夏は気温も湿度も高くなり、寝苦しさや睡眠不足に悩む人が増える時期。たとえ短い時間でも、質の高い睡眠を手に入れるにはどうしたらよいでしょう？ 眠りにまつわる専門webショップ「ソーノボン(SONOBOM)」で、今いちばん売れている快眠グッズが、その手助けをしてくれるかもしれません。
画像提供：ソーノボン（以下同様）
眠りの専門店「ソーノボン」は、睡眠に悩みを持っていた店長・山本恵一さんが「眠れない人をサポートしてあげられるようなお店を開きたい」という思いから、約10年前にスタートさせたwebショップ。最近では、日々の睡眠不足の蓄積を表す「睡眠負債」という言葉が流行し、睡眠障害や不眠に対して、少しずつ注目が集まってきています。ソーノボンでは、山本さんが実際に試してよかったもの、本当におすすめしたい快眠グッズだけを取り扱っているので、体調や気持ちの状態に合わせて、どの商品を使えばよいか山本さんにメールで相談しながら選ぶことができます。
それではさっそく「ソーノボン」の売れ筋ベスト10を見ていきましょう。あなたの悩みにぴったりなものが見つかるかもしれませんよ。
目次
No.1：快眠セラピスト監修
3種類の快眠アロマオイル
寝具メーカーで研究開発をしてきた快眠セラピスト・三橋美穂先生が監修したアロマオイル。「緊張していたり深い眠りを求めているときには、木々の香りで深呼吸を促せるようディーププレス、考えごとで頭がいっぱいになっているときやイライラしているときは、すっとしたミントの入っているクールダウン、幸福感や安らぎを感じたいときは甘い花の香りのスイートトーリームがおすすめです。アロマに馴染みのない方でも気軽に使えるミストタイプは、枕やシーツ、寝室にシュッとひと吹きして芳香を楽しむことができます」（ソーノボン・山本さん 以下同）
『@aroma』のスリープシープシリーズ エッセンシャルオイル(10ml)1,620円(税込)
No.2：天然素材のつぼ押し棒は
使い方BOOK付きでリラックスタイムに
秋冬期に採材され、自然の力でじっくり乾燥させた檜を使用したつぼ押し棒。足裏や掌を刺激することで血行がよくなり、じんわりと体が温まって入眠しやすくなるグッズ。「ガイドブック付きなので、初めてツボ押しをする方からもわかりやすいと評判です。私はこれをベッドに持って入り、目を閉じながらゆっくりつぼを刺激し、眠りに入る準備をしています。眠る前につぼ押しを習慣づけることで、体に眠りのリズムがつき、入眠しやすくなりました」
『パーフェクトスリープ』のスティック (つぼ押し棒 & 使い方BOOK)2,376円(税込)
No.3：自動的に横向きにしてくれる
いびき防止のハイテク枕
いびきを感知すると、枕の高さが自動で変わるという画期的な枕。ポリウレタンでできたふわふわの枕が動き、頭を横向きに動かすことで狭くなった気道を広げ、いびきを軽減してくれます。「いびき軽減グッズは鼻や口に装着するような、眠りを妨げるようなものが多いですが、こちらは普通の枕と同じように使うだけ。高さが変わるのもゆっくりなので気になりません。いびきに悩みを抱える人は大変多く、高額ながらも、常にランキング入りするほどの人気です」
『Nitetronic』のグッナイトいびき対策枕 goodnite anti snore pillow 38,880円(税込)
No.4：誰かの腕にすっぽり包まれている
ような安定感ある抱かれ枕
メーカーではシリーズ累計12万個の販売数を突破し、ソーノボンでもロングセラー商品になっている抱かれ枕。仰向けでも横向き(抱きつける)でも心地よく眠れる形が人気の理由だとか。「枕と肩の間に隙間ができると、そこに力が入り肩凝りや不眠の原因にもつながります。この枕は肩から腕までをしっかり支えるデザイン設計になっているので安定した寝姿勢が保つことができます。ウレタンでできた付属品を使って、高さや部分的な調節ができ、自分の体型に合った形にカスタマイズすることも可能です」
『プレジール』の抱かれ枕 DUAL-NEO(デュアル・ネオ) 14,904円(税込)
No.5：脳波を測定して入眠と目覚めの
サポートをする仮眠用アイマスク
移動時間や、わずかな休憩時間にもしっかり休息がとれるよう、仮眠専用に開発されたイヤホン付きスマートアイマスク。リアルタイムで脳波を分析し、仮眠の状態が整うと、接続したスマートフォンのアプリがリラックスできる音楽を再生し入眠をサポート。「深い眠りに入ってしまうと、仮眠から起床するのがつらくなってしまいます。このアイマスクを装着すれば、眠りが深くなる前に目覚まし機能が働き、アラームが鳴って仮眠から爽快に目覚めさせてくれるんです。アプリには1200曲以上の楽曲が内蔵されているので、好みの音楽とともに快適な仮眠ができます。ちょっと目をつぶって眠るだけでも意外と疲れがとれるものですよ」
『Naptime』の仮眠専用スマートアイマスク Naptime 16,500円( 税込)
No.6：睡眠の専門医と開発した
快眠ドームイグルー
吸音スポンジと光を遮るアルミシートで作られた、静かで光の入らない空間を生み出す、頭を覆うドーム状のイグルー。「耳を塞がれているような適度な閉塞さが安心感を与え、落ち着いた快眠時間をもたらします。例えば、パートナーのいびきや歯ぎしりが気になるとか、寝室を伴にする家族のなかで明るくないと眠れない人がいるなど、寝室の環境改善のために購入される方が多いです。自分だけの空間で落ち着いて眠りにつきたい人におすすめです」
『プロイデア』のかぶって寝る快眠ドーム IGLOO(イグルー) 10,584円(税込)
No.7：親指をタッチして心拍を
キャッチしてリラックス度を測定
親指を30秒押し当てると、今の自分のリラックス度( ストレス度)を測定することができる機械。「リラックスできるような呼吸ナビゲーション機能があるので、おやすみ前に自分がリラックスできているかわからない人や、自分のストレス状態がわからずにいる人にはぜひストレスチェックしていただきたいと思います。何かグッズを使用したとき、どの程度リラックスできたかは本人の認識次第なのですが、こちらの商品は数値でリラックス度を測定してくれるので、効果を数値で感じられるところもおすすめです」
『トライテック』のリラックスキット Relax Kit 5,400円( 税込)
No.8：さくらんぼの種で作った
ベルギー生まれのアイピロー
布袋の中に4500粒のさくらんぼの種がぎっしり詰まった枕です。その昔、蒸留酒製造所の労働者たちが、さくらんぼの種を袋に入れて温めたものを体にあてて疲れのケアをしていたのがはじまりだそう。「アイピローは睡眠商品のなかでも人気ですが、枕を電子レンジで温め、目や肩に乗せ、目の疲れや、肩凝りを軽減させるこの商品は特に人気です。さくらんぼの種は中が空洞なので保温保冷の効果に優れているのが特徴。私は夏になると冷やして使用していますよ！」
『EURO-JAPAN ELEGANCE』のチェリーストーンピロー 2,916円(税込)
No.9：中央が空いていてお腹を
圧迫せずにうつぶせ寝できる枕
気道の確保がしやすく、無呼吸症やいびきなどのトラブルを軽減できると、うつぶせ寝を推奨した枕。中央が抜けている独特な形で、お腹が圧迫されることなく、楽にうつぶせ寝できるようになっています。「うつぶせ寝専用に作られた枕ですが、仰向け寝や横向き寝にも対応しています。一般に販売されている枕のほとんどは仰向け寝用なので、うつぶせ寝用の枕は珍しいですよね？ うつぶせ寝で心地よく眠れるグッズを探している人は意外と多いので、ぜひ試してみてください。中身がパイプなので通気性がよく、水洗いすることができます」
『Dr.Smith』のうつぶせ寝専用枕 フセロ2017 12,800円(税込)
No.10：光を用いて入眠に導くアイマスク
アイマスクの中に柔らかな青いあかりが光り、心を落ち着けて眠りを誘ってくれる睡眠アイマスクです。「マスク内の優しい青い光を見上げて意識を集中していると、脳から自然と雑事がなくなっていき、ウトウトしてきます。うまく眠れないけどどうしたらいいかわからないと悩んでいる方にはぜひおすすめしたい逸品です。かけたまま眠っても痛くない、軽い発泡樹脂でできているので、装着していることを忘れるように眠ることができます。つけて眠るだけという手軽さも人気を呼んでいる理由のひとつだと思います」
『Sound oasis』の睡眠アイマスク グローツゥスリープデラックスタイプ 7,344円(税込)
これから湿度と気温がぐんぐん上がり、今まで以上に寝苦しい季節となります。健やかな眠りの時間を手に入れて、日中の活動がスムーズにできるよう、上手に快眠グッズを取り入れてみましょう。
取材したのはこちら
お話を伺ったのは店長の山本恵一さん
自身が眠りに悩みを持っていたことからお店をオープン。自分が使ってみてよいものを中心に、webショップでさまざまな快眠グッズを取り扱っています。「僕自身、昔は仕事人間でした。海外を相手に仕事をしていたので、現地時刻に合わせ真夜中に打ち合わせをすることも多かったんです。また海外駐在時期は、ストレスとプレッシャーで胃に何個も穴が開き、十円禿げがたくさんできて、体はボロボロでした。当時は睡眠のことなどまったく考えたこともなく、今思えば、睡眠不足を自覚できない睡眠不足症候群だったと思います。そんな自分と向き合ったとき、睡眠の大切さを知り、健康という大切なものを失う前に同じような生活をしている人の役に立ちたいと思って、オープンさせたのがソーノボンなんです」
