【住み家と風水:第11回】女性の運気を確実に上げる“火を使うアロマ”

家の風水というと、間取りや方位の良い悪いを想像しますが、それ以外にさまざまなことを風水的に見ていくことができます。要は“気の流れをよくする”手立てを考えるのが風水。占い師の月岡美緒さんに、気の流れを整えて幸せを呼び込むアドバイスをしていただきます。

目次

豊かな暮らしへと導く「香り」は
「火」の力で運気を高めながら漂わせる

お家の「香り」、つまりホームフレグランスにはスティックタイプのアロマディフューザーやキャンドル、アロマスプレー、ストーンフレグランスなど多くの種類があります。心や体を喜ばせてくれるものばかりなので、どれを選んでもマイナスに働くことはありませんが、風水で考えると、女性はアロマランプやアロマキャンドル、お香など「火」を使うアロマがおすすめです。「火」は女性の心やホルモンバランスを整え、精神の安定を与えてくれると言われています女性性を高めてくれますので、恋愛運、夫婦運、健康運アップにつながります。ちなみに風水とは直接関係がありませんが、炎の揺れを見ると集中力が上がると言われていますので、アロマを焚き、じーっと火を見つめるのも良いのではないでしょうか。

「火」と「水」のバランスの乱れが
女性の健康不安につながります

風水では、「火」は女性にとって欠かせないものです。けれど、文明が発達するにつれ、昨今の生活では火を使うシーンが激減。料理のときだけしか火を使わないという人や、オール電化で全く使わないという人も多いかと思います。

しかし、一方で「火」の反対要素である「水」は、日常で使用するシーンが増加。本来ならば、この二つのバランスを保ちたい。けれど「水」の要素が強くなっていることで五行説の流れに弊害が出て、気の乱れが生じていると考えられます。最近増加傾向にある女性特有の病気、乳がんや子宮頸がんも関係しているのではないでしょうか。高齢の方は安全面からもオール電化で構いませんが、50歳以下の女性は積極的に「火」の活用シーンを増やしてください。少し気をつけるだけで更年期を後ろ倒しにできるのでは!?と個人的に思っています。だからこそ香りを生活に取り入れるなら「火」を使うアロマをおすすめしたいのです。

とはいえ、小さいお子さんがいるなど、火を使うことが難しい環境の方もいるはず。その場合は、香りで運気を高めていきましょう! 香りで選ぶなら、風水的には女性性を最も呼び覚ますと言われている「イングリッシュローズ」のお花の香りがおすすめです。純粋な精油100%がベストですが、高価な成分ですので、ミックスされているものでも構いません。

良い気を体にため込むなら
リラックスできる空間の中央

「香り」は良い気を巡らせますので、香りを漂わせる空間としてはリラックスできるベッドルームやホルモンのバランスを整えやすいお風呂場が◎。ただし、シャワーでは「水」の性質が強くなり、良い気も流してしまうので、バスタブに入浴しながら香りを楽しんでください。その他にも「水」の性質が強いトイレはやはり避けたいですね。芳香剤は臭い消しの意味で使うなら置いても構いませんが、アロマ系は置かないようにしましょう。

実際に置く場所もこだわりたいなら、その場の中央に置くことがおすすめです。これは自分の体に良い香り(気)をためて、体内に取り込みたいから。中央に置くことで即効性も高まると考えられます。ただ、香りを楽しむだけと考えるなら窓際や水に流れるところでもOK。絶対にダメとは言いません。また、先ほどベッドルームで香りを楽しむことをおすすめしましたが、次の日のためにリセットをかけたいので、睡眠中は香りが漂わないほうがいいかもしれません。起きている時間に「火」をともし、寝る前に消して寝る。それを儀式的に行うことをおすすめします。

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アロマは香りを楽しむものですが、女性性を高め、恋愛運も健康運もアップします。同じ香りを取り入れるなら、ぜひ「火」を意識してみてくださいね。

監修

月岡美緒さん

ワークライフバランスを取りながら、毎日の生活向上を目指すバランリード(バランスとリードの造語)主宰。風水鑑定歴は12年。開運アドバイザーとして、風水をはじめ、西洋占星術、四柱推命、タロット、アストロダイスなどの見地から鑑定や各種セミナー、レッスンなどを行う。風水では土地やマンションの購入、転居時の吉方位の鑑定のほか、エネルギーチャージや運気を好転させるための方法を提案。キャリアカウンセリングとしても活躍中。

バランリード代表 月岡美緒さん