ちょっと斬新だけどおいしい炊き込みごはんのアレンジを紹介します。それほど手間ではない割に、特別感もある炊き込みごはん。でも、いつも同じレシピになってしまうと悩んでいるなら、ぜひ参考にしてバリエーションを増やしてみては?
秋は新米の季節。白いごはんをじっくり味わうのもいいですが、炊き込みごはんにするとお米のおいしさを新発見できますよ。新しい炊き込みごはんのアイデアを覚えて、お米のおいしい季節を堪能しましょう!
目次
「鶏の炊き込みごはん」
鶏のうま味たっぷりのごはんに
カリカリに焼いた皮の食感が新鮮
書籍「ごちそう!サンドイッチ」の著者でもある料理研究家の@miyu_25さんからは、食感が楽しい炊き込みごはん。「この炊き込みごはんは、カリカリに焼いた鶏皮の食感がアクセント。土鍋を使って作りましたが、炊飯器の炊き込みごはんモードでも大丈夫です。炊飯の際には、具材は混ぜ込まずにお米の上にのせて炊くことで生米にならずおいしく炊き上がります。鶏皮を焼いたときに脂が出ますが、その脂を捨てずに使うことが、鶏のうま味たっぷりの炊き込みごはんに仕上がるポイントです。冷めてもおいしいので、お弁当に入れたりおにぎりにしたりするのもおすすめです」
「ノドグロ煮干しの炊き込みごはん」
おだしとしても堪能しつつ
身もふっくらとおいしく食べられます
料理研究家でマクロビオティック講師、そして保育園の栄養士でもある@rika.yuiさんは、煮干しを使って炊き込みごはんに。「珍しいノドグロの煮干しを見つけて、だしを取るだけだともったいなく(笑)、身もおいしく食べられないかと炊き込みごはんを思いつきました。ごはんを炊く際に調味料を入れると具材に味が染みないので、先に具材に味付けしてから炊き上げることがポイントです。丁寧に骨を取って身をほぐしてから混ぜれば、身の部分もふっくらとおいしく食べられますよ。だしもしっかり出ていて、ノドグロのうま味がしっかり染み込んだゴボウも絶品です。炊き込みごはんが余ったら、手にしょうゆをつけたおにぎりや、ごま油を混ぜてレンチンしたチャーハン風にするのがおすすめ。煮浸しやポン酢和え、キムチなどの野菜の付け合わせを添えれば、栄養バランスもとってもいいですよ」
「ツナとしらたきの炊き込みごはん」
白だしとツナ缶だけの味付けでも美味!
しらたきを入れればちょっとヘルシーに
おつまみレシピやお弁当レシピで人気の@oneko_kitchenさんは、調味料ひとつで作れるヘルシーで簡単な炊き込みごはんを考案。「こちらの炊き込みごはんは、しらたきを入れているので、通常の炊き込みごはん茶碗1杯分で比べると、低カロリーです。また、しらたきが入ると食感がほろほろと軽くなり、食べやすい点もメリット。ツナとしらたきの炊き込みごはんは、ツナ缶と白だしのシンプルな味付けだからこそ、うま味を存分に感じられるメニューで、口に入れるたびに白だしの香りが立ち、食欲をそそります。優しい味のため、どんなおかずとも相性が良く、お弁当に入れてもおいしいですし、大きめののりで包み込んだおにぎりにするのもおすすめです」
「そのまんまブロッコリーごはん」
炊飯器に食材を入れるだけで超簡単!
野菜が苦手な子供たちにも人気です
フードコンサルタントで1歳の男の子と0歳の双子の女の子のママでもある@keiumeharaさんが、野菜を食べない息子さんのために編み出したのが、そのまんまブロッコリーごはん。「真ん中にブロッコリーを入れたズボラレシピですが、ゆでると溶けだしてしまうブロッコリーのビタミンCを逃さずとることができます。丸ごと炊飯器に入れるだけなので、手間もかかりません。味はツナの風味が効いていて、野菜嫌いの子も食べやすいと思います。炊くときにカレー粉を小さじ2杯入れると、カレーピラフ風にアレンジできますよ。余ったらおにぎりに。そうすれば、いつでも好きなときに食べられるので、とっても便利です」
「洋風のトマト炊き込みごはん」
爽やかな酸味が絶妙!
コンソメ味の変わり種
栄養士の資格を持つ@kaedemeshiさんに教わったのが、トマトを丸ごと入れた炊き込みごはんです。「ステイホーム期間に、ひとり暮らしの方でも簡単でおいしいレシピができないかと考えたメニューです。お米を研いで少なめに水を入れて、中央にヘタを取ったトマトと他の材料を入れて炊くだけですが、コンソメの味とトマトの酸味がマッチして、おいしいですよ 。友達にもレシピを伝えたところ、簡単なのにおいしいと好評でした。余ったら牛乳を加えてリゾットにしたり、盛り付けたごはんに粉チーズを振りかけたりするのもおすすめ。もちろん、そのままのりに巻いて食べてもおいしいです」
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好みの具材を入れて炊き上げる炊き込みごはんは、夕飯だけでなく、朝食やお弁当メニューにもおすすめです。余っても炊き込みごはんはアレンジも豊富なので、多めに作って冷凍しておくのもいいですよね。ごはんがおいしいこの季節に、ぜひ一度作ってみてください。