一時のブームにとどまらず、地方にも新しいお店が続々オープンし、増え続けている高級食パン専門店。目も舌もこえた消費者を相手に、各ショップの味や食感の違いは? 主食はパン派のという人にぜひ食べてほしい注目店の食パンをピックアップしました!
全国的にも人気が高まっている2斤1,000円前後の高級食パン。原材料や製法によって繊細に変化する食感の違いと、手軽に味わえるプチ贅沢感が、多くの消費者を虜にしています。今や大手コンビニでも手軽においしい食パンが買えるようになりましたが、ギフトや自分へのご褒美には、やっぱり高級食パンですね。
★一本堂★
「期間限定・生クリーム食パン」
フランス産発酵バターでアップグレード。
芳醇な香り広がる優しい味が魅力
大阪の住宅街で創業した「一本堂」は、今でも昭和のお米屋さんのように、身近でおいしい食パンを提供するのが原点。北米産の小麦粉を使いソフトな食感に仕上げた生クリーム食パンは、今年から採用されたフランス製発酵バターとたっぷりの北海道産純生クリームのハーモニーで、芳醇な香り漂う格別な味わい。程よい甘さとコクのあるうま味が人気の秘密です。全商品に乳化剤やハチミツ、卵、イーストフードは不使用、低トランス脂肪酸のマーガリンや国内培養のパン酵母など、原材料を厳選し、安心・安全にこだわっているそう。
◆おいしく食べるおすすめポイント
「シンプルにトーストして小麦の程よい香りを楽しみながら、お好みでバターやジャムと一緒にどうぞ。3日ぐらいで食べきれなかった場合は、ラップした後に密閉保存袋に入れて冷凍保存を。2週間以内で食べきるのがベストです」(広報・秋元さん)
「一本堂 新宿本店」
東京都新宿区富久町22-2
Tel. 03-6380-1670(予約可の店舗あり)
9:30~19:00 月曜休
※月曜が祝日の場合は火曜休
https://shokupan-ippondo.jp/
★ねこねこ食パン★
「プレーン」
こだわりはミルク100%の贅沢生地
ふわっと甘いキュートすぎる猫型食パン!
猫型の可愛らしいルックスと、うま味が詰まった生地が人気の『ねこねこ食パン』。昨年7月中部エリアに新規2店舗をオープン後、短期間で全国規模に出店を広げています。店頭には、プレーン、チョコ、あずき、チーズに季節限定フレーバーが加わったキュートな食パンがそろいます。生地の特徴は、水を一切使わず北海道産小麦と牛乳を練り合わせたというミルキーさ。隠し味にハチミツ・生クリーム・バターを入れて、なめらかでコクのある味に。耳が薄めで食べやすいふんわり食感も好評です。
◆おいしく食べるおすすめポイント
「当日は、そのまま生で。ほんのり甘くふんわりしたリッチ感が味わえます。翌日以降は、トースターでこんがりと焼けば、周りはサクサク、中はもちふわのW食感に。厚めにスライスしたバターをたっぷり塗ると、甘さがひきたちますよ」(広報・冨田さん)
「ねこねこ食パン イトーヨーカドー大森店」
東京都大田区大森北2-13-1 イトーヨーカドー大森店内1F
Tel.03-6459-6058(予約不可)
10:00~21:00(売り切れ次第終了)
不定休
https://nekoshoku.jp/
★銀座に志かわ★
「水にこだわる高級食パン」
アルカリイオン水が素材の味を
引き出す、和食にも合う次世代食パン
伊勢神宮内宮に奉納した実績を持つ高級食パン。いちばんのこだわりは仕込み水。食材のうま味を引き出す効果を持ちながらもパンには適さないと言われるアルカリイオン水を基に“魔法の水”を独自に開発。食べてみると、ハチミツ、生クリーム、練乳などのうま味が凝縮されているからか耳までもちもちと柔らかく、ほんのりとした甘さが口いっぱいに広がります。ふっくらとした食感とソフトな甘味は和食やお酒とも相性抜群だという意外性も。お米代わりに夜も味わえる新感覚の食パンです。
◆おいしく食べるおすすめポイント
「1日目は何もつけないで、生食ならではの焼きたての香りと淡雪のような口どけの良さを堪能してください。水分がいくらか減少する2日目にトーストすると、外はカリッと中はふんわりの焼き上がりに。生食のまま、和惣菜やお漬物、ワインとチーズなどと合わせるのもおすすめです」(広報・井野さん)
「銀座に志かわ 銀座本店」
東京都中央区銀座1-27-12 キャビネットビル 1F
Tel.03-6263-2400(予約可)
10:00~18:00(売り切れ次第終了)
不定休
https://www.ginza-nishikawa.co.jp/
★明日が楽しみすぎて★
「ウキウキが止まらない」
食パン激戦区の大阪にオープン後すぐ大人気。
厳選素材の独自ブレンドでふわふわ触感を実現
完成度の高さが瞬く間に評判を呼び、1日最高320本販売、月間販売本数8260本、月間最高入客数7545名を記録したお店。手掛けたのはインパクトがあるネーミングの高級食パン店を次々にヒットさせている、ベーカリープロデューサー岸本拓也氏。ネーミング通り、“明日が楽しみすぎて仕方がないおいしさ”を追求するために、香り高いフランス産発酵バター、きめ細やかさにこだわったオリジナル製粉の小麦粉、無添加のフレッシュな生クリームなど、素材を厳選し、口当たりのいい究極のふわふわ食感を実現。飽きのこないバターリッチな甘味と溶けるような柔らかさがやみつきに。
◆おいしく食べるおすすめポイント
「当日から翌日は、トーストせずにそのまま食べるのがおすすめです。翌々日以降は、厚めのスライスを密着包装し、脱気して冷凍保存を。食べる際は、予熱したトースターに冷凍のまま入れ、表面がやや小麦色になるまで焼いてください」(広報・平野さん)
「明日が楽しみすぎて」
大阪府大阪市中央区難波5-1-60 なんばCITY 本館1階
Tel.06-6631-7888(予約不可)
10:00~21:00(売り切れ次第終了)
不定休
https://ashi-tano.com/
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丹精込めて焼き上げられたパンの香りは、みんなを幸せな気分にしてくれます。今回紹介した以外にも、おいしい食パン専門店は続々登場しているので、パン好きには嬉しい悲鳴!(笑) 運命の食パンを探して回るのもいいですよ。