骨付き鶏もも肉で本格ディナー!ヨーロッパで人気の「簡単&絶品ソース」レシピ

年末の慌ただしさでクリスマスディナーまで頭が回らない! でもせっかくのクリスマス、普通の鶏もも肉で簡単本格レシピにトライしてみませんか? ハニーマスタード+オレンジのコクがあって爽やかなソースがポイントです。イギリス在住15年の著者がご当地レシピをご紹介。

目次

丸ごとチキンがなくても本格的なクリスマスディナーは作れます。 今回はヨーロッパの家庭でよく作られている「オレンジハニーマスタードチキン」のレシピを紹介します。処理が難しい丸ごとチキンではなく、普通の鶏もも肉を使うのでいつもの料理の感覚で作れるのも嬉しいところ。ヨーロッパの肉料理にはフルーツがよく使われますが、なかでも相性がいいのがオレンジです。程よい酸味と甘味がハニーマスタードとマッチして、レストランで出るような絶妙な味わいになりますよ。

調味料をもみ込んで焼くだけ!
テクニック不要で誰でもレストラン級の味

【材料(2人分)】〈チキン〉 鶏もも肉/1枚(300~400g) ハチミツ/大さじ1 粒マスタード/大さじ1 オレンジ/1個 ニンニク/1かけ 白ワイン(なければ料理酒)/大さじ2 コショウ/適量 〈付け合わせ〉ジャガイモ/2個(約250g) バター/大さじ1 /適量 ゆでたニンジン/適量 ゆでたグリーンピース/適量

まずはチキンに下味をつける!

すりおろしたオレンジの皮とニンニク、塩小さじ1、コショウ3つまみ、白ワインをボウルに入れ混ぜる
こぶし大サイズにカットした鳥もも肉に①の調味料をよくからめてなじませる。その後冷蔵庫で2時間ほど寝かせて味を浸透。
焼く30分前に冷蔵庫から出し常温に戻し、粒マスタードにハチミツを加えてからめる。

チキンに味を染み込ませている間に
付け合わせを準備!

カットしたジャガイモを鍋に入れ、浸るくらいの水と塩ひとつまみ。竹串で刺しても崩れない程よい固さに中火でゆでる。
ザルで水気を切ったら鍋に戻し、火をつけ、鍋をゆすり、表面をやや粉ふきイモ状に。
熱したフライパンにバターを溶かしてイモを投入。表面が薄いきつね色になるまで焼く。

はチキンとジャガイモを
オーブンで25分焼くだけ

オーブントレイにクッキングシートを敷き、チキンとジャガイモと輪切りにしたオレンジを並べる。180℃に余熱しておいたオーブンで25分焼く。
オーブンで焼いている間に、付け合わせのニンジンとグリーンピースをゆでておく。

失敗しないためのちょっとしたコツ

  1. 熱湯をかけオレンジのワックスを落とす~ソースにオレンジの皮を使っているので、必ず熱湯で皮表面についているワックスや農薬などを落としましょう。
  2. オーブンで焼く30分前には冷蔵庫から取り出しておく~冷蔵庫から出したばかりで焼き始めると、表面に焼き色がついても内側は生の状態になりがち。均等に熱を入れるために常温に戻しましょう。
  3. 焼いたトレイに残った肉汁を盛り付け時にかける~トレイに残った肉汁にはうま味がたっぷり。盛り付けるときにチキンにかけてあげましょう。味わいに深みが出ますよ。

オレンジの皮が酸味とコクをプラス!
絶妙なバランスでさっぱりと食べられます

日本では肉料理にフルーツはなかなか合わせませんが、海外ではポピュラーな調理法です。ハニーマスタードソースは焼くことにより甘さが増し、オレンジの酸味が加わることで、さっぱりしつつもきちんとコクやうま味が感じられます。肉料理ですが、重たさもなくペロリといけちゃいますよ! ちなみに盛り付け時のちょっとしたコツをひとつ。白や淡い色味の器よりも、黒など暗い色味でマットな質感の器に盛り付けるとぐっとチキンが引き立ちます。さらにニンジンやグリーンピース、焼いたオレンジのように鮮やかな色味の付け合わせを添えると、華やかなひと皿にまとまります。

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下味をつけて焼くだけという簡単チキン料理は、ワンプレートにすれば洗い物も少なく済みます。このレシピならスーパーにある材料でできるので、手間をかけずに素敵で本格的なクリスマスディナーが作れます。ぜひお試しくださいね。