プロから聞いた手順で【難攻不落の換気扇】の完璧汚れ落とし!

年末に業者への依頼が最も多い掃除場所は、換気扇。かくいう私も、油まみれの換気扇を見て見ぬふりのまま放置し、年末に1回だけ掃除をする始末。しかも自己流だと、こびりついた汚れがすっきりとれないのが現状でした。ハウスクリニーニングのプロ「おそうじ本舗」の尾崎 真さんから教わった、自分でできる換気扇掃除のコツで、今年こそピッカピカにします!

私の場合は、高いところにある部品を外す作業がまず面倒。またトイレや洗面所などと違い、見上げなければ視界に入らない(笑)ことも、つい換気扇掃除を後回しにしてしまう要因でした。プロ直伝の換気扇掃除方法をマスターすれば、きっと苦手意識もなくなるはず!

目次

用意しておくものは、この8アイテム

☑ゴム手袋
☑新聞紙
☑重曹
☑タオル(4~5枚)
☑30リットルのゴミ袋(2枚)
☑スポンジ(キッチン用)
☑使い古しの歯ブラシ
☑ヘア用リンス(もしくはコンディショナー)

私が今まで使ったことがないのが、新聞紙、重曹、ゴミ袋、歯ブラシ、リンスの5点。この新顔アイテムで、きれいになるのか楽しみです!

凄い裏技があるわけではなく
ちょっとしたひと手間が
プロの仕上がりに近づくコツ!

コンロの上に新聞紙を敷く

掃除中に、換気扇から垂れてくる汚れや部品が落ちてコンロを傷つけてしまうことを防ぐため、コンロの上に新聞紙を敷きます。汚れから身を守るためにゴム手袋をつけましょう。

換気扇フィルターを外し
可能であればファンも外す

換気扇のフィルターとファンを手で外します。ほとんどの場合、フィルターは手で外せますが、ファンは外せないことも多いので、その場合はプロに頼みましょう。ファンを止めている中央のネジは通常の逆方向、時計回りでゆるむようになっています。ネジが固い場合は、壊れることもあるので無理せずに。

ゴミ袋を使って部品をつけ置き

シンクに傷が付かないようにタオルを敷き、その上にゴミ袋を2重にしたものを準備。ゴミ袋の中に外したフィルターなどの部品を入れ、45~50℃のお湯を部品が浸かる程度にはります。カップ1杯程度の重曹を投入し、部品がしっかり浸るように空気を抜きながらゴミ袋の口を結んでそのまま20~30分漬け置き。なくしやすい細かい部品は、水切りネットに入れて口を留めておきます。重曹を入れすぎてしまうと塗装がはがれてしまう可能性があるので要注意。

部品を漬け置きしている間に
外せない部分をスポンジで磨きます

漬け置きしている間に換気扇の外側を掃除。約40度のお湯100mlに小さじ1程度の重曹を加えてよく混ぜた重曹水を作り、スプレー容器に入れます。スポンジに重曹水を吹き付け、汚れている場所を軽く磨いたら、お湯でしぼった雑巾で水ぶきし、仕上げに乾ぶきを。液垂れをしたり、洗剤の筋がシミになってしまうため、直接スプレーはしないようにしましょう。油がたまりやすいところがあればそこは入念に。

つけ置きしていたものを取り出して洗う

漬け置きした後は、油汚れが浮き上がってゆるんだ状態。フィルターは塗装がはがれてしまう可能性があるので、強くこすらずにタオルで汚れをふき取る程度に。ファンの細かい溝は古歯ブラシで、面積が広いところはスポンジを使ってこすります。落としにくい汚れには、さらに重曹水を吹き付けてこすりましょう。最後に水で洗って乾ぶきを。ファンに付いている「バランサー」と呼ばれる重りのような部品を動かしてしまうと、後で取り付けた際にうまく回らなくなるので要注意。取り扱いに不安がある場合は無理せずにプロに依頼しましょう。

外した部品を組み立て直した後に
リンスを塗布して汚れ防止対策を

掃除が終わったら、取り外した部品を元に戻します。最後にきれいな雑巾に市販のヘア用リンス(コンディショナーも可)を染み込ませて、換気扇の表面に薄く伸ばしながらふき上げます。リンスは静電気を抑制するので、ほこりなどの汚れが付きにくくなる効果があるそう。

もちろん大事なのは油が蓄積する前に掃除をすること。意外だったのは、プロ直伝の換気扇掃除の仕方も自己流のやり方も、部品をつけ置きしている間に外部を掃除する、という大筋は変わらないこと。使う道具やつけ置きの仕方の違い、ちょっとしたひと手間が、プロ流に仕上げるコツのようです。ちなみに、なぜ重曹がいいのかを伺ってみると、「酸性の汚れに効果的なのはアルカリ性の洗剤。重曹もアルカリ性で、また市販の洗剤よりも肌に優しいので、安心して使うことができます」(おそうじ本舗 尾崎さん・以下同)とのこと。ただナチュラルな分、ひどい油汚れは落ちにくい場合もあるので、汚れの度合いによっては市販のアルカリ性洗剤を適宜試してみるのも一案かもしれません。

換気扇の油汚れは放置すると危険
近くのエアコンに油が入り込む可能性も

換気扇の汚れは主に油汚れ。換気扇の油汚れを放置することの危険性を知ってほしい、と尾崎さん。改めて考えてみると、火を使っている頭上に油がたまっているという構図は怖いですよね。「フィルターに油汚れが詰まり、換気扇から垂れた油がコンロの火に燃え移る可能性もありますし、換気扇の吸い込みが悪くなり、キッチンの棚や壁まで油汚れが広がり、空気そのものがベタついてくることも。カウンター式キッチンのようにリビングダイニングとキッチンがドアで仕切られていない場所では、油汚れで吸い込みが悪くなっている換気扇より、その近くに設置してあるエアコンの吸引力が勝り、結果、エアコンの中まで油が付いてしまう場合もあります」。確かに、ガスレンジに油がぽたぽた落ちてきた経験が……。我が家は年末まで待たず、すぐに掃除をしたほうがよさそう(笑)!

パーツをすべて分解して徹底洗浄!
フードカバーや照明まできれいになる
プロに頼む換気扇クリーニング

ファンを外せないという場合は無理をせずにプロに頼んだほうが安心かもしれません。おそうじ本舗の換気扇クリーニングはフィルターやファンだけではなくフードカバーや照明なども分解し、徹底的に洗浄。分解したパーツを容器に入れて、業務用の洗剤とお湯で漬け込む際、そのままで漬けているとすぐに冷えてしまうので、業務用ヒーターを使い40~50℃の温度をキープ。そうすることでつけ置き効果がより高まります。プロの手による徹底掃除で、換気扇回りを一気にリセットするのもよさそうですね。

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今までは、市販の洗剤を吹き付けて放置した後、スポンジでこするだけでしたが、重曹のスプレー剤を作る、ビニール袋に漬け置きする、仕上げにリンスをつける、など初耳の換気扇掃除ポイントを学びました。それほど手間が変わらずできそう!とモチベーションもアップ。これからは油汚れを放置しないにように心掛けて、換気扇も空気もきれいなキッチンにしたいと思います。

監修

おそうじ本舗加盟店の掃除技術・店舗経営を指導するスーパーバイザー職を経て、おそうじ本舗の商品・サービス開発責任者に。多くの洗剤や機材のメーカーと繋がりがあり、最先端の洗浄技術に係わる知識は業界でも随一。専門的なプロの技、家庭で簡単にできるお掃除術など、テレビ、雑誌、新聞など多くのメディアで活躍中!

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おそうじ本舗   尾崎 真さん

https://www.osoujihonpo.com/