どちらかというと秋冬のイメージが強い甘酒ですが、ビタミンやミネラルが豊富で飲む点滴とも言われるだけあって、夏バテにも効果的なんだそうです。そんな甘酒を使って、暑さで疲れた体を癒やすスイーツを作ってみませんか?
ちなみに甘酒には、酒粕で作った酒粕甘酒と米麹甘酒がありますが、昨今、話題になっている甘酒は後者。栄養価が高いだけではなく、ノンアルコールなので子供にも安心です。ここが重要なので間違えないでくださいね!
★★★ 甘酒入りグラスティラミス ★★★
グラスに重ねていくだけの簡単さ!
さっぱりした味わいに息子もやみつき
普段から簡単レシピで作った子供のおやつを紹介してる@chelcy_nonさん。「子供と取り分けて食べようと作ったティラミスですが、1歳9カ月の息子がとにかく気に入ったようで、グラスを抱えて食べていました(笑)。甘酒自体に甘さがあるので、メープルシロップを少し足すだけでOK。包丁いらずで、ただグラスに重ねて入れていくだけというお手軽さもポイントです。お砂糖などを使っていないので、さっぱりした味わいになりました。改善点が思いつかないほど、仕上がりに満足しています。これはこれでもちろんおいしいですが、上にかけるものをカカオパウダー以外にストロベリーパウダーでピンクにしたり、間にジャムを仕込んだりしても楽しめますよ」
★★★ イチジクとブルーベリーの ★★★
麹甘酒アイスクリーム
今が旬のイチジクの食感も魅力!
爽やかな味わいが楽しめます
料理研究家としても活動している@yukosobさんは、ちょうど夏から秋にかけてが旬のイチジクを使ったアイスクリームを紹介。「冬のイメージがある甘酒を、暑い夏にもおいしく食べたいと思い作りました。溶かしたアイスを加えることで、コクがありなめらかな食感になっています。後乗せアーモンドとの食感の違いも楽しめるのがポイントです。今回はイチジクで作りましたが、モモやベリー系で作ってもおいしいと思いますよ」
★★★ 甘酒抹茶パンナコッタ ★★★
優しい甘味となめらかな食感で
男性にもおすすめのスイーツ
会社員として働く傍ら、レシピを考えて友人向けにお菓子教室を開くなど、普段からスイーツに囲まれた生活をしている@shi_sweets_さん。「体に優しいお菓子を作れないかと思っていたところ甘酒に出合いました。おいしさのポイントは、ゼラチンの量を形だしできるギリギリまで減らすこと。これでなめらかな食感になりますよ。夫いわく『甘酒が入っていることを知らされないと気付かないほど自然!』だそう。砂糖を減らし甘酒の自然な甘味を生かしているので、男性でもペロリと食べられちゃいます。甘酒は独特な風味がありますが、抹茶と合わせると甘酒が苦手な人でも平気なはずです。プリンカップのままでも食べられますが、お皿に盛るときはお湯に数秒カップ底をつけてから出すとスムーズに取れますよ」
★★★ 甘酒わらび餅 ★★★
ひんやり&もちもちな食感が
意外と癖になります
おうち時間が増えた今、自宅で簡単な和菓子を作ることにハマっているという@coo___ookさん。なかでも甘酒わらび餅は、材料も少ないのに本格的な味になったお気に入りのひと品です。「毎日暑く家族も夏バテ気味になっていたときに、甘酒を使った冷たいものを作ろう!とチャレンジ。家族からは『自然の甘味がおいしくて、もちもちした食感に冷たさがいいね』と褒められました。今回は片栗粉大さじ3の分量で作ったのでもちもちですが、柔らかくもったりとしたものが好きな人は、大さじ2の分量で作るといいですよ」
★★★ 甘酒のロールパン ★★★
ほんのり甘い仕上がりが家族に好評。
しっかりした食べごたえも魅力です
将来の夢はカフェ経営という@y.yama_712さんは、休みの日に料理やお菓子、パンを作っています。「知り合いからいただいた甘酒をパンに入れてみたら、普通のパンよりずっしりとした食べごたえのあるものができました。砂糖は少ししか入れてないのに、甘酒のおかげで甘味のある仕上がりに。『何もつけずに食べてもおいしい!』と家族からも好評です。仕込みの代わりに甘酒を使うと、生地のつながりが悪くなるので、しっかり力を入れてこねること、つながりが悪すぎる場合はぬるま湯を足し水にすることがポイントです」
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甘酒には、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、食物繊維、オリゴ糖や、システイン、アルギニン、グルタミンなどのアミノ酸と多くのブドウ糖が含まれていて、これらの栄養が点滴とほぼ同じ内容であることから、「飲む点滴」と言われているようです。実際は点滴のように摂取するわけではありませんが、少しずつでもおいしく食べているうちに元気になれるなら、そのほうがいいと思いませんか?