意外な食材もおいしい!【炊き込みごはん】の新世界

秋の味覚を手軽においしくいただける炊き込みごはん。サツマイモや栗など定番食材もいいけれど、ちょっと飽きたな〜と得意のインスタグラムをパトロールしていたら見つけました、変わり種の炊き込みごはん。どんな味わいなのか想像しつつ、今晩のメニューにいかがですか?

炊き上がりを混ぜるときのいい香りも炊き込みごはんならでは。食欲をそそられるポイントですよね。写真は@yunacafeさんの黒米と長芋を使った薬膳風炊き込みごはんです。詳しくは本編をご覧ください。

年中食べられるはずなのに、なぜかこの時期になると食べたくなるのが炊き込みごはん。今年はちょっと趣向を変えていつもと違う炊き込みごはんに挑戦しませんか? こんな食材も炊き込むとおいしいんだ! わ、手軽で簡単!など、毎日の夕飯作りのヒントと手抜きアイデアがたくさん見つかりました。

目次

落花生農家直伝!
ほんのり甘い生落花生ごはん

 

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豆ごはんはよくあるけれど、落花生を炊き込むという斬新なレシピが今では毎年の定番になっているというのが@ma9yuさん家の炊き込みごはん。落花生農家では、この時期必ず炊くらしく、生落花生を購入した際についていたレシピメモをきっかけに作ってみたらホクホクした食感にすっかりハマってしまったんだとか。気になる作り方も実に簡単。殻から取り出した落花生をお米と炊くだけ。@ma9yuさんのお気に入りはお米2合にもち米を混ぜ、落花生をたっぷり(280g)投入し、昆布茶と薄口しょうゆで薄味に仕上げること。昆布茶の香りと落花生のホクホク感が絶妙にマッチして、家族はもちろん、おもてなしシーンでも評判のいい、この時期鉄板のメニューだそうです。

黒米と長芋の食感がたまらない!
体にも優しい薬膳炊き込みごはん

 

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fumie yanaseさん(@yana_cafe)がシェアした投稿

@yana_cafeさんは薬膳の知識を生かし、炊き込みごはんに玄米の一種である黒米をチョイス。黒米は、白米に比べたんぱく質・ビタミンB群などが豊富で、鉄分・亜鉛・カルシウム・マグネシウムなどミネラル分も多く含んでいて、胃を丈夫にし、冷え改善にもいいそうです。白米8:黒米2の割合で混ぜて炊くと、紫色に色づきとても華やかで玄米特有のもちもち感もアップします。さらにホクホクとした食感が魅力の長芋と一緒に炊くことで食感の違いが楽しめ、食べ応えも抜群。できあがった際に通常の炊き込みごはんのように混ぜすぎてしまうと長芋の食感が損なわれるので、軽く優しく混ぜるのがおいしくいただくポイントだそうです。素材のうま味をダイレクトに味わえるひと皿、ぜひ挑戦してみたいですね。

秋から初秋が旬の太刀魚を使った
上品な味わいの炊き込みごはん

 

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魚の炊き込みごはんと言えば、タイやサケ、サンマが定番ですが、@makiskitshenさんは大好きな太刀魚を炊き込んでみようと挑戦。太刀魚というと独特の臭みがあるので、炊き込みに不向きなイメージですが、ショウガの千切りを一緒に炊き込むことで生臭さを解消。白米に酒、しょうゆ、塩を加えて炊き込むと仕上がりは和の上品な味わいに。太刀魚の身がホワホワにくずれて、しょうがの風味と合わさり絶品なんだとか。炊き込む際、太刀魚の背びれにつながる太い骨を取り除くのを忘れずに!

ハーブで香りのアクセント
手羽先×タイムでしっとり鶏ごはん

 

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さまざまな炊き込みごはんを作っている@reojirouさんが最近ハマっているのが、手羽先とハーブを一緒に炊き込むという変わり種レシピ。鶏肉を炊き込むのはおいしいけれど、パサパサしてしまうのが気になっていたそう。そこで手羽先に替えてみたところ、ほんのり脂が染み出し、ごはん全体がしっとりしてパサパサ問題が見事解決。味付けはとてもシンプルに酒、しょうゆ、みりんをそれぞれ大さじ2のみ。そこに“タイム”というハーブを入れることで香り高く小洒落た炊き込みごはんに生まれ変わります。タイムは鶏肉との相性もよく、食感も邪魔せず、見た目もよく香り高い点でベストマッチ。完成後に添えることの多いハーブを一緒に炊き込んじゃうという斬新アイデア、試してみたくなりますね!

流行りのサバ缶を入れただけ!
味付けいらずの絶品、サバの味噌煮ごはん

 

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田中真由美 SUTAKOさん(@490930tanaka)がシェアした投稿

缶詰は賞味期限を気にせず使えるので、サバやイワシ、サンマの缶詰など我が家ではいくつも常備しているのですが、どれもごはんにのせるだけでもおいしいのだから、炊いてもおいしいのでは?と思ってチャレンジ。ちょうどサバの味噌煮缶が余っていたので炊いてみたところ、香りも味付けも良く、2人の息子も大喜びでした! 味噌煮の味がしっかりしているので特別な味付けがいらないのも楽ちんで◎。缶詰1に対し、ベストなお米の分量は3合。ちょっと彩りと食べ応えを足したいときは油揚げ、刻んだニンジン、ショウガをひとかけプラスすると味わいがグレードアップします。ちなみに味噌の汁っ気でできるおこげが最高においしく、我が家では毎回取り合いです(笑)。

 

秋も深まり、これからますます炊き込みごはんがおいしく感じられる季節です。いつもとは違う秋の味覚を炊き込んでみませんか~?