パン粉で作ってるんだよとネタばらしをすると目を丸くしながらも、「いつものよりおいしい」とのこと。このお試しを機に、我が家のフレンチトーストはパン粉で作ることに決めました! 今では忙しかったり楽したい日の定番朝食メニューになっています。

味はもちろん、360度どこから見ても普通のパンと変わらぬ見た目。こんなに楽に作れるならもっと早く知っていたかった(笑)!

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実はこのレシピは、テレビ朝日系で放送されている「家事ヤロウ!!!」という深夜番組で取り上げられていたもの。番組内でも「番組史上最高のおいしさかもしれない」と話していましたが、パン粉でフレンチトーストなんてじゃりじゃりしておいしくないのではと半信半疑でした。混ぜて焼くだけでこんなにふんわりしっとり本格派のフレンチトーストができるとは驚きです。テクニックもいらないし洗い物も最小限で済むので、夏休みも終盤に差し掛かり、朝、昼、晩と食事の支度に明け暮れてげんなりしているなら、手を抜きたい日のメニューにぜひ加えてみてくださいね。