10年間「赤カビ知らず」な我が家のお風呂場ルール8カ条

掃除したはずなのに、いつの間にか出現するお風呂の「赤カビ」。高温多湿なこれからは特に悩ましい時期ですが、我が家ではここ10年くらい赤カビを見ていません。毎日の習慣づけがしっかりしていれば、特別なカビ取り剤などなくてもきれいにキープできますよ。

油断しているとすぐに表れる赤カビ。ヌルヌルと気持ち悪いし、放置しておくと黒カビの原因にもなるようです。赤カビは石けんかすが好物ですが、水だけでも増殖するのであっという間に広がってしまいます。

こんな赤カビは我が家にはありません!

そんな赤カビですが、この家に引っ越して以来10年見ていません。当然ながら黒カビもなしです! 我が家では、「浴室の掃除を面倒に感じない」ように入浴の際に次の八つのルールを守るようにしています。

  1. 浴室に無駄なものは置かない
  2. 立ってシャワーを浴びない
  3. 浴槽のお湯はもったいなくてもひとり使ったら抜いて出る
  4. 床や浴槽は熱いシャワーで洗い流した後に冷水を
  5. お風呂から出るときはスクイージーで水切りをする
  6. 排水口のゴミや髪の毛を取り、除菌スプレーをかける
  7. ボトル、蛇口、タイルの隙間をクロスでしっかりふく
  8. 入浴後3時間以上は換気する

入浴する都度これ全部するの⁉と面倒に思った方、 浴室で気になったところのお手入れをその日にすれば、洗剤を使った浴室掃除は10日に1度くらいで済むんです。ちょこちょこ掃除を心掛けることで、結果的にお風呂掃除の時短になりますし、洗剤も節約できますよ。

目次

ヒント①我が家は洗面器もイスもなし!
床置きせずに手すりやS字フックに
最低限必要なものだけ掛けてあります

水あかや石けんかす、皮膚汚れが付着しやすい床に、洗面器やイス、ブラシを置いたり、バスタブのふたを立てかけたりすると、それがカビの温床になることも。それぞれ洗い流したり、水滴をふき取ったりと手間がかかるし、狭い浴室が物に占領されるのが嫌なので我が家では使用していません。掃除グッズやボディタオルなどは浴室に付属されてる手すりに引っ掛けたり、S字フックで空中収納するなどして、湿気が残らない工夫をしています。

ヒント②バスタブのお湯は海外のように
体を洗うなどしてひとりで使い切る

壁や床に残る石けんかすや赤はもちろん、水自体もカビの原因になります。できるだけ石けんやシャンプーなどの泡が飛び散る範囲が狭くなるように、我が家では立ってシャワーを浴びるのは厳禁。バスタブにお湯をためた場合は、ゆっくり入浴を楽しんだ後バスタブ内で体や髪の毛を洗い、スポンジでバスタブをササッと洗い流します。そうすれば、輪ジミなどもできず清潔なバスタブがキープできます。 ちなみに洗い場を使うときも立ってシャワーを浴びると壁や天井に水や石けんかすが飛び散ってしまうので、水量を調節し、シャワーは手持ちでなるべく低い位置で使用しています。

ヒント③最後にお風呂から出る人は
スクイージーで水切り。水栓やボトル裏も
しっかりと水気をふきとる

浴室は排水口や床、ゴムパッキンなどカビが発生する場所も多いため、入浴後はスクイージーを使ってしっかりと水切り。水滴が残ったままにしておくと、水あかの原因になるだけではなく、いつまでたっても湿度が下がりません。スクイージーを使うと面白いように水が切れるので、お子さんも率先してお手伝いしてくれると思いますよ。いつの間にかぬめりが発生してしまうシャンプーなどのボトル類や蛇口やシャワーヘッドの水滴もしっかりふき取ります。雑巾より、ふき跡や繊維も残らずピカピカに仕上がり、速乾性のあるマイクロファイバーのクロスが我が家のお気に入りです。

ヒント④排水口をきれいにしたら
しっかり除菌スプレーを。最後に3時間以上
換気すれば浴室がしっかりと乾燥します!

こまめに掃除をしていないと、すぐにぬめりが発生したり、悪臭を放つことがある排水口。ごみを取り除くのはもちろんですが、最後に除菌スプレーをしておくと雑菌の繁殖が抑えられます。そして換気は、カビを発生させないために最も重要なこと。お風呂使用後お湯を抜き、浴槽や壁、床に熱いシャワーをかけて汚れを流します。カビの活動に最適な温室は20~30℃と言われているので、冷水シャワーをかけ、温度を下げます。水気を取ったら、浴室ドアの換気口、ガラリを開いた状態にして、ドアは閉じて3時間以上換気扇を回しておきます。そうすることで、ガラリが居室側の空気を吸い込み、浴室の天井から排気されるので、下から上に空気の流れができて、効率的にお風呂場全体の換気ができ床も乾きやすくなります。

〈おまけ〉浴室のちょこちょこ場掃除に
欠かせない3種の神器をご紹介

〈左〉蛇口やシャワーヘッド、ボトル類のふきあげに使用しているのは、そうじの神様の「キッチン用おそうじクロス」です。細く柔らかい素材なので、傷をつけずにピカピカに仕上がるので◎。〈中〉雑菌発生の防止対策に!という文言を見て買いだめしてた「ゼオスプレー」。これはもう発売されていないようですが、今やアルコール除菌が当たり前になっているので、お持ちのスプレーで浴室内のカビや雑菌発生防止対策をしてください。〈右〉何十年も使っている我が家のベストセラー、マーナの「お風呂のスキージー」。写真は旧バージョンですが、今発売されているものは見た目も白でスタイリッシュかつコンパクト。軽い力でサッと水切りができますよ。

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「今晩はゆっくりお風呂に浸かってリラックスしよう!」と思ったとき、清潔な浴室で入浴するのと、汚れを気にしながら入浴をするのとではリラックス具合は異なります。汚れをためてしまうと、お風呂掃除=面倒、だからやりたくない…という悪循環に陥ってしまいます。毎日のちょこちょこ掃除約3分が、結局は楽ときれいにつながるので実施してみてください!